CROSS SECTION*BLOG

櫻井郁也/十字舎房のブログ。ダンス/オイリュトミーのクラスだより、ダンスノート、公演情報その他。

3/30ダンスソロ新作「かつてなき、結晶〜三月の沈黙へ」上演を控えて:2

2012-03-23 | ステージ・国内公演の話題
今回上演する新作の構想が始まったのは2011年4月。
僕は内面的なダメージを受けていることを自覚し始めていた。
しかし、一年で最も美しい季節の到来が、これほど肌身にしみたことはなかった。

痛みの声をのせて吹く風に舞う、桜の花は、かつてない輝きを放っていた。
いままで以上にはかなく眼に映りながら、しかし、いままでよりも生命を感じさせてくれた。
つらなり、うけつがれ、という連綿たる生命の炎。
その果てしない時の流れを、
遠い過去の人々が、花のすがたを通じて、今を生きる僕たちに、語りかけている、ように感じた。

樹木の内に保たれているイノチの光が、ひととき結晶して花となる。

踊りは花になることなのではないか、
そう強く思うようになっていた。

無心になりたい、無垢になりたい、真っ白になりたい。
そんな思いで踊ってきたけれど、
内側から、からだの奥から、
自然のうちに滲み出てくる色彩を受け止め、思いを注ぎこんで、
鮮やかに咲かせてこそ、
踊りが踊りならではの時空を開いてゆくんじゃないかな。
そんなふうに思うようになっていた。

「うぐいすの初音したたるこの星に 許されて在りこの春もまた」

生命学者・柳澤桂子さんの短歌だ。
この歌に、心情がぴたりと重なった。
この歌は、今回の作品を育ててゆく中で、いつも僕を励ましてくれた。

前回公演の稽古を進めながら、
まだ題名も何もない、しかし突き上げてくるような新しい動きを僕は繰り返し動いて受けとめようとしていた。
その動きを、きちんと受けとめてカラダに染み込ませてゆきたかった。
何か外側から、ひろい世界から近づいてくる気配や息吹を、身体が動きによって僕の心に教えようとしているような、すこし不思議な感覚だった。
息をしているんだよ、血が流れているんだよ、
と、肉体自身が生命の声をささやいているのかもしれない、あの桜の花や草草の新芽のように。
その声に、心の耳をすましておかねば。
そんな感覚もあった。
そんなことは初めてだった。
いままで踊ってきた衝動とはちがう、まったく取り組んだことのないタイプの新作が出てくるかもしれない、と思った。
女の人が赤ちゃんを胎内に育てるのは、もしかしたら、こんな感覚に近いのかしら、とも思った。

夏の公演を迎えた。
舞台にはたくさんの蝋燭が灯された。鎮魂のともしび。
静かにゆらぎ消えてゆく炎。切々たるメロディ。
そのなかで踊りながら、明らかに今までとは違う何かを得た。
終演後の楽屋で、音楽の田ノ岡三郎さんと2人、眠るように身を投げた。
わずかな時間、とても深い静けさが訪れた。
人が一つの場所に集うことの意味が、ダンスや音楽の大切さが、身にしみこんでいった。
その体験が、今回上演する新作に、息を吹き込んでくれた。
踊ることには、きっと、まだ僕自身知らない意味があるんじゃないかな。

放射能にまつわる苦しみに直面するただなか、原爆忌が近づいていた。
この土地で僕ら日本人が背負うことになった十字架がある。
そこには、未来に向けて何かしらの大切な意味があるのかもしれない。
生あることについて、未来つむぐことについて、
きっちりと向き合わざるを得ない日々が、確かに始まっている。
そんな実感があった。
今回の新作が、ゆっくりと発展し始めた。
動きから音がきこえてくるようになり、空間が見えるようになっていった。

もういちど、大地を踏みなおそう。
もういちど、風と光をあびてゆこう。

足が動き始めた。アトリエから出た。
街をあるき、山川へ。
さまざまな声や音に聞き耳を立て、踊りをあたためる。

スケッチをしながら、マイクで採集をはじめた。
採集した音を分解して、楽器でとらえなおして、また録音して、その音に寄り添いながら踊って、振付をおこして・・・。
今回は音も光も自分で探してゆく作業になっていった。
閉じていた耳があるかもしれない。閉じていた眼があるかもしれない。
心の中を覗き込むようにしていた作業から、もういちど外に向けて自分を開いていく作業へと、
変わっていく、そんな再出発の作品にしたい。そう思いながら、急速に、作品は動き出した。

「うぐいすの初音したたるこの星に 許されて在り・・・」
「この星に 許されて在り・・・」

季節めぐる中で、あの言葉が、凛々と響き続けていた。

(つづく)
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《予約受付中》
作品サイト↓
★3/30上演《櫻井郁也ダンスソロ『かつてなき、結晶〜三月の沈黙へ』》
※公演まぎわです。ぜひ、お立ち会いください!(⇧click 詳細&予約フォーム)

ダンスソロ新作「かつてなき、結晶〜三月の沈黙へ」上演を控えて:1

2012-03-19 | ステージ・国内公演の話題
ソロ公演まで2週間を切った。
今回は新作だ。張りつめている。

この作品で僕は、久々とも言えるほどに産みの苦しみを感じている。
しかし、ここにきて、ついに着地すべき舞台が見えてきたように思う。
今回の作品で、踊るということへの、気持ちが変化している実感がある。
新しい時が、始まるんだと思う。

