徒然日記

街の小児科医のつれづれ日記です。

乳幼児への不適切な抗菌薬処方は“小児科以外”で多い

2017年06月02日 06時11分59秒 | 小児科診療
 抗生物質関連の記事をもう一つ。
 日々実感している内容なので、ウンウン頷きながら読みました。

■ 未就学児への不適切な抗菌薬処方、小児科以外で多い
2017/06/02:ケアネット
 未就学児の上気道感染症(URI)への抗菌薬処方に関する、全国の診療報酬請求データベースを用いた京都大学の吉田 都美氏らの後ろ向き研究から、非細菌性URIへの不適切な抗菌薬処方が、年齢の上昇、男児、施設の特性、小児科以外の診療科、時間外診療に関連することがわかった。Journal of public health誌オンライン版2017年4月27日号に掲載。
 著者らは、わが国における2005年1月~2014年9月の診療報酬請求データベースから、外来での抗菌薬処方を特定し、各被験者の出生時から6歳までの処方パターンを調べた。また、ロジスティック回帰分析により、不適切な抗菌薬処方に関連する因子のオッズ比(OR)および95%信頼区間(CI)を推定した。
 主な結果は以下のとおり。

・データベースにおいて小児が15万5,556人、うち男児が51.6%、女児が48.4%であった。
・コホートの66.4%に抗菌薬が処方されており、第3世代セファロスポリンが最も多く(38.3%)、次いでマクロライド系(25.8%)、ペニシリン系(16.0%)であった。
・非細菌性URIへの抗菌薬処方は、男児(OR:1.06、95%CI:1.05~1.07)、施設規模、小児科以外の診療科(OR:2.11、95%CI:2.08~2.14)、時間外診療(OR:1.64、95%CI:1.61~1.68)と関連していた。


<原著論文>
Yoshida S, et al. J Public Health (Oxf). 2017 Apr 27:1-7.
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