珍玉ぼやんのコピバン日記

わたくし「ぼやん」のバンド活動についての記録・記憶です。

読んでも特に徳になることはないと思います。

出会い

2016-10-15 09:43:48 | 歴史
これから書く内容は記憶の話なので、間違っている事もあると思いますがご了承下さい。



夜からの出勤に向けて寝室で横になった。

「あ~今夜いけば明日は休みだ」

ひとりごちながら目を閉じると、枕元に置いてある携帯電話が着信を知らせる。

親父からの着信だ。

普段から電話など掛けてこないから、不安を感じながら電話に出る。

「章ちゃんが死んだってよ!」

嫌な予感はいつも当たる。





子供の頃は何も目標なんてなかったし、何かになりたいとか全く思わない少年だった。

ただ友達が興味を持つものに興味を持っていただけの少年で、友達がシールに興味を持てば俺も興味を持ち、友達がエアガンに興味を持てば俺も興味を持った。

何事にも自ら興味を持たなかったけど歌うことは大好きで、やはり友達が見ているアニメを観て、そのアニメのテーマソングを歌ったりしていた。

けど流行りの音楽を聴くことは無くて、クラスの女子からWinkの下敷きを見せられ「どっちが好き~?」って言われても困るだけだった。

しかしある日から音楽に対して見方が変わった。

「つー(俺)んちって音楽聞ける?これ聴いてみ!紅白歌合戦に出てたんだけど凄かったんだよ!」

と、親友の章介(仮名)から渡されたのはXの「紅」のカセットテープだった。

家のカセットデッキに入れて再生してみる。

静かなギターの調べに合わせるようにハスキーな声が重なる。

そして激しいメロディーになり怒濤の勢いで曲が進んでいく。

今も昔もXの代表曲となる「紅」とは知らずに素直な感想は「ふ~ん」って感じだった。

「紅」に対して何も衝撃とかはなかった。

それよりも2曲目である。

「20th Century Boy」を聴き始めたらコンサートの音っぽい。

そこで叫ぶTOSHIの「よっしゃいくぜー!自由にいくぜー!20th Century Boy」ってシャウトに激しく衝動を受けた!

そして流れるコンサートの躍動感に心が踊る。

「これはカッコ良い!」

という訳で少し斜めにXを好きになったのである。

そこからは周りの友人から色んなカセットテープを貰い聴いた。

BUCK-TICK、かまいたち、BY-SEXUAL、LÄ-PPISCH、 ZI:KILL、etc

色んなロックを聴いて心を踊らせた。

やがて中学生になり人生初めての「文化祭」を体験する。

学校中が生徒中心に盛り上がってて心踊る。

そこで親友の章介が「体育館に行こうぜ!先生たちがバンドやるんだって!」と誘ってくるから、当然のように一緒に体育館へ向かう。

体育館へ移動すると、そこでは3年生がバンド演奏してた。

しかし何を歌っているかサッパリわからないというか、ボーカルの声が聞こえない?

先生がマイクを確認するが何も問題ないらしく、どうやら先輩の声が小さいだけだったようだ。

緊張で声が出なかったらしく「なんか、人前でバンド演奏するのって大変そうだな」なんて思ってしまった。

転換で幕が閉まり次が先生たちのバンド「教員バンド」の出番である。

何となく観に来たので何となく待っていると幕が上がり「教員バンド」の演奏が始まる。

演奏が始まって俺の身体に衝撃が走る。

「か、カッコ良い!」

美人体育教諭の先生をボーカルにJITTERIN'JINNの「プレゼント」を楽しそうに歌い演奏する。

普段怖い先生達がノリノリでレスポールを弾いたり笑顔でドラムを叩いたり、寡黙な先生がやっぱり寡黙にベースを弾いたりして、その全てがカッコよく輝いて見えた。

そして親友の章介とお互いに顔を見合わせて叫ぶ、

「俺達がやるのはこれだよ!バンドだよ!」

と、俺が初めて何かを始めたいと思った瞬間だった。



続く

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