citron voice

詩人・そらしといろのブログ~お仕事のお知らせから二次創作&BL詩歌まで~

【刀剣乱舞×詩】狐のいる夕間暮れ【 #刀剣詩 】

2016-10-13 17:48:49 | 二次創作詩=漫画/アニメ/ゲーム×詩
今回は狐の字を持つ刀剣男士、鳴狐小狐丸視点の詩です。
鳴狐の名前の由来ははっきりとしていないらしいのですが、名前からは野生の狐や、化け狐のイメージが浮かびます。
ゲーム内での小狐丸は謡曲「小鍛冶」からのイメージだそうで、稲荷神社のお狐様っぽい雰囲気があります。
妖怪の狐も神様の狐も、紙一重で入れ替わりそうな、そんな危うさを妄想しました。
タイトルは「狐のいる夕間暮れ」です。

………………

狐のいる夕間暮れ/そらし といろ

1・鳴狐

黄昏時の風が奏でる
声のような一節に
振り向いてしまう君へ
一節のような声を
風に溶かして届ける

喉のみ化けて
魅せるひとときに
晴れる憂いがあるだろう

どうぞ 振り向いて
立ち止まって
黄昏時の風のなか
揺れる想いも
薄闇の幕の内のこと

2・小狐丸

ふっさりと垂れる稲穂
水面に化ける野辺の芒
夕暮に熟していく季節

ひぃやり渡る
風に梳かれて
いっそう輝く
こがね
しろがね
たまはがね

満ちてゆく命の囃子は調子よく
舞台はすっかり整った
誰も彼も踊りだす
大気の震えを写し取れ
今はすべてひとつに溶けるとき
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