Dance and Art by Sakurai Ikuya:CROSS SECTION*BLOG

ダンスアートユニット《櫻井郁也/十字舎房》発。コンテンポラリーダンスとオイリュトミーのレッスン、ステージ、エッセイなど。

断片:眼をめぐり

2016-12-20 | ダンスノート(からだ、くらし)
オールザットジャズは目玉から始まる。
黒澤のラプソディーでは原爆の一瞬に空が目玉に変わる。

モジリアーニの穴の開いたような眼、
ルドンの閉じた眼、
眼は無限の想像をうながす。

東大寺の仁王様だって、何がすごいと言えば眼がすごい。夜中など特に。

眼は力なり。

東照宮には、眠り猫がいるが、あの下を通るたびに頭のてっぺんをジッと見られているような、あの感じは独特だ。

誰もいないのに、何者かが見ているのでは。という瞬間もある。

幽霊なんて、どうせ勘違いなのだろうが、幽霊でいちばんコワイのは、あの視線。応挙でも暁斎でも、幽霊画となれば視線の芸術とも言えるか。

眼というのは、それがアルと想像するだけでも何かしら力を発揮するのだろう。

ブスッとしていても眼がキラキラとしている人、笑っても眼が寂しい人、
眼はその人を語る。

だまって人と向かいあっても、眼と眼では話している感じがどこかある。

眼は距離をつくる。
眼は正体をつく。

踊りでも、眼はかなめ。

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