SFJAZZ COLLECTIVEの新作がリリースされました。本作はSFJAZZ COLLECTIVE名義の第二弾で,2005年春のSFJAZZ spring SEASON でのライブ音源です。このSFJAZZというのは,サンフランシスコのNPO団体で,ジャズの発展と教育のために1983年に「Jazz in the City 」という名前で発足しました。初めは一年のうちの一定期間のみ開催されるjazz festival を開催していましたが,1999年に名称を「 SFJAZZ 」と変更したあたりから,一年を通して開かれているイヴェントをたくさん開催するようになりました。まず今年で24回目になる一番歴史の古い「 SAN FRANCISCO JAZZ FESTIVAL 」は10月から11月にかけて開かれます。3月から5月には「 SFJAZZ spring SEASON 」が開かれます。SFJAZZ COLLECTIVEもこのフェスティバルに出演しています。そして夏になると「 SFJAZZ SUMMERFEST 」という屋外無料ライブがベイ・エリアを中心に様々な場所で開かれます。その他にも教育イベントや特別公演などもあるようです。詳しくはSFJAZZ official HP をご覧ください。
さて,本題のSFJAZZ COLLECTIVEですが,2004年にジョシュア・レッドマンを中心に総勢8名で結成されたユニットで,春のイヴェント「 SFJAZZ spring SEASON 」に同年より出演しています。2004年のライブも「 SFJAZZ COLLECTIVE 」というタイトルでディスクになっています。今回の「 SFJAZZ COLLECTIVE 2 」とは若干メンバー交代がありますが,音楽的には全く変わりありません。メンバーはまずフロントがジョシュア・レッドマン(ts,ss),ニコラス・ペイトン(tp),ミゲル・ゼノン(as),アイザック・スミス(tb)で,ピアノがリニー・ロスネス,ドラムがエリック・ハーランド,ベースがマット・ペンマン,そしてなんと彼らとは親子ほどの年齢差があるであろうボビー・ハッチャーソンがヴィブラフォンで参加しています。ヴィブラフォンを加えるのなら何故ウォーレン・ウルフでなかったのか,ちょとわかりませんが,ボビハチのヴィブラフォンは世代格差を全く感じさせない新鮮な演奏です。
このバンドは毎年,偉大なジャズ・ミュージシャンの楽曲を取り上げることをテーマにしていて,2004年はオーネット・コールマンの楽曲を3曲演奏していましたが,今回はジョン・コルトレーンにスポットがあたりました。コルトレーンの<Naima>,<Half Full>,<Cresent >,<Africa >などを演奏しています。それ以外は彼らのオリジナルを持ち寄って演奏しています。日本国内の夏の野外ジャズフェスのように,やっつけな急遽結成された即席ユニットとは違って,よく練られたオリジナル楽曲に,ギル・ゴールドスタインの緻密なアレンジが加わり,素晴らしいハード・バップ・アンサンブルを聴かせてくれます。聴き応え十分です。日本のジャズフェスも見習ってもらいたいものです。
実はインターネット販売限定でこのライブの2枚組み盤もあるようです。その曲目を見るとコルトレーンの<26-2 >や< Love/Dear Load >なども演奏しているみたいです。2004年ライブ盤と2005年ライブ盤では甲乙付けがたく,どちらも凄くカッコイイですよ。どちらか聴いたら必ずもう一枚も聴きたくなるはずです。ちなみに今年のSFJAZZ COLLECTIVEのライブは4月14日から16日に開かれますが,トロンボーンがLCJOのメンバー,アンドレ・ヘイワードに交代になっている以外,昨年と同じメンバーのようです。そして今年のテーマはハービー・ハンコックだそうです。
P.S. コルトレーンの<26-2>って曲。超難解なため,コルトレーン自身も上手に演奏できなかった曲で,彼の死後「The Coltrane Legacy 」(Atlantic)に収められています。偶然にも2月27日にマイ・ブログで紹介したFredrik kronkvistも自身のアルバムの中で演奏しています。最近ミュージシャンの中ではブームなのでしょうか。できたらこの<26-2>をジョシュアがどう料理しているのか聴いてみたかったですね。
さて,本題のSFJAZZ COLLECTIVEですが,2004年にジョシュア・レッドマンを中心に総勢8名で結成されたユニットで,春のイヴェント「 SFJAZZ spring SEASON 」に同年より出演しています。2004年のライブも「 SFJAZZ COLLECTIVE 」というタイトルでディスクになっています。今回の「 SFJAZZ COLLECTIVE 2 」とは若干メンバー交代がありますが,音楽的には全く変わりありません。メンバーはまずフロントがジョシュア・レッドマン(ts,ss),ニコラス・ペイトン(tp),ミゲル・ゼノン(as),アイザック・スミス(tb)で,ピアノがリニー・ロスネス,ドラムがエリック・ハーランド,ベースがマット・ペンマン,そしてなんと彼らとは親子ほどの年齢差があるであろうボビー・ハッチャーソンがヴィブラフォンで参加しています。ヴィブラフォンを加えるのなら何故ウォーレン・ウルフでなかったのか,ちょとわかりませんが,ボビハチのヴィブラフォンは世代格差を全く感じさせない新鮮な演奏です。
このバンドは毎年,偉大なジャズ・ミュージシャンの楽曲を