Dance and Art by Sakurai Ikuya:CROSS SECTION*BLOG

ダンスアートユニット《櫻井郁也/十字舎房》発。コンテンポラリーダンスとオイリュトミーのレッスン、ステージ、エッセイなど。

断片・8/13

2017-08-13 | ダンスノート(からだ、くらし)
友人がクリスチャン・ウォルフの音楽をコンサートで演奏したことがあり、そのときの音が、なぜかよみがえって聴こえた。

何年か経っています。
当時は強い感情ではなかった。
細やかで注意深い時間の流れが、とても確かだったのですが、
あまりにデリケートで、心が動いたと分からなかったのです。
だけれど、鼓膜には深く刻まれていたのでしょう。

たまに、そのようなことがあります。
そのようなことがあると、やはり、音を探し始めます。

たとえ沈黙のなかにあったとしても、耳を、神経の可能なかぎりを、きく、ということに傾けていくような、そういうことから、初めて熱が通いはじめる身体があるようにも思えます。

それから、たとえ音が鼓膜を震わせているときでも、本当に美しい音だと思える音ならば、その音の奥に、深い沈黙がひろがってゆくことがあります。
沈黙からはコトバが微かに始まっていきます。

そういう音に出会ったとき、身体もまた、ざわめきや主張を静かにして、新しい存在の仕方を探す準備を始めるような気がします。



Stage

Lesson



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