だいたい舞台直前の時期には、ここに作業の経過を紹介している。さて。

踊りこむほどに言葉がどんどん出てくる時と、むしろ言葉が消えて静かになってゆく時がある。
今回はあきらかに後者だ。

祓われて浄化されてゆくのか、それとも、降り積もる思いがギッシリとなるあまり黙するしかなくなるのか。
いま、ただただ身体は張りつめて、動き、を渇仰している。

今回、稽古では止まることが無い。数時間、動き続ける。動けなくなるまで動く、そんなことが多い。
純粋運動というのだろうか。ひたすら動くこと(息や血の流れや熱や・・・)に身を投げ出してゆく作業になっている。
久々だ。そうさせる何者かが、この作品には棲んでいるのかもしれない。

「かつてなき、結晶〜三月の沈黙へ」

作品の種は、あの震災のあと、春の訪れのなかで宿った。

夏に向けて「TABULA RASA」のリプロダクションを手がけている最中だった。TABULA RASAは、ダンスとアコーディオンが対話するように時を紡いでゆく作品だ。力強く、それでいて、優しいものを。震災直後の街のなかで、いま直ぐに、と取組んだ。
連日リハーサルの道すがら、寒さは和らいで、陽光を肌が捉えた。
ゆるんでゆく大地から、新芽が顔を出した。
じっと見つめた。
可愛い。
心の底から思った。
いままで、これほど草木のひとつひとつに愛おしさを感じたことはなかった。
しかし、放射能の事から、恐怖がひたひたと溜まっていた。
同時に、言いようのない罪悪感をどこかで感じていた。恥をも感じた。

2011年の春は、水を飲むにも窓を開けて空気を吸うことにさえもびくびくするような日々の始まりでもあった。何十年、いや場合によっては何世代にもわたる時を、僕らは暗くしてしまったのだと知った。
しかし、それでも草木から新芽が顔を出し、花のつぼみがふくらんでゆく。
生きているものを見て、涙がにじむようになった。
体験したことのない事態のなかで、体験したことのない感情の波が、体内にうねるのを感じた。
いつしか作業がはじまっていた。
小さく短い、しかし痛みが暴発したような動きが出た。
「立たねば、立たねば、まず立たねば、この足でちゃんと立たねば」
そんなメモが、振付けノートに、走り書いてある。

この作品の最初の作業は、自分自身の生をとらえ直すことから始まった。
哲学的なことではない。
現実の一日を過ごしてゆくなかで、生命というものを考えずにはいられない。
そうせざるをえない時が、始まっていたんだと思う。

あの3月の、大地や水の怒りが、魂に深く及んでいた。
一年で最も美しい季節の到来とともに、
僕は内面的に強いダメージを受けていることに、気付き始めていた。
複雑で深刻な状況の中で湧きあがる感情の波。それは、
たったいま生きていることを見つめ確かめようとする、
生き物としての感覚なのかもしれないと思った。
暗い大地の底から、光をさがしながら芽吹いてゆく草木のように、
ひとつのダンスを育ててゆこうと、心を定めた。

4月、東京電力は、ついに海に汚染水を流した。

桜の花がまぶしかった。
その花びらを乗せてさまよう風は、痛みと悲しみの音をたてていた。

(つづく)
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《チケット受付中》
作品サイト↓
★3/30上演《櫻井郁也ダンスソロ『かつてなき、結晶〜三月の沈黙へ』》
※公演が近づいてきました。ぜひ、お立ち会いください!(⇧click 詳細&予約フォーム)

舞踏クラス3/13報告

2012-03-13 | ほびっと村学校「舞踏」WS・内容/報告
それぞれが、それぞれの魂の時間を呼吸している。
肉体を味わいながら、肉体に蓄積された時間や空間の記憶を味わいながら、いま「私」が、「私として」、この地上に居る、その居方を、静かに感じ取っている。
純粋に、純粋に。
淀みを祓う時の流れが、ただひたすらに流れてゆく。
そんな時の流れを垣間見ることが、多くなってきました。
舞踏クラス、この2時間が美しくデリケートな時間になってきたのは、やはり参加者の一人一人によるものではないか、
そう確信できる何かが、今日の稽古には、ありました。
場を開いて待つことを。
教える、教わる、とは少し違った発見や気付きの場所。
そう思って続けてきました。
踊りはハレである。自らを開き、自らを晴らし、開き晴らしめる道を探る。そのための時と場を確保する役割りをしたい。そう思って続けてきたこの場が、少し少し、かたちになってきたのかなと、いま思います。
カラダは、つつましいです。
そして、堅く、かしこい存在です。
置き去りにされても、じっと耐えてきたカラダ。その声。
心の耳を、カラダの方へ。
わずか2時間、されど2時間。
さまざまな道を歩み、さまざまな人生を歩む一人一人が、真っ白になって何者でもなく何に属するでもなく、ただひたすらに、ただ一つの存在として、ハダカのままの心身に、命そのままの私に、向き合い大切に過ごす時間=身体の時間を、きっちりと確保してゆきたいと思います。そう思える稽古でした、きょうの稽古は。
感謝です、ありがとう!

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レッスン&ステージinfo.
いずれも、当ブログ内の記事ご参照ください!

