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北朝鮮の砲撃事件と合同軍事演習

2010年11月26日 13時03分02秒 | 外交問題
遂に、黄海で米韓合同演習が行われることになったようだ。

今回の空母ジョージ・ワシントン投入は、
北朝鮮が砲撃
→米韓大統領の会談、協議
→空母派遣決定
といった経緯を辿ったかのような印象を受けた人がいたかもしれないが、そうではないだろう。

元々、夏場の演習予定が変更されたこと、その後に黄海に空母投入の大規模演習が構想されていたが延期となっていたこと、というのがあった。恐らく、状況分析を必要としていたのだろう、と。

・尖閣問題に端を発する日中関係のその後
・G20、APECなど国際会議の観察と成果
・米国の中間選挙の行方
などを見極めて、それから取りかかろう、ということだったのではないかなと。


参加する艦艇数もそれなりに多いし、大規模演習であれば、ある程度前から予定していないと準備が難しいはずでしょう。特に船は移動速度が限られているので、周辺海域に存在してなければ、たとえ空母を投入したいと考えても移動が間に合わないということがあるわけですから。

なので、米軍の発表通りに「事前予定の演習」ということでしょう。
ただ、”たまたま偶然”に、空母投入の演習直前になって、北朝鮮の砲撃が行われたということです。


それから、砲撃の後に延坪島に戻るのが割と早かったと思うわけですが、どうして北朝鮮が再び同じような攻撃をしてくることはない、ということが分かったのかな、と思いませんか?
「熟慮された一度きりの行動」(by PJ)という発表から見ても、ほぼ「次はない」という確証のようなものを掴んでいる、と思われるわけです。そうじゃなけりゃ、こんなに早く島に戻るとか報道陣を入れるといったことは行わないのではないか、としか思えないのです。
通常火砲などの攻撃であれば、事前に察知するのが難しい場合は少なくないのでは。偵察衛星があっても、防げるとは限らないでしょう。それでも島に行く、或いは戻るというのは、かなりの勇気が必要なのでは。


仮に、隣の家からいきなり銃撃され、自分の家から遠くに逃げ出したとしますか。隣の家の中では、犯人が未だに銃を構えて狙っているかもしれません。
隣の家を十重二十重に警官隊やSWATチームが取り囲んで、銃撃しようとすればすかさず隣家の犯人めがけて一斉射撃できる体制にでもなっているなら別かもしれませんが、犯人は家の中にいることが確実で銃も持っていることが明らかなのに、ノコノコと自分の家に戻ったりするもんですかね?

それができるのは、「今は撃ってこない」ということが判っている時とか、銃撃を必ず阻止できるというような時くらいでは。

延坪島の置かれている状況というのは、砲撃前と変わっていないだろう。
それでも危険を顧みず、島に行く人たちがこれほど多いことに驚くわけである。



それにしても、何てタイミング良く北朝鮮の砲撃が行われたか、と思う。
海軍が知っていたかどうかは別だろうけれどもね(笑)。
もっと高度な判断、ということかもしれないし。




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