テレキャス&ストラトの部屋

RolandのGT-001とzoomMS-50GでDAW制作を楽しんでいるよ

激安ウクレレもメンテナンスで使えるようになるかも・・?

2014年09月23日 | 日記
今回も激安ウクレレについて語りたいのだ

ギター弾きの方は物足りないと思うが・・ご了承願いたい

ウクレレもエレキギターも弦楽器なのだ

通じる部分は少なくないと思う


先日、鉄弦を張った音源をお聴きいただいたと思う



そのままでも良いのだが・・・

とりあえず本来のウクレレの音色も試してみようと思うのだ

お気に入りのカーボン弦に交換してみたのだ



通常のナイロン弦と比較してテンションが強いのが特徴なのだ

故に指先が出来ていない初心者には辛い弦なのだ

エレキのヘビーゲージのようなイメージで良いと思う



エレキ弾きの私としてはむしろナイロン弦が物足りないのだ


激安ウクレレとして紹介しているが・・・

正式な製品名は『MAHALO UK-120』という名前なのだ

同社のもっとも下位の位置づけのモデルという事になる

8種類くらいのカラーバリエーションがあるのだ


”お部屋のインテリアに最適です・・”


”ウクレレが初めての初心者も安心の低価格・・”


これがこのウクレレのセールスポイントなのだ

音に関するスペックに推す部分はないのだ


実際に購入した人は子供の遊び用、飾り用として購入しているようだ

いわゆる『トイウクレレ』なのだ


部屋に転がしておくようなオモチャなのだ



実際に購入した人の多くは

鳴らない・・

音痴・・・

作りが雑・・

などと良い意見が聞こえてこないのだ


同社も本格的なウクレレ演奏用に上位機種を推奨しているのだ


誰も楽器として認めていない可愛そうなウクレレなのだ

弦楽器の調整にも限界がある


エレキにもいえるが弦長が正しくない楽器は調整不可なのだ

ウクレレの場合にはブリッジの取り付け位置が重要なのだ


今回のウクレレはこの辺りは何故だか正しいのだ

私が所有しているフェイマスのソプラノに準拠しているのだ




「オクターブ調整を追い込めば使えるんじゃないかな?」

私の直感は正しいのだ



弦交換を機にさらに綿密にオクターブを追いこんでみたのだ

ナイロン系の弦の場合、そもそもが音程に対して不安定な構造なのだ

最初の段階できっちり煮詰めておく必要があるのだ


さらにはナットの溝と角度も適正に調整したのだ



簡単そうに感じる人も多いと思うが・・

削り作業故に失敗が許されないシビアな作業なのだ


経験と勘が頼りなのだ

最終的にはチューナーのような機会に頼る事になるが中盤は自分の目感覚が頼りなのだ


結果的は鉄弦の時点でも良い音程だったが・・さらに良くなったという印象なのだ


”激安ウクレレ≒使えないウクレレ・・”

という人が多い


すでに中級機種以上のモデルを所有している人に多いのだ

まぁ、ここまでシビアに調整できる素人さんは少ないと思う

プロの場合、こんなウクレレは相手にもしないのだ

お客さんから依頼があれば応じると思うが・・・

これらの調整だけで5000円以上請求されると思う

実売を越えてしまうのだ


エレキにもいえるがどんなに高価なギターやウクレレを購入しても時間経過と共に狂ってくるのだ

大きな括りでは季節ごと、厳密には弦交換の度という感じなのだ

ネックなども日々の天候で動いているのが常なのだ

「今日は何となく弾き易いなぁ・・」

と感じた事はないだろうか?


数日前と状態が変わっている事が理由なのだ

多くの場合、そこまで細かい部分気付く人の方がすくないと思う


いずれにしても購入後の簡易的なメンテは人任せではダメなのだ

演奏が上達しても一人前とは言い難い


まぁ、メンテ技術が向上すれば演奏力も伴ってくるが・・・


上手に鳴らせなければ『正しい状態』が分からないのだ



ウクレレの場合・・

弦長や弦の材質を含め、音程が不安定であるのが常なのだ

作りが良いとされる日本製でさえエレキのような音程には及ばない


”ウクレレの音程は指先で作るもの・・・”


あるプロの言葉なのだ


最近はこの言葉に意味が分かってきたのだ

特に5フレット以上のポジションでコードを作る時に微妙に力加減している自分がいるのだ

エレキでも力を売れ過ぎると音が♯することがある

それと一緒の原理なのだ


この辺りは自分の耳と弾き込むしかないのだ


ウクレレもある日突然上手くなるのだ

エレキと一緒なのだ

何かに開眼する瞬間があるのだ


それを見つけ出すのは自分自身なのだ

書籍などにそれっぽい事が書かれている事もあるが・・・


それが出来ない人に文章で説明する事は困難なのだ

ましてや文章の理解力がない人の場合・・・・


今回の音源では和音を中心にフレーズを組んでみたのだ

少々、ジャズの雰囲気も漂っていると思う


お世辞にも良い音とはいえない

スペック表にも『合板』としか記されていない

何の材の合板なのか?

不明なのだ


実はメンテ以外にも強引な方法で鳴りを引き出しているのだ

数日間、テラスでウクレレを干してみたのだ

通常ではありえないのだ


紫外線に晒すことは楽器にとって禁じ手なのだ

どんな材かも不明、おそらく生乾きの状態で作られていると思うのだ

鉄弦の場合には弦の力が勝ることが多い


一方のナイロン弦はとにかく繊細なのだ

弦とボディの状態が密接に関係しているのだ


数日干してはピックでかき鳴らす・・・

これを繰り返していたのだ

「お前はオモチャじゃないよ」

「お前は楽器なんだよ~」

というイメージで入魂したのだ


その音源がコチラなのだ

ちなみにオマケとして後半のウクレレのみの音源は上記画像のフェイマスのコア材の音なのだ

さすがに比較してみると作りと材が音に現れていると思う

いずれにしても1000円のウクレレで正しい音程を確保できたことは
今までのメンテ経験の成果だと考えているのだ



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