Lesson受講要項 《募集中》

★「短期ワークショップ」
4月★コンテンポラリーダンス/舞踏篇★
4月7、8、14、15に決定。
土13時〜、日13時〜/14時45分〜
各90分、6コマ完結。予約受付中。


★weekly「定期クラス」
水、金、土
からだづくり/基礎、コンテンポラリー&舞踏、オイリュトミー
各クラスとも新メンバーの募集を開始しました。
どのクラスも初心者から参加できます。

★月2「西荻ほびっと村学校《舞踏》」
スローワーク&自由なうごき/即興ダンス
火18:30、次回は3/27(4月からは19時〜21時になります)
※不定期参加も可能なチケット制クラスです。

Stage舞台公演《チケット発売開始!》

★3/30上演《櫻井郁也ダンスソロ『かつてなき、結晶〜三月の沈黙へ』》
※最新作、ようやく上演です。ぜひ!(⇧click 詳細&予約フォーム)

一年目の日

2012-03-12 | ダンスノート(からだ、生活、宇宙)









ただいまは静かに、息の音をきく。

いきている音を、きく。

沈黙のなかで。

ひかりの温度のなかで。

3.11。




photo:2011solo ”tabula rasa”

4月の短期ワークショップ 「コンテンポラリーダンス、舞踏」編:カリキュラム

2012-03-05 | 短期ワークショップ
2〜3月のオイリュトミー編が、無事に終わりました。
「ひとが立つ」ことの素晴らしさについて、「太陽・月・地球・人間」が互いに交わし合うエネルギーについて、「ことばの原初的イメージ」について、学び想像力をはたらかせ、そして、ムーブメンツの実技をじっくりと行なうことが出来ました。歩き始めの初日から落ち着いた稽古と対話がすすみ、最終稽古では、力強い舞い姿があらわれました。
すごく印象に残りました。なんだか輝かしいような表情でした。
人間の尊厳を舞う、それがオイリュトミーに託された願いなのだ、と僕自身も再認識しました。
心から、やってよかったです。参加者の方々、ありがとう。ほんとうにお疲れさまでした!

さて、月末のソロ公演をへて、4月には《コンテンポラリーダンス/舞踏》編の短期レッスンを行ないますので、内容をご案内します。

「いま、この瞬間」を大切に、身体を感じ尽くし、存分に解き放ってゆく体験をしましょう!
日々変化する心身と語らい、向かい合う。それが踊りの根っこです。

下記のように、今回のカリキュラムは、イメージの流れでつくってみました。
姿勢や呼吸のとらえ直しから解放・一体化のダンスまで、
フィールドワークなど短期集中ならではの作業も行いつつ・・・。
この6コマの流れの中で、どんな方と出会い、心やからだの動きを育て合うことができるか、
とても楽しみです。
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コンテンポラリーダンス・舞踏 短期集中ワークショップ
「カラダひとつから始まる〜身体感覚の世界」
【日時】
4月7・8・14・15
(土曜=13時〜90分、日曜=13時〜/14:45〜各90分×2コマ:全6コマにて)

【カリキュラム予定】※それぞれ15分前から準備可能です。

4/7 土曜、13:00〜14:30
Lesson 1=まずは立て、そして時を数えよ
〜空間のひろがりのなかで、時の流れの深まりのなかで

4/8 日曜、13:00〜14:30
Lesson 2=イメージの採取
〜身体の感覚で風景をつかむ
※フィールドワークをします。スケッチブックをお持ちください。

4/8 日曜、14:45〜16:15
Lesson 3=それに成れ
〜五感から身体へ
※フィールドワークから得たイメージを身体に反映します。 

4/14 土曜、13:00〜14:30
Lesson 4=記憶の波と予感の風
〜内的体験とダンス

4/15 日曜、13:00〜14:30
Lesson 5=ことば紡ぎ踊りごころ
〜ダンスの身体には無数の言葉が宿ってゆく

4/15 日曜、14:45〜16:15
Lesson 6=動き動かし動かされよ
〜一体化すること、エネルギーそのものになること

【対象】初心者より。年齢や経験は問わず、それぞれの身体を活かした踊りをみちびいてゆく体験です。
【人数】若干名〜落ち着いてお稽古やお話が出来る人数にて行ないたいです。
【会場】JR荻窪よりバス約10分(お申し込み時にくわしくご案内)
【参加費】6コマ通し:15,000円(部分参加=2コマ以上:3,000円×参加コマ数、1コマのみ:3,500円)、
※このレッスンに参加ののち定期クラス受講を開始される方は入会金割引期間を設定いたしますので、お申し出ください。
※部分参加あるいは一日のみの参加の場合、必ずご予約時に参加する日時をご連絡ください。


【お申込み・お問合せ】メールj-ss@rj8.so-net.ne.jp(★を@に)、電話の場合は、080-3507-3860にお願いします。
※お名前、ご連絡先(緊急の連絡先)、参加日程=部分参加の場合は受講日時、を必ずお知らせください。
※よろしければ簡単な自己紹介もしていただけると進めるうえで助かります。
※準備の都合上、お申込みは、なるべく早めにお願いします。

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★start !《定期クラス受講生、春の募集》
各クラスとも新メンバーの募集を開始しました。姿勢から表現まで、基礎からゆっくり学びたい方の集まりです。ぜひ遊びにきてください!
【参加要項】
※お問い合わせ・お申込み=


★STAGE INFORMATION
櫻井郁也ダンスソロ公演「かつてなき、結晶 ~ 三月の沈黙へ」
Sakurai Ikuya dance-solo ”re-incarnation/3.11= silent”
2012年3月30日(金) 20:00 開演 会場=中野・planB
【公演ホームページ/会場map】 http://web.me.com/cross_section

「かぎりある肉体。かぎりある生命。
大地を踏みしめること。大気につつまれていること。
光をあびること。哀しみと喜びがあること。
この地上に、いまあること。
三月の沈黙に、痛みに、花たてまつるように・・・。」

今回上演の作品「かつてなき、結晶〜三月の沈黙へ」は、そのタイトルにも示されているように震災/原発事故より一年間の思いから生み出されたソロダンスの最新作です。いまだ困難のさなかではありますが、命の営みへの畏敬をこめて鎮魂の一踏をとの思いで稽古を進めております。ぜひ、お立ち会いください。

