(注)↓長いです!
先週のブログで書いたようにCDやビデオを整理してるんだけど、
ビデオ録るときには録画ボタン押してほっとくつもりがついつい全編見ちゃうんですよね。
気付いたら朝だったりして。仕事なのに。
で、先日ついつい全編見ちゃったのがフランクザッパバンドの81年のライブ。(海賊版)
新宿の小滝橋通りにある、海賊ビデオが有名な店で15年くらい前に買ったもの。
今こうやって見直すと、昔見ていたときとは別の見方をするようになったり、別のことを感じるようになったりするもんですね。
ぼくのように中途半端なザッパファンがWEB上で意見を書くのはいささか気が引けますが、このビデオを観て感じたことを書きます。
ぼくくらいの年代のギタリストがザッパを聴くようになるのは、やはりスティーヴヴァイから遡っていくケースが多いと思われます。
ま、そうでなくてもいろいろと音楽を聴き漁っていくうちにいつかはつき当たるアーティストでしょう。そしてロック史的にも避けては通れない存在なのかもしれません。
なにせディープパープルの『♪Smoke on the Water』の歌詞に出てくるくらいだからね。
上記のビデオは81年なのでヴァイはハタチくらいでしょうか。若い!けど、あの時点でギタリスト/パフォーマーとしての確固たる個性が既に確立されてますね。
そして、その後の音楽性・ステージングなんかを考えるとザッパの影響がかなり色濃いものであったことがよく分かります。
このライブではその他に黒人のギタリストがもう一人、ザッパも含めるとギタリストが3人。
で、その他は
●Ba.
●Dr.
●木琴&鉄琴&その他Per.
●鍵盤&Sax.
●鍵盤
の8人編成。
Dr.はボジオではなくてチャドワッカーマンという人。
で、Dr.以外全員がコーラスをするので非常に重厚い。曲によってメインVo.が入れ替わったりもする。
ザッパは歌の音域が低いからか(?)、高域のVo.パートを他の人に任せているようなかんじです。
そして各歌パート・楽器パートがこれでもか!とばかりにユニゾンを決めるんですよ。
そりゃもうクドイくらい。このユニゾンのクドさがクローキ的には一番グッとくるポイントです。
そしてもう一つ特徴的なのは『曲間が無い』ということ。
全然違うタイプの曲も強引に急展開でつなげてしまうんですね。
そしてその急展開(キメ)の際のアンサンブルの合いかたがハンパじゃない。
このライブでも全曲つなげて約90分間ノンストップ。
演奏技術・体力もたいしたもんだけど、この複雑で細かいアレンジをよく覚えてられるよなぁと。
本番でのウッカリが無いその集中力はさすが。(ぼくが気付かないだけでじつはウッカリやってるのかもしれないが)
まあ、このへんが『世界一のテクニカル集団』なんて呼ばれる所以でしょうか。
余談ですが、TOTO結成以前のスティーヴルカサーがザッパバンドのオーディションで落とされたことがあるらしい。(キャラの問題?)
ま、このワンアンドオンリーな作曲センス・濃密なアレンジを達人ミュージシャンを起用して完璧なショウに仕上げるその鬼才ぶりにはただただ見入る・聴き入るしかないでしょう。(次の日の仕事も忘れて)
そして、その難解な曲のイメージを形にするために、後には生バンド・生オーケストラではなくシンクラビアというシンセ/シーケンサーの怪物みたいな機材を用いるようになったようです。(今となっては過去のものか?)
そしてザッパ本人のギターですが、これまたなんとも個性的。
上記のライブではLPに常に強烈なフランジャーをかけてアドリブソロを弾きまくる。
音色だけでなく、そのフレージングも超が付くほど個性的。まさに唯一無二。
コピーする気も失せるってもんです。応用できないもん。
『ブルースに根ざした・ペンタを用いたいわゆるロック的なフレージング』とは一線を画しているから。
攻撃的ながらもどこかホンワカしたものを感じるのは、リディアンスケールの多用に拠るところでしょうか。
これを採譜したというヴァイもすごいね。(ヴァイがザッパに認められたきっかけはこの採譜の仕事っぷりによる)
ま、とにかくこの複雑怪奇な音楽、まだ未体験な人はぜひ一度触れてみてはいかがでしょうか。とっつきにくい印象は否めませんが。
ぼく自身はこのライブビデオがとっかかりとして入りやすかったと思います。
ちなみに過去1度だけの来日の際(1976年)、なんと我が地元浅草でのロックフェスに出演したそうです。仕切りはあの『内田"シェケナ"裕也』で、TVKで放映されたらしい。
ま、ぼくはロックとかそういう歳ではなかったけど。
まだ書くことがたくさんありそうですが、スペースの都合で今回は以上です。
あ、93年に前立腺ガンで亡くなっています。 享年52歳 合掌。
先週のブログで書いたようにCDやビデオを整理してるんだけど、
ビデオ録るときには録画ボタン押してほっとくつもりがついつい全編見ちゃうんですよね。
気付いたら朝だったりして。仕事なのに。
で、先日ついつい全編見ちゃったのがフランクザッパバンドの81年のライブ。(海賊版)
新宿の小滝橋通りにある、海賊ビデオが有名な店で15年くらい前に買ったもの。
今こうやって見直すと、昔見ていたときとは別の見方をするようになったり、別のことを感じるようになったりするもんですね。
ぼくのように中途半端なザッパファンがWEB上で意見を書くのはいささか気が引けますが、このビデオを観て感じたことを書きます。
ぼくくらいの年代のギタリストがザッパを聴くようになるのは、やはりスティーヴヴァイから遡っていくケースが多いと思われます。
ま、そうでなくてもいろいろと音楽を聴き漁っていくうちにいつかはつき当たるアーティストでしょう。そしてロック史的にも避けては通れない存在なのかもしれません。
なにせディープパープルの『♪Smoke on the Water』の歌詞に出てくるくらいだからね。
上記のビデオは81年なのでヴァイはハタチくらいでしょうか。若い!けど、あの時点でギタリスト/パフォーマーとしての確固たる個性が既に確立されてますね。
そして、その後の音楽性・ステージングなんかを考えるとザッパの影響がかなり色濃いものであったことがよく分かります。
このライブではその他に黒人のギタリストがもう一人、ザッパも含めるとギタリストが3人。
で、その他は
●Ba.
