アネゴの日記

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『なぜ、「できる人」は「できる人」を育てられないのか?』を考える

2006-01-04 | 知性がエレガンスなアネゴ
吉田典生さんの本を読んだ。
今話題の、『なぜ、「できる人」は「できる人」を育てられないのか?』だ。

年末にお目にかかった典生さんはスンゴイ元気で、このぐらいエネルギッシュだと
何冊も本が書けるんだな。
どのパーティーの中でも典生さんの周りには人が絶える事が無くて、間の悪い私は
あまりゆっくりお話できなかったのが残念。

 『アネゴの日記に紹介してくれてありがとう。』

さりげなくそう言って下さったことが、じわっと嬉しかった。


なぜ、「できる人」は「できる人」を育てられないのか?

日本実業出版社

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本の中にエピローグとして書かれているのだが、私も『できる人』であり『できない人』だ。

子供の頃に逆上がりができなかった。
お友達が一生懸命教えてくれようとしたけど、今思えば“世界を救う”ぐらいの
勢いで先生が音頭を取ってくださったにも関わらず、気分はさめていた。
このままクラス中にできない姿をさらして置くならば、放って置いてほしかった。
しかも忘れた頃にその取り組みで誰かが書いた作文がみんなの前で誉められ、
印刷物となったその作文は私の実名入りで保護者にまで配布された。
今では考えられない事だけど、そのプロセスが幼い私に焼き付けたのは

 『できるようになること』よりも『できる人を作ること』のほうが
  価値があるということなのだろうか!?

今となっては検証する事なんてできないけど、そうでは有って欲しくないと思う。
正直、だからといってコーチと言う仕事を選んだのではないのだ。


そう言いながらも、少なくとも何名かの指導をする立場になった事があった。
本の中から文章を抜粋しますが、こう言う気持ちになった事も正直な気持ち。
----------------------------------------------------------------------
P56
まず、自分が仕事をしているという実感。これがあったら要注意です。自分が
忙しくて、部下が暇そうに見えるとしたら、部下の力を引き出していない証拠
です。でも多くの「できる人」は、自分がちゃんと実績を出していることで
自尊心を満たし、部下力を引き出していないことへの危機感が足りません。
----------------------------------------------------------------------
お恥ずかしながら、まったくを持ってその通り。
『何であの人暇そうなのよ〜』と、1人でプンプンしていた。


これは単なる『名選手名監督に有らず』のストーリーではなく、「できる人」の
陥りやすい落とし穴が丁寧に書かれている。
ある意味参考にしながら、ある意味納得をしながら「できる人とできない人の
両面を持つ私たち」は色々な角度から物事を見つめなおす事ができる。
そして、更に「できない人」からも大いに学べる。

お互い思いの通じ合わない片思いのような状態の「できる人」と「できない人」
は、『本当はこんな風に思ってるんだ!』とお互いの考え方を理解しあう事に
よって初めて『同じ方向』に向けるのではないだろうか?
自分の中に『できる人』と『できない人』の両方を両立させつつ、どちらの気持ちも
時々見失ってしまうのは何故なのだろうとも思う。
本当に人間は都合が良くできているものだ。


コーチングの仕事をやっていて素晴らしい事は、『できない人と一緒に育つ自分』を
発見できる事だ。
クライアントのトライ&エラーの話を繰り返し聴きながら、相手に合わせて
様々なアプローチをする。
クライアントは全て違う。
こちらもまた、トライ&エラーを繰り返している。
一見地味なプロセスでも、両輪が回り出す頃にクライアントの目標が達成されて
いる事が多いのも事実。
コーチングの終わりに祝福をしつつも寂しい気持ちが訪れるのは、きっとそのため
なのだろうと思う。

 子供や部下が育たないとか
 言ったのに何でやらないんだとか
 どうやったら伝わるんだとか

そう思っている方には、お勧めです
あなたの中に居る「できる人」と「できない人」にまとめて会って見よう。
ヒントが沢山眠っているはず。



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★★★『なぜ、「できる人」は「できる人」を育てられないのか?』
                        に学ぶアネゴ道★★★
 
 「育成」は今多くの企業で注目されているキーワードであるにも
  関わらず、【HOW(やり方・方法)】しかクローズアップ
  されてこなかったのは何故なのだろうか?

  本当に自分を育ててくれるのは自分自身。
  自分が「育てた」なんて考えているようでは、未だ未だ下流の考えなのだろう。 


 
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11 Comments

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“できない人”を責めないで(*^。^*) (大泉 稔)
2006-01-04 18:16:09
 “できる人を造る”ことは、とても素晴らしいことだと思います。

 “できる人”は“できない人”に向かって「なぜ、できないんだ?」と叱責します。
 「できない理由が分かれば苦労はしない」と“できない人”は応えます。
 「できないのは、お前がやらないからだろう」と“できる人”は、さらに“できない人”を責めます。

 上述の会話で、
“できない人”は幼いころの私。
“できる人”は両親のどちらか、あるいは教師です。

両親から見て、私は余程できの悪い子どもに映ったようです(~_~;)。
 それが、実は最近になって・・・。
(衝撃的なので、ここまで・・・・)。
この本、面白そうですね。 (片岡)
2006-01-04 18:26:48
アネゴさん、面白い本の紹介、ありがとう。