はなびらを置くように(石牟道子さん)

2012-03-01 | アート・音楽・その他
過日、作家の石牟道子さんのドキュメントが放送された。
ついに完結した『苦海浄土』。その軌跡を取材したものだった。

石牟さんの作品を読む時は、覚悟が要る。
ぎっしり、そこに存在があるから。
魂の言葉たちが、読み手の心を見つめているようだ。

一文字一文字、毛筆によって言葉を紙に綴っていらした。
その景を目にすることが出来たのは、幸運だった。

精神が染み込んで文字となる。
その瞬間を垣間みたようで、僕は畏怖さえ感じた。

大切なものに本気で接してきた人の字は、すごい。
手が書く字は、そのまま肉体につながるもの。
肉体が、いのちの軌跡が姿となったものとすれば、そこから溢れる筆跡は魂の形かもしれない。
一筆をはこぶ石牟さんの手や、その手から溢れ出る点や線、そのにじみかすれうごきを見て、
目頭が熱くなってしまった。

「はなびらを ひとつひとつ 置くように 言葉を書いてきました」

石牟さんは、そのように語っていられた。
静かな声。
骨にまでとどくような声だと感じた。

オイリュトミー短期レッスン2.25〜3.4カリキュラム

2012-02-23 | 短期ワークショップ
短期集中レッスンstart
2月25(土)、26(日) 、3月3(土)、4(日)
オイリュトミー編《身体の夢・言葉の杖》
4日間計6コマ  
時間:土=13時〜90分1コマ、日=13時〜90分2コマ、休憩あり
参加ワク余裕あり。
コマごとの部分参加もできます。

オイリュトミー創案100年。シュタイナー思想の足跡をたどりつつ、身体と心のつながりを新たにとらえてゆく集中レッスンの第一弾です。
今回はオイリュトミーのバックボーンや背景にある世界観をわかりやすくお話ししながらの少人数レッスン。シュタイナーの高弟である詩人クリスチャン・モルゲンシュテルンの無言詩、ゆたかなサウンドとリズムが特徴的な孤高の詩人・吉田一穂の作品を踊り、カラダの奥からわきあがるエネルギーをじっくりと味わいたいと思います。

lesson1= 2月25日(土) 13:00〜14:30 実技:肌、ほね、血液〜カラダと感受性
lesson2= 2月26日(日) 13:00〜14:30 講義:オイリュトミーの創案者ルドルフ・シュタイナーの世界観と私たちの暮らし
lesson3=  〃    14:45〜16:15 実技:耳を澄まして〜ことばと関わる
lesson4= 3月3日(土)  13:00〜14:30 実技:響きあうこと〜声と舞の宇宙
lesson5= 3月4日(日)  13:00〜14:45 実技:詩を舞う〜魂に宿される響き
lesson6=   〃    14:45〜16:15実技:私よ変われ〜舞の精神
※最終日は終了後17時まで質疑応答あり

《お申込/お問合せ》080-3507-3860 または j-ss★rj8.so-net.ne.jp(★を@に)
※レッスン当日は電話のみにてお願いします。
参加費その他、くわしい案内はココ

うごく、快(基礎クラス)

2012-02-21 | 定期クラス・レッスン報告
基礎クラスでは、姿勢を修正するための動き、軸をつくる動き、受容の動き、この3つを練習した。いづれも、快適に動くための基本だ。快適な動きというのは、ダンスの大基本。

からだの動きというのは不思議なもので、かなり精神的な面に作用するようだ。
動きには快につながる動きと、疲れにつながってしまう動きがある。
ゆだねる動き、それに対して、強いる動き。
これは大きな分かれ道だと思う。動くのはしんどいことではない、ですよ。

たとえばあくび、これは実はダンスの動きに近い。
あの、ふふぁ〜っ、という動きが気持ちいいのは、ゆだねているからだ。
内部からパ〜ッとあふれ出る息の流れに身をゆだねてゆけば、からだはどんどん伸びてゆく。そして、スッと吸う息とともに、また収まる場所へとからだは収まって、ストンと立ってくれる。
カラダの中からロールするように、伸ばす。そして自然にもどるのを待つ、呼吸とともに。リフレッシュ知らないうちに、だれもがやったことがあるはず。

コレが出来るようになってくると、だんだんと気分や思いや色んなものが自然に動きに反映して外側に解放されてゆくから、かなり面白くなってくる。頑張らない〜突っ張らない〜でもハツラツとした動き。
これを身につけるだけでも、けっこう暮らしや仕事の中で変化があると思う。
「気をつけ〜ぃ」と逆の真っすぐな立ち方。なんでも感じ取れるような静かでふんわりとした立ち方を「さがす」。

それから、軽く浮き上がってゆくような「軸」のだしかた。軸とは動きの渦の中心だ。棒のようなものではないですよ。
人間にとって、真っすぐとか、中心とか、それは動きのプロセスの中で発生する磁場みたいなもので固い物質とは対極的なものだ。だから姿勢には「いきおい」の「すがた」という字を使うんだと、僕は勝手に思っている。

「軸」については、長くなるのでこんど書きますが、これは定期クラスでは、どのレッスンでも毎回やる。踊りを基本からきちんと学ぶというのは、軸を身につけるということだと思っていてもいいくらいだと思う。歩き方、身のこなし、衣服のフィット感、声の大きさ明るさ、気分の落ち着き・・・。ダンスやオイリュトミーの上達具合以上に、その人の暮らし全体に柔らかな変化がでてくるのが「軸」。インスタントにできるものではないけれど・・・。

