徒然日記

街の小児科医のつれづれ日記です。

「新生児にキスをしないで」

2017年08月05日 15時35分26秒 | 小児科診療
 新生児が訪問者のキスを介してヘルペスに感染し、髄膜炎を発症し死亡したという記事を紹介します。
 ヘルペスウイルスだけではなく、RSウイルスや百日ぜきも危険です。
 風邪症状、口唇ヘルペスの症状がある大人は赤ちゃんに近づかないでください。



■訪問者からのウイルス感染により生後18日で娘を失った両親が涙の訴え「新生児にキスをしないで」
2017.7.22:Techinsight
 免疫機能が十分に発達していない新生児にとって、外部からのウイルス感染は注意が必要だ。このほど米アイオワ州で訪問者により口唇ヘルペスウイルスに感染したとされる赤ちゃんが、髄膜炎を発症し命を落とすという悲劇が起こった。両親は「お願いだから新生児にはキスしないで」と訴えている。『Fox 5 NY』『CNN』『Mirror』など英米メディアが伝えた。
 可愛いばかりについ頬や口元にキスをしてしまった訪問者によって、新生児がウイルス感染したというニュースはこれまでにも報じられてきたが、そうした軽はずみな行為によって生後18日の新生児の命が奪われるという取り返しのつかない悲劇が米アイオワ州で起こってしまった。
 過去のパートナーとの間にできた3人の子供を持つ母ニコル・シフリットさんは、現在のパートナーのシェーンさんとの間に4人目の子供となるマリアナ・リースちゃんを7月1日に出産した。ところがニコルさんとシェーンさんの結婚式が行われた7日、マリアナちゃんの容態が急変した。
 何も口にしなくなり、目を覚まさず呼吸が粗くなった娘を心配した両親は、結婚式を早めに切り上げてデモイン市のブランク子供病院へ連れて行った。そこでマリアナちゃんが口唇ヘルペスに感染し髄膜炎を発症していることが分かった。
 治療を受けていたものの容態が悪化したマリアナちゃんは10日にアイオワシティ大学病院へとヘリコプターで搬送され、数回にわたる輸血や懸命な治療が試みられたが、生後わずか18日で人生の幕を閉じた。
 ニコルさんは自身のFacebookで数回にわたりマリアナちゃんの様子を更新していたが、18日の朝「娘は父親の腕に抱かれて天使になりました。もう苦しむ必要はありません。サポートしてくれたみなさん、ありがとう」と投稿し、「娘のニュースが拡散して、この世に新しく生まれてくる赤ちゃんたちを守ってくれたら」という願いを綴っている。

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