典生さんって本当にすごいなって思いますね。僕もいつかは自分の本を出してみたいと思っているけれど、いつかじゃダメなんだろうなあって時々思う。

さて、このできる人ができる人を育てられないという事、とてもよく分かります。

僕の持論では、できる人はできない人の気持ちが分からない
というのがあります。

できる人ってよく、
「こんなの、誰でも出来るよ」
って言います。

でもそれができないから困っているんじゃん!って言いたくなるよね。

僕は自分ではできる人の気持ちもできない人の気持ちも何となく分かるので、この本はとても興味ありますね。

できない人 には できる事 を見つけてあげたいよね。
Unknown (kayo)
2006-01-04 23:13:19
すごく興味ある本です。
早速、読みたいと思います。
子供の宿題を見ては「なんで出来ないのよ?」
「読めばわかるでしょ?」と
言ってる自分に読ませたいです。
へぇ〜 (石川聡)
2006-01-05 00:32:32
典生さん、沢山本を出していますね。
この本は読んでいないけど、人を育てる系の本が多いですね。
できる人・・・・かぁ。
Unknown (モンマ)
2006-01-05 14:26:56
早速注文いたしました。

まさに、今私に必要な意識です。

ありがとうございました!
大反響★サンキューです。 (上田雅美)
2006-01-05 15:38:12
◆大泉様
『できる人』っていう人の言葉の定義は本の中に丁寧に書かれているので是非ご参考に♪
それにしてもコーチングで『Why 〜 not?』の質問をなるべくしないと言うのもより深くわかりました。
私たちってなかなか頑張って『できる人』に近付いているんですよね。
勿論、責める気なんて起きませんね。
衝撃的な続きは、また今度!?


◆片岡さん
すっかりシドニーからって感じなくなるぐらい身近ですね(笑)
そちらは暖かい?
片岡さんもどちらも解る派なんですね。
自分の中で知らぬ間にスイッチが切り替わって、
『解らないもんは解らん!』
『何でわかんないんだ〜!』
とやっていることがとってもリアルに解ります。
そちらからでも買えるのかな?


◆Kayoさん
育児でも全く同じ出来事が起こってるんですネェ〜。
興味有るなぁ。
神様が『一緒に育てっ!』って多分言ってるんですよ。きっとそう。
ママは一流のマネージャーだもんね。
カッコいい


◆石川様
うん。典生さんは沢山本を出してるんだよね。
読んだ本にも書かれていたけど、沢山の『現場』をジャーナリストとしてインタビューした経験があるから、そういう『視点』を持って本が書けるんだね。
そこいらの『育てる系の本との違い』はそこに有ると思ったよ。


◆モンマ様
流石経営者の視点でございます。
何名かに聞くと本質的には皆さん似ている部分をお持ちのように見えてきますね。
是非モンマさんの視点で感じたこと、こっそり教えてくださいね。
Unknown (り)
2006-01-05 15:51:05
できる人、できない人
この言葉っていつの時代にも
議論されますよね。

PSセミナーでもこれは永遠の課題!

久々に見て、この言葉の奥深さ、重みに
重要度「大」と感じました。
面白かったね〜 (odamiコーチングカフェ)
2006-01-05 22:46:52
 お〜、シンクロしました♪
面白かったですよね〜。
「できる」「できない」行ったり来たりします。
いつもそうだね。 (上田雅美)
2006-01-06 22:31:05
◆りさんへ
そうなのよ。本当に永遠のテーマなのですね。
だけど、解決しないからイイことなのかもしれない・・・と言うか、解決する気がしないのかも。
だってみんな両方持っているんですから。

重要度『大』だね。
何かヒントがあれば教えてね。

◆おだみさま
お〜シンクロ♪
デュエットだったら金メダルだね。
息がぴったり。
最終的にはどっちで止まるのか、お互い楽しみだね。
鉄棒と作文 (てんせい)
2006-01-07 14:06:54
アネゴ、力作のコメントありがとう!
そして本を読んでくださり、感想を寄せてくださっている皆さんにも勝手にこの場を借りて感謝です。
それにしてもアネゴが鉄棒「できない子」だったとは意外です。そして肥満気味だった(本にも書いたかな)小学校低学年の自分を思い出しました。ボクも鉄棒ダメ、跳び箱ダメ、昇り望なんてもってのほかというドンくさいガキでした。最初に達成感を味わったのは、実は初めての運動会でビリをまぬがれて4等だったことを書いた作文でした。
なんだかちょっとアネゴに似ているね、「できる子」と「できない子」体験が・・・。
ご本人登場(涙) (上田雅美)
2006-01-08 01:25:55
◆てんせいさま
わー!(すっかりミーハー

そうなんですよ。
鉄棒は未だできないですよ。(自慢!)
それにしても典生さんが肥満だなんて・・・。

そう言うことにビックリしている場合じゃ有りませんけど、「できる人」はどうして「できる人」を育てられないのか!?って本当に答えの無い課題ですね。
自分の中に共存しているってこの本を読んで気づくきっかけが貰えたので、もしかしたら・・・って淡く期待していますが

コーチの仕事って、そう言う意味では可能性が無限で楽しいところでも有ります。
クライアントさんに育ててもらっている上田なんですもん

今度お目にかかったときは、もっとゆっくりお話ししたいですね。

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