受容の動き、というのは僕がそう名付けているのだけれど、2人でペアになって行なう練習だ。お友達に、スッと引いたり、軽くツッと触れてもらったりする。その力を最大限に利用して動くのだ。延長してみたり、膨らませてみたり、さまざま。力というのは、どんなにわずかなものでもをも方向をもっている。矢印のような単純なものもあれば、うねりを孕んだものもある。ちょっと合気道みたいかもしれないけれどね。デリケートで楽しいエネルギー交流ができてゆく。

内側からうごく。力の流れを味わう。それが、うごきを楽しむコツ。

レッスンの中では大らかな気持ちで動いてほしい。
全てをこなそうとか思ってしまうと、かえってコチコチになります。
まずは「気持ちいいな」と思える動きの加減を見つけて。

動き加減、力加減。がんばり加減、ぬき加減。
快はリラックスに、リラックスはバランスに、バランスはコンディションへと、つながってゆく・・・。

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Lesson 《募集中》

★2/25start「短期ワークショップ」
土、日
★第一期:オイリュトミー編〜身体の夢・言葉の杖★

今週末からです!お早めにご予約ください。
2/25=①13:00~、2/26=②13:00〜 ③14:45〜 3/3=④13:00〜 3/4=⑤13:00〜 ⑥14:45〜(いづれも1コマ90分)
部分参加OK。
少人数編成でまとまった体験レッスン&解説をします。
(4月にはコンテンポラリーダンス編を予定)

★weekly「定期クラス」
水、金、土
からだづくり/基礎、コンテンポラリー&舞踏、オイリュトミー
※初歩からていねいに身につけてゆく定期クラス。
どのクラスも初心者から参加できます。

★月2「西荻ほびっと村学校《舞踏》」
スローワーク&自由なうごき/即興ダンス
火18:30(4月からは19時〜21時になります)
※つぎは2/28。3月は6と20に行ないます。
※不定期参加も可能なチケット制クラスです。

Stage《チケット発売開始!》

★3/30上演《櫻井郁也ダンスソロ『かつてなき、結晶〜三月の沈黙へ』》
※公演サイトを公開中です。ぜひ!(⇧click)

たましいの ひみつの ことば

2012-02-20 | ダンスノート(からだ、生活、宇宙)
ほとんど動いていないのに、
力の波が押し寄せて包み込まれるような瞬間に出会うことがある。
とても激しい動きなのに、
あたり一面しんと静まり返っているような瞬間に出会うことがある。
そんな瞬間に出会うと、
ああ今ここに居て、居ることが出来て、ほんとうに良かった。と、涙がわいてきそうになる。

それは、人間の動きと大地や空気や時の流れがジョイントしている一瞬、
分たれたものどうしが再び一つに溶け合おうとする一瞬、
なのかもしれない。

舞台のみならず、稽古でもレッスンでも、そんな瞬間が訪れることがある。

「踊りとは魂の秘密の言葉」

マーサ・グラハムが遺した有名なメッセージだ。
それは、もしかすると、そのような、エネルギーとエネルギーが直接交流するような一瞬のことなのかもしれないなと、最近思うようになって来た。

お喋りの言葉。語る言葉。沈黙の言葉。
近い言葉、遠い言葉。自分の言葉、他人の言葉。
言葉、といってもさまざまだと思う。

もちろんダンスは沈黙の言葉だ。
そして、どちらかというと遠い言葉かもしれない。

たくさん喋ったり、きちんと語るのもよいけれど、
じっと沈黙して、いっしょに時を過ごすことが、もっと大切なのは、
それは黙って向き合っているからこそ聴こえてくる言葉が沢山あるからだ。

魂は、ほんとうは無口なのだと思う。

ダンスの練習はいつも、じっと地面を踏みしめることから始める。
地面を踏みしめながら、この地上にただひとつの、この肉体を感じ取る。
それは、正確に沈黙することの練習とも言える。

揺さぶり、うねり、突っ立ち、跳んで、また着地して、
それでも穏やかな沈黙が続いてゆくとき、
たしかに聴こえてくるものが増えてゆく。
聴こえ方がかわってゆく。
この、ふくよかな空気にみちた地球の上で、あまねく存在はサウンドを発している
ということが、すこしすこし近くなってゆく。

魂の秘密の言葉。
いつかそこにも、とどき始めるのかもしれない。

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Lesson

★2/25start「短期ワークショップ(オイリュトミー編)」土、日→今週末からです!お早めにご予約ください。
★weekly「定期クラス」
(からだづくり、コンテンポラリー/舞踏、オイリュトミー)水、金、土
★月2「西荻ほびっと村学校《舞踏》」
火18:30(4月からは19時〜21時になります)

Stage

★3/30上演《櫻井郁也ダンスソロ『かつてなき、結晶〜三月の沈黙へ』》
チケット発売開始!

