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この平穏退屈な日々にもそれなりに感動って在るもの。

便利さの恩恵「ダーリンは外国人 まるっとベルリン三年目」を読んで

2017-06-20 11:52:12 | 私の読書日記
小栗左多里の「ダーリンは外国人」のシリーズのファンで、いつの間にかドイツに移住していたさおりとトニーだが、「まるっとベルリン三年目」を読んでみて、ドイツのそれも首都ベルリンでの電車事情に改めて驚かされた。

漫画によると、主要路線(中央線みたいなの)が工事のために3か月くらい使えなくなることはざらにあるらしい。
そして、開通して喜んだのもつかの間、再び今度はストで動かなくなったり。

日本ではありえない電車事情。

日本は、ちょっとの人身事故でも遅延届が配られたり、今ではスマホにお知らせがきたり、その度に乗務員が懇切丁寧に謝罪のアナウンスをしたり。とにかく乗客はお客様感であふれてる。海外は、お店にしろ、電車にしろ、日本のように下手に出る感じはあまりなくて、フィフティフィフティだと思う。そして、それで本当はいいんだろうと思う。そう、今の日本ではストで電車が止まるようなことはありえないし、どんな時も当然のように電車は乗客を目的地へと運ぶ。


しかし、だからこそ、大地震が起きて、どうしようもなく交通網がストップしたりすると、私たちはパニックになる。
もちろん大地震だからパニックになって当然なんだけど、なんとなく、この漫画を読んでたら、ドイツ人は、いつもそういった類の不便さに晒されている分、不便さに慣れていて、そんな時も、臨機応変な行動をきっと私たち日本人より自然にできるんじゃないかなあと思った。


大変有り難いことに、日本は便利すぎて、そのせいで、“不便なこと、不便であること”が苦手で、パニックになる。

そして、便利さの恩恵を日々忘れてしまっている。


贅沢な悩みといったら、悩みだね。

しかし、ドイツの給食事情にも驚いた。
ぜひ読んでみて。面白いから。“その後”も期待してます!!

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がっかりしました・・・。

2017-06-13 13:09:16 | 私の読書日記
村上春樹の「辺境・近境」という旅のエッセイを読んでいたんだけど、がっかりしたことがあって。


メキシコのインディオの住むとても貧しい村で、ある美しい8歳の少女からバックを買ったらしいんだけど、
その際、値切ったり交渉したり、妥協したりの末にやっとおちついたその4000ペソ(当時のレートでおよそ160円)を払うのに、財布に1万ペソ(およそ400円)はあったにもかかわらず、お釣りはないだろうと踏んで、細かいお金であった3500ペソで勘弁してくれないか、これしかないからと言い切って(本当に、財布にそれしかなかったなら仕方ないが)買ったらしいのだ。

“その女の子は、ものすごく哀しそうな目で、長いあいだじいいいいいいっと僕の顔を見ていた。まるでスクルージ爺さんを見るみたいに。それから何も言わずに僕の3千5百ペソを受け取ってあっちに行ってしまった。今でもその女の子の目を思い出すたびに、僕は自分がこのララインサールの村で極悪非道な行ないをしてしまったような気がする。”「辺境・近境」メキシコ大旅行より抜粋。



だいたい、貧しい村で8歳の子相手に、160円程のカバンをわざわざ値切ったり、交渉したり妥協したりしなくてもいいものではないか?
もう既に売れっ子作家だっただろうに。

そして、それだけ交渉して決まった金額を、財布に本当は1万ペソ札があったにもかかわらず、お釣りがこないだろうことを危惧して、更に無理やり値切っで支払ったのだ。

正直唖然とした。

これまで色々な旅もののエッセイを読んでいてうっすら感じていたケチなのかな??という疑問が、これで証明された。

この人は生まれつきケチなのだ。

自分が飲みたいワイン代はケチらないくせに、そんな小さな子供に、たった日本円にして240円多く払うことをためらうのだ。

と思うと、もう続きを読む気があまりしなくなった。


たしか昔、イタリアで10万円くらいの航空券代がフイになりそうになって、物凄い躍起になって取り戻そうとしていたけど、
この人は、正真正銘のスクルージ爺さんなのだ。

ここで、多くあげたところでその子のためにならないと思ったのだろうか、ほかにもメキシコで民芸品を買うのに、少々高いし、値切り禁止だったということで、買うのをやめたと書いてあったが、山ほど持っていても、まだまだ欲しくてレコードは買うのにね。


本当にがっかりした。
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「愚か者、中国をゆく」を読んで

2017-06-13 12:39:40 | 私の読書日記
「島へ免許を取りにいく」を読んで以来、星野博美さんにはまっている。

今度は、「愚か者、中国をゆく」を読んだ。これは星野さんが大学時代香港に交換留学した際、中国をおよそ一か月かけて旅した記録で、時は1987年くらいの中国の記憶。これを何年か前に本にしたものだ。

