アダム・マコビッチ、ロベルト・バルザールと、チェコスロヴァキアのアーティストが続いたので、ついでにもう一人聴いてみましょう。
チェコ共和国に生まれ、ドイツでクラシック音楽を10年以上学んだ後、現在はマドリッドを拠点に活躍中の若手ピアニスト、Igor Prochazka ( イゴール・プロハースカ ) のデビュー作です。
ブルー・スカイ、乾いたブライトサンド、そしてオレンジ・イエローのアンティーク車。輸入盤取扱い店でも、ひときわ目を引く印象的な美しいアート・ワークの作品なので、手にとった方も多いのではないでしょうか。実際にもかなりのセールスを獲得しているようです。そしてアート・ワークだけでなく内容もそれに負けないくらい秀逸です。
何と言っても、4 ビート一辺倒では決してなくて、ロックやソウルの軽快なリズムを基調とした洒脱なナンバーを大々的に配したことが本作の特徴です。ピアノトリオというシンプルな編成でも、豊かなバックグラウンドを持つアーティスト同士が、柔軟な発想で取り組めば、たとえテクニック的に凡庸であっても、素晴らしい音楽が作れる、という見本のような作品です。
余談ですが、ジャケットの車はスペインの自動車メーカー、SEAT ( セアト )の60年代から70年代にかけて生産された車のようです。当時はフィアットとのライセンス契約で、フィアットのモデルを生産していました。このSEAT 850 もその一台です。しかし、1980年にフィアットが撤退し、現在はフォルクスワーゲン傘下にあるようです。日本への正規ルートでも輸入は行われていないので馴染みが薄いかもしれません。
で、面白いのは、リーフレットにある上の写真です。フロント中央に羽を広げたようなロゴが付いていますが、よく見ると『 JAZZ 』 と書かれてあります。本当はここには社名の『 SEAT 』と記されている車なのですが、この撮影のためにわざわざ特注したのでしょうか。お金のかかっていないアート・ワークのようで、隠れたところにちゃんとお金をかけている粋なお仕事ですね。
アルバムのタイトル曲 ≪ Easy Rout ≫ 。
クリスさん、さすが細かいところまで見ておられますね。本作は、fm trio、Joop Van Deuren、Magnus Hjorthと同時注文しており、抱きあわせの関係で未着です。早く聴きたいな。
Olivier Trummerは視聴してやめました。ちょっと私とは合わないですね。行きつけの店では、評価真っ二つだそうです。まあまあという人は皆無だそうです。結局これをやめて、New Trio Oneにしました(笑)
この曲が、タイトル曲で、おそらく
アルバム中、ベストな曲だと思うのですが、
こうしてタダで、ライブ映像が見られちゃうん
ですからね。
CD買わなくても、これでだいたいの人は
十分でしょうね。
僕としてはOlivier Trummerは、「あり」かな
って思いましたが、買うかどうかは迷ってます。
Joop Van Deurenは僕も欲しいので、今週末にも買ってくるか、店頭になかったら通販でオーダーしようと思ってました。
fm trioやNew Trio Oneの印象は、聴いたら教えてくださいね。Maryさんの感想を聴いてから、買うかどうか決めようかな。
最近の国内盤で欲しいものが全然なので、
もっぱらこのところ、輸入盤ばかり買ってます。とは言っても、忙しくて未開封のCDが
山積みになってます。
CHris Kase,
サド=メルのヨーロッパライブ、
クリス・ミン・ドーキーのベスト盤
ジェーン・モンハイト
etc
まだ聴いていません。