オイリュトミーのこと:(短期ワークショップ をひかえて)

2012-02-16 | 短期ワークショップ
オイリュトミーの短期ワークショップを行なうことにした。久々のことなので、思いが広がっている。創案から、ちょうど100年目になるオイリュトミー。それ、どこかで聞いたことがあるよ、という方も増えた。
EU-RYTHMIE(英語表記だとEurythmy)、よい・リズム。っていう意味である。

どんどん気軽に、動いて楽しんでみてほしいと思う。開放的な動きが、カラダの重さや無駄な力みを抜いてくれる。舞い楽しみつつ、これを考え出したルドルフ・シュタイナーのことも柔らかい言葉で紹介し直そうと思っている。

来週の末、2月25日から土日の時間です、ぜひ!
短期集中レッスン「オイリュトミー編」

ところで、

きのう水曜はオイリュトミー定期クラスの日だったのだけど、オイリュトミーの練習風景を・・・。

レッスンは基本の練習に始まる。まっすぐ立つこと。落ち着いた呼吸を行なうこと。重心をしっかり感じて確かな足取りで歩くこと。それでいて、自分のことだけに夢中にならず、言葉や音楽や周囲の動きや気配を落ち着いて受け入れてゆく余裕をもつこと。オイリュトミーの基本練習はテクニックではなくて心と体のバランスを整えることに目的がある。日常の雑事を忘れて、純粋な気持ちになってゆく練習である。

そのあと、感受性をひろげてゆく。動きながら、その日その日に用意する言葉や音楽に反応してゆく。ときおり動きを止めて、からだのことや生活まわりのことを話す。ほぐす、あそぶ、ふりかえる。いま出会ったばかりの言葉に戯れる。動きながら言葉を感じることに慣れてゆくことで、言葉そのものの感じ方が変化してゆく。言葉は何よりもサウンドだ。それは内側からの風ともいえる。
じっとして何かを考えるのとは明らかに違う。感情のはたらきも大きくなる。

『魂のこよみ:Seelenkalender』という文集がある。きょうは、その一節を読む声をききながら、空間を駆けた。

『魂のこよみ』は、一週間に一節、一年間の周期を歌い上げる壮大な詩編だ。食卓に季節の花を置くように、心のなかに季節の言葉を置く。この言葉を編んだのは、ルドルフシュタイナー。そう、オイリュトミーの創案者だ。もっとも重要な著作の一つと言える。毎週毎週つづられてゆく、この言葉の流動をそっと声に出して読んだり動いたりして味わう。日月星辰の運行と地上の森羅万象が呼び交しながら、季節はめぐり、寒暖や色彩や湿度たちがダイナミックな生命波を踊っていて、その波の一端を、僕ら人間も担っている。何気なく感じている喜びや怒りや哀しみさえ、実はこの宇宙リズムとどこかでかすかに関係しているのではないか。そんな気持ちを、この『魂のこよみ』の言葉たちは、呼び起こしてくれる。言葉のひとつひとつ、馴染めば馴染むほど味わいがあり、精神の柱になるような手応えが、でてくる。

言葉には力がある。火や土や風や水のように、心のエネルギーがサウンドに変化していったのが言葉だ。その勢いやリズムを感じながら地を踏み気を舞い、言葉に内包された魂のエネルギーを自分の身体に吸い込んでゆく。それがオイリュトミーだ。踊りであり、同時に、呼吸であり、同時に、精神の食事とも言える。オイリュトミーの稽古中、人の眼が明るさを帯びてゆくのを、僕はしばしば感じる。

レッスン後半は、だいたい作品を踊る。きのうは冬シーズンの作品「高村光太郎/火星が」の振付をすこし。たぶん来週は音楽の作品を少しやる。作品はまず大胆でありたい、そして心を込めたい。ほんの少し背伸びするのも良いし、夢を追うように踊るのも良い。ともかく、いまこの一瞬を大事にしてエネルギーを注いでゆく。

全身で大きな円環を力強く描くように動いた。弓のような軌跡をやわらかく手から放った。どっしりと重心を落として真っすぐに歩行した。ひとりひとりの顔が、生きてくるのが、わかった。
この作品のこと、振付けのこと、くわしくは次の機会に・・・。

【定期クラス・2012年度募集START】

【新作ソロ・3/30公演】

やんちゃ者になろうか・・・。:舞踏クラス2/14の報告

2012-02-15 | ほびっと村学校「舞踏」WS・内容/報告
舞踏クラス、だった。
ぎゅっと、存分に踊った。集中力が残響した、空気は温かくやさしい感じがした。

クラスの日に向けてさまざま用意をするのだが、西荻ほびっと村学校の稽古場に入って参加される方に向き合うと、なぜか、そのワクに縛られて進行するのでは気が済まなくなる。
すっきり並べられた畳、少なめの光。
すごく落ち着いた場所である。そして静かである。
そこに、生身の人を迎えた瞬間かならず、インスピレーション、というのか、トンと降りてくる言葉なりイメージなりがあって、「これで、いきましょう」となる。そして、佇まいや、動きから、ある種のライブセッションのように稽古の時間が流れてゆく。
いやあ、忙しかった〜。もう梅の花、見ちゃいましたよ。病み上がりでね〜、etc,etc・・・。
ちょっとした言葉が重なり、温度をつくる、気配をつくる。その段階で、その日の踊りはコレだ、と感じる。
顔を合わせば、もう、始まっている。
人と人が出会う場である。ましてや、体温や息から生まれてくる「舞踏」のクラスである。当たり前のことかもしれない。

前半のスローワーク/基本練習は、からだをころがす、という事から始まった。
呼吸を聴き、鼓動を聴き、身体の感知できるところあらゆるところを感知しようとする。
少し少しもっと少し、動いては感じ確かめまた動き、感覚を可能な限り身体に向けてゆく。
そこにあるカラダを見つめながら、沈黙を用意したり、音を投げたりする。そこに言葉を架けてゆくこともある。
今日は言葉を架けた。
動きについて、生命の木について、植物について、動物について、生命連鎖について、光合成について、食とセックスについて。
ゲーテの形態学や三木成夫の健康論を参考にした。言葉は、栄養素である。
ひとりひとりが、自らのからだに向き合い、感性の世界を開いてゆくには、ゆっくりとした手続きが必要だ。