星野さんは、中国をその後も幾度となく旅し、日頃ニュースで日本に伝えられる中国と、自分が見た中国との間に隔たり、違和感を感じ、今回本にしたそうで、私も2007年クリスマス頃に北京に行って、初めて中国を見てきて、実際そこで暮らす人(街の商店なんかの人)に触れたとき、日頃ニュースで知る極端な中国人、(何かに挟まって出られなくなった子どもや)とは大きく違うし、反日でもなく、むしろ普通以上の暖かみや、親しみを感じられた。

この本は、同じように香港に留学生としてやってきたアメリカ人のマイケルと共に著者が旅した様子(30年近く前なのによくも鮮明に)が、二人のやり取り、旅の始まりから、終わりまでが、読んでいると最後はもうほろ苦く切ない。


とっても正直ですてきな本だった。私はこういうエッセイが大好き。次は、星野さんの「迷子の自由」を読んでみます。

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七変化

2017-06-11 22:30:56 | わたし的育児日記
今日はお祭りだったので、初めての浴衣。私の子供の頃のと、帯は私の母が子供の頃、お母さんが縫って作ってくれたもの。布は古びないなぁ。60年以上前のものには見えない。







お兄ちゃんに憧れて、サッカー始めるんだって。まずは衣装から。
お兄ちゃん用に昔買ったZARAのスペイン代表のユニフォーム。 




同じ日に、七変化😆
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ズバリここ最近読んだ本、見た映画

2017-06-06 12:37:51 | 私の読書日記
今日は涼しい。

久しぶりに窓を全部閉めて家にいる。

何日か前に思った。もし嫌いなものを答えるなら、私の場合、暑い日の湿度=ジメジメが一番嫌いと答えようと。

カラっとした暑さなら大歓迎。でも、日本も年々東南アジア化してきていると思う。それもこれも、温暖化のせいだろう。


ここ2,3週間で読んだもの、見たもの。

「はじめてのエシカル 人、自然、未来に優しい暮らしかた」末吉里花

図書館で偶然みつけて手に取る。エシカルという言葉、聞き覚えはあったけど、読んで初めて知る世界の現状。

オーガニックコットンってよく聞くけど、コットンを作るのに、そんなにも強い農薬が撒かれ、作り手側を苦しめてたこと全く知らなかった。

サッカーボールを5歳くらいの子供たちが縫ってるのも知らなかったし、その大変さ、中には失明する子もいるって。

以前テレビでやっていた中国の縫製工場。某プチプラブランドの洋服を作っているんだけど、その過酷な働かせ方、暮らしぶりに絶句する。

この本は、まずはそういうことを知る一歩になってくれる。


「春にして君を離れ」アガサ クリスティ

大好きな敬愛するアガサ クリスティの殺人は起こらない夫婦の半生を振り返る物語。

探偵小説の女王だからこそ、人間の内面を描かせたら、右に出るものはいないんです。

私は、この時代の世界観も大好きだから、読んでるだけで幸せなんだけど、3人の子供を育て上げ、完璧な主婦を自認する妻が
旅の途中で、普段とは違う場所に身を置いたことで、自らを振り返り、そこに普段は目を瞑っていた真実が見え隠れしてくるんだけど、旅の終わりに、いつもの家に戻ることで、またその真実が遠のいてしまう。

読んでいて、妻ばかりを責める気持ちがあったけど、解説を読んだら、そうか、夫も夫なんだな、と。見ないふりをし続けるのも恐ろしい罪なんだと、事なかれ主義ではいけないし、ああ、でも、と深い深い小説です。


「朝が来る」辻村深月

40代の夫婦は、不妊治療を経て、結局養子をとることに決める。そこにその子供を産んだ母親だと名乗る女性が現れ・・。

物語の半分は、幼稚園に通う子供とママ友とのトラブルが描かれ、これも現役幼稚園ママとしては、妙にリアルで、

後半は、子供が養子に出されるまでの、中学生だった女の子に赤ちゃんが出来、その後の暮らしが描かれる。
こちらもリアルで、物語として読んでいてとっても面白かった。


「彼は秘密の女ともだち」監督:フランソワ オゾン

ロマン デュリス、私は全然ちっとも、いや、ものすごく嫌いなタイプなの。毛が濃くて。

というより、眉毛の濃い、西郷どんタイプの男の人が私は好きじゃない。

そのロマン デュリスが女装癖のある男を演じるんだけど、何キロ体重落としたんだろう、ものすごい痩せて。

でもやっぱり私には不気味で、なんとも、入り込めなかったなあ・・。

「エミリー 悪夢のベビーシッター」

単純に恐い。怖かった。怖がりたかったら見て損はない。


久しぶりにでっかい口内炎が出来ていてここ2週間くらい痛い。




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