西尾治子 のブログ Blog Haruko Nishio:ジョルジュ・サンド George Sand

日本G・サンド研究会・仏文学/女性文学/ジェンダー研究
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「フランス語圏カリブ海の現代史を振り返る 文学、歴史、アイデンティティ」(5/29)

2017年05月14日 | 女性学 
第23回ORISセミナー「フランス語圏カリブ海の現代史を振り返る 文学、歴史、アイデンティティ」開催のお知らせ(5/29)
フランス語圏カリブ海の現代史を振り返る―― 文学、歴史、アイデンティティ

クレオール文学には、カリブ海の過去に着想を得た作品が目立つが、学問としての歴史学とは文学作品は必ずしも良好な関係にない。本講演では、まず第2次世界大戦以降のフランス語圏カリブ海における豊穣な文学運動を改めて振り返り、セゼール、サンゴール、ダマスに代表されるネグリチュードから、グリッサン、ルネ・メニルのアンティル性を経て、シャモワゾー、コンフィアン、ベルナベのクレオール性に至る。これらの文学的潮流は一つに収斂する面を見せたり補完的である反面、競合的な関係、更には非共約的な関係にもある。このような文学の展開をカリブ海の現代史の中に置くことにより、カリブ海域を揺るがした様々な歴史的事件と文学の関係を捉えなおし、その視野の中で、カリブ海の過去を問う歴史学的アプローチと文学的アプローチの間に橋を架ける対話的空間を開くことを試みる。

日  時 5月29日(月)/18:15-20:00
会 場 早稲田キャンパス 8号館地下1階B102教室
→waseda-campus-map

講演者 ジャック・デュモン(アンティル大学教授、カリブ歴史家学会会長)
コメンテーター
弓削尚子(早稲田教授)、福島亮(東京大学大学院生)

司 会 立花英裕(現代フランス研究所所長)

通 訳 松沼美穂(群馬大学)

対 象 学生・教職員・一般
参加費 無料
言 語 フランス語(日本語逐次通訳)
主 催 現代フランス研究所、早稲田ラテンアメリカ研究所

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