息を抜く。非日常。
仕事から家庭から離れて「一個のからだ」にシフトしてゆく。

後半は即興に入る、暖まったカラダは、教わるモードから遊びモードへと変化する。
戯れを演じるのでなく、ほんとうに戯れることが出来たならば、その人の変化は始まる。
踊りの場では、前進するよりも退行するほうが良いときがある。ばかになれ。とは、よく言ったものだと思う。
少年少女赤ちゃんまで、あえて退行してほしい。だれもがその経験を内面に携えている。大人が本気でバカになろうとする時は素敵だ。鎧がパカッとはずれて、やんちゃな少年やコケティッシュな少女が光にさらされる。
もっと踊りたかった。そう言われると、うれしい。

踊りは行儀作法ではない。稽古は、いろんな失敗をこそ楽しんで良い時間である。
デタラメ、やんちゃ、マイペース、不器用、そこに核心がある。
こんなにゆっくり動いたことがなかった。という人がいる。
こんなメチャクチャに動いたのはガキの頃以来だね。という人がいる。
そう、まずは極端で行きたい生きたい。
踊りや歌は、本当は、ただ楽しみ、それなんだから。

ほびっと村学校「舞踏クラス」次回は2/28の開講。楽しみです!
※このクラスは4月からは19;00〜21:00になります。

アントニ・タピエス氏、逝去

2012-02-14 | アート・音楽・その他
画家、アントニ・タピエス氏(Antoni Tàpies)が亡くなったことを知った。

さまざまな痕跡を吸い込んだ住まいの壁面のごとく、彼の絵は静かでしかし静けさゆえ強い。
何かの絵なのではなくて、それはひとつひとつが「この絵」という独立した存在物なのだと、僕は思っている。
彼の絵は人を無言にする力を持っている。それは言葉を生み出してゆく力になってゆく無言だ。
一枚の絵を前にして、一瞬すべての言葉が止まる。その絵の前で、人は自らの内部の意識に接近してゆく。

作品は、瞑想の支えだ。

そう言い切ったこの画家の、実践に軌跡に、僕はとても共感する。
作品を前にして、祈る。

新作ソロ、上演決定!

2012-02-12 | ステージ・国内公演の話題
新作の公演詳細が決まりました!
下記、公演サイトをオープンしましたので、ぜひご覧ください!!

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櫻井郁也ダンス・ソロ公演2012
かつてなき、結晶〜三月の沈黙へ

Sakurai Ikuya : dance-solo ”re-incarnation/3.11= silent”

日時:3月30日(金)20:00 会場:planB

公演サイト(くわしいご案内)



【news rereace抜粋】
「この地上に存在すること」、「かぎりある肉体」、「かぎりある生命」。
ダンサー/オイリュトミストの櫻井郁也が最新作を上演。本作は、3.11から現時点までに蓄積された大量の断想が舞踊衝動に結びついたものと言える。とまどい、痛み、危機感、そして再生への思索・・・。しかし、それらはあくまで出発点であり、まだ焦点を結ぶには早い。そこからの思いがけない逸脱や帰還や逆流を孕んで発生する「場」と「瞬間」、そこに凝縮され「結晶化する」理性を越えたエネルギーのフォルムにこそ、今回の作品主題は置かれている。
いま、私たちにとって、劇場とは、表現とは、ダンスとは、いや、そもそも肉体とは、存在すること、とは・・・。さまざまな問いを投げかける舞台になるかもしれない。
息音が聞こえ、一粒の汗までがクリアに見える接近感のなか、生と死の姿を見つめ直す鮮烈なソロダンスの瞬間に、ぜひお立ち会いいただきたい。(十字舎房:制作)


ダンスクラス、基礎クラス、レッスン報告です。(2/11〜12)

2012-02-12 | 定期クラス・レッスン報告
きのう金曜「ダンスクラス」は振付の日でした。前に書いた「春の祭典」です。ちょっとづつです。
振付けはちょっとづつ、しかできないんですが、それを受けとめて、皆さんの動き、すごく活き活きしている感じがする!なんだか自由になってゆくような、音の世界が広がってゆくような・・・。
今回は自分でけっこう動きたおして、削ぎ落としに落としていったものをクラスに持ち込んでいます。「おぼえやすい振り」でないと、この曲は楽しめない。ぼっと聴いていると、すごい複雑に聴こえるかもしれないけど、動きながら全身で聴くと、いろんなサウンドがクリアになってきます。それはグルーヴで聴けるようになるから。そこを楽しんでもらいたいのね。ダンスの振付には、そういう働きがある、ということを体感してもらいたいというのも、この曲を選んだ理由の一つです。意識が目覚めるって言うのか、いろんな感覚がクリアになっていって余分なものが抜ける。生命体としての自分に帰ってゆく。大げさに言うと、そういうことなのかもしれない。それが伝わっているのかも。踊っている姿を見ながら、内心、きれいだな〜と思います。さあ、どんどん踊りましょう!