●Dr.
●木琴&鉄琴&その他Per.
●鍵盤&Sax.
●鍵盤
の8人編成。
Dr.はボジオではなくてチャドワッカーマンという人。
で、Dr.以外全員がコーラスをするので非常に重厚い。曲によってメインVo.が入れ替わったりもする。
ザッパは歌の音域が低いからか(?)、高域のVo.パートを他の人に任せているようなかんじです。
そして各歌パート・楽器パートがこれでもか!とばかりにユニゾンを決めるんですよ。
そりゃもうクドイくらい。このユニゾンのクドさがクローキ的には一番グッとくるポイントです。
そしてもう一つ特徴的なのは『曲間が無い』ということ。
全然違うタイプの曲も強引に急展開でつなげてしまうんですね。
そしてその急展開(キメ)の際のアンサンブルの合いかたがハンパじゃない。
このライブでも全曲つなげて約90分間ノンストップ。
演奏技術・体力もたいしたもんだけど、この複雑で細かいアレンジをよく覚えてられるよなぁと。
本番でのウッカリが無いその集中力はさすが。(ぼくが気付かないだけでじつはウッカリやってるのかもしれないが)
まあ、このへんが『世界一のテクニカル集団』なんて呼ばれる所以でしょうか。
余談ですが、TOTO結成以前のスティーヴルカサーがザッパバンドのオーディションで落とされたことがあるらしい。(キャラの問題?)
ま、このワンアンドオンリーな作曲センス・濃密なアレンジを達人ミュージシャンを起用して完璧なショウに仕上げるその鬼才ぶりにはただただ見入る・聴き入るしかないでしょう。(次の日の仕事も忘れて)
そして、その難解な曲のイメージを形にするために、後には生バンド・生オーケストラではなくシンクラビアというシンセ/シーケンサーの怪物みたいな機材を用いるようになったようです。(今となっては過去のものか?)
そしてザッパ本人のギターですが、これまたなんとも個性的。
上記のライブではLPに常に強烈なフランジャーをかけてアドリブソロを弾きまくる。
音色だけでなく、そのフレージングも超が付くほど個性的。まさに唯一無二。
コピーする気も失せるってもんです。応用できないもん。
『ブルースに根ざした・ペンタを用いたいわゆるロック的なフレージング』とは一線を画しているから。
攻撃的ながらもどこかホンワカしたものを感じるのは、リディアンスケールの多用に拠るところでしょうか。
これを採譜したというヴァイもすごいね。(ヴァイがザッパに認められたきっかけはこの採譜の仕事っぷりによる)
ま、とにかくこの複雑怪奇な音楽、まだ未体験な人はぜひ一度触れてみてはいかがでしょうか。とっつきにくい印象は否めませんが。
ぼく自身はこのライブビデオがとっかかりとして入りやすかったと思います。
ちなみに過去1度だけの来日の際(1976年)、なんと我が地元浅草でのロックフェスに出演したそうです。仕切りはあの『内田"シェケナ"裕也』で、TVKで放映されたらしい。
ま、ぼくはロックとかそういう歳ではなかったけど。
まだ書くことがたくさんありそうですが、スペースの都合で今回は以上です。
あ、93年に前立腺ガンで亡くなっています。 享年52歳 合掌。
ドラムがチャドワッカーマン(withめがね)
で、逆タム回しと6角形のエレドラパッドが
記憶にあるもん。
リディアンスケール>
ドラエモンのオープニングのイントロもリディアンスケール???
ルート音の捕らえ方次第ですが。
海賊ビデオたくさん出てるからねぇ。。。
やっぱタム回しは印象的。
ドラえもんのイントロはちょっと分からないけど、『♪空を自由に飛びたいな』の『た』の部分は4thがシャープしてるかも。
スーーーーーーウィーーーーー♪