そして今日、土曜日は「基礎クラス」。かなり久々に講義の日となりました。内容は、ダンスのカラダづくりと健康、身体の軸すなわち脊柱・骨盤・脳/頭蓋について、筋力とリラクゼーションと呼吸のつながりについて、重心とチャクラについて、右脳/左脳の働きとダンストレーニングについて、などなど。つまり、このクラスのレッスンを通じて体感/身につけてゆくことごとの理論というか、知識ですね。ボードに背骨の絵を書いたり、そこに対応する筋肉や重心やらを書き加えたりしながら、そして、ふだん稽古しているメニューの一部を軽くなぞりつつコノ動きはココに作用するね、ふむふむ、とか、いって話していきました。
たまに。なんですが、こうやって、みっちり解説をすることがあります。
もちろん、ダンスもオイリュトミーも、芸なるものは99%実技。継続と蓄積あるのみ。あれこれ考えを追い出して、食事や睡眠や歯磨きのように淡々とやる。量が質を生みだす、逆は無い。
ただ、その99%を支えるのが、わずか1%の何か。+αというのかしら。その中に、衝動、興味、知識、想像、理解、など、決定的に大切なものがあるのではと、僕は感じています。ということもあって、たまに、じっくり話したくなる時が出てくる。
このクラスは基本をやるクラスですから、学ぶ人の「かなめ」です。メソードも明快でなくてはならないし、日進月歩でなきゃダメ。試されるところ。僕自身にとっても貴重なループワークなのです。

ふぁ〜っ、お互い、お疲れさまでした。おもしろかった〜。って言ってくれた人、ありがとう!報われます!!
さあ、次回は練習ですね、ちょっと感じ方も変わるかも。楽しみにしていてください。

来週は火曜日の「舞踏クラス」がある週です。2/14、西荻ほびっと村学校18:30から。
誰でもいつでも、どうぞ!!
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【定期クラス・2012年度募集START】

【春の短期集中レッスン・受付中】
2/25〜第一期:オイリュトミー編、4/7〜第二期:舞踏/コンテンポラリー編
下記の記事です・・・!

短期ワークショップを 行ないます(受付中)

2012-02-06 | 短期ワークショップ
オイリュトミー&舞踏
・春の短期集中レッスン2012

「からだに還ること…」アタマをからっぽにして、エモーションと動きの波に、身を投げ込んでゆく。
からだとの付き合い方や踊りの原点を集中して学ぶ、短期集中レッスン。
春に向けて「オイリュトミー編」と「舞踏/コンテンポラリーダンス編」の二期を行ないます。
体のほぐし方や美しい姿勢のつくり方、コトバの響きを舞う体験、サウンドからひろがるイメージを踊る体験、など、オイリュトミーと現代ダンスの最も原則的なワークを重点的に体験し、「カラダとココロ」「踊り」「表現」についての基本的な理解を深めます。ぜひご参加ください!


ことし2012年、オイリュトミーは、創案から100年の節目を迎えます。その創案者は、教育・芸術・哲学・精神科学・農業・建築・社会構築など、きわめて多彩かつ先進的な実践活動を通じて現代文化に大きな影響を与えているルドルフ・シュタイナー。彼の人間に対する鋭い洞察と壮大な宇宙論を反映し、未来の舞踊芸術とよばれたオイリュトミーは、明快な方法論と洗練されたスタイルをもちつつも、あくまで身体にやさしく自然な運動に満たされた老若男女だれもが楽しめるライフアートとしての側面をもっています。

そして、戦後の焼土から再生してきた私たちの生活から産みだされたのが「舞踏」であり、これは、世界に注目されつつあらゆるスタイルのダンスと結びつき溶け合うようにして現代のコンテンポラリーダンスへとつながります。すなわち、日々の変化を受け入れ、現在この瞬間を踊る自由の踊りです。

今回の短期集中レッスンでは、落ち着いた人数でお話をしながら、シンプルな振付けで踊り、のびのびと動く解放感、そして、心と体のエモーショナルな結びつきを存分に体験したいと思います。
初心者には意義ある第一歩を。経験者にとっては大切な原点を。
のびのび楽しめるレッスンにしたいと思います。

2~3月
「オイリュトミー編〜身体の夢・言葉の杖

実技:肌・ほね・血液〜カラダと感受性、響きあうこと〜声と舞の宇宙など
講義:オイリュトミーの100年〜創案者ルドルフ・シュタイナーの世界観と私たちの暮らし
2月25(土) 、26日(日) 、3月3(土)、4(日)=無事終了しました。夏ごろには、またやりたいです!


参加予約・受付中
4月
舞踏/コンテンポラリーダンス編
《カラダひとつから始まる〜身体感覚の世界》
4月7(土)・8(日)・14(土)・15(日) 
(土曜は13時より1コマ(90分)、日曜は13時より2コマ、計6コマ)

【内容】記憶と予感〜内的体験とダンス、イメージの採取〜身体感覚とは、動き動かし動かされよ〜エネルギーの流れ、など


【対象】初心者より年齢問わず。
・舞踏やオイリュトミーをこれから学びたい方、
・時間のやりくりが難しい方や遠方の方、
・まとまった練習をして充実したい方、
・とりあえず体験してみたい方、などなど。
【人数】若干名〜最大10名程度まで。落ち着いてお稽古やお話が出来る人数にて行ないたいです。
【会場】JR荻窪よりバス約10分(お申し込み時にくわしくご案内)
【参加費】一期6コマ通し:15,000円(部分参加=2コマ以上:3,000円×参加コマ数、1コマのみ:3,500円)、
※定期クラス月謝メンバーは20%割引です。
※このレッスンに参加ののち定期クラス受講を開始される方は入会金割引期間を設定いたしますので、お申し出ください。
【お願い】
※各日とも人数を確認してから行ないますので、かならずご予約ください!
※部分参加あるいは一日のみの参加の場合、必ずご予約時に参加する日時をご連絡ください。


【お問い合わせ/参加ご予約】 080-3507-3860  j-ss@rj8.so-net.ne.jp
◎よりくわしい内容など、当ブログに日を追って記載してゆきますので、ご参照いただければ幸いです。

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【定期クラス受講生募集start!】
春の募集です。初心者の方も、経験者の方も、ぜひご参加ください!
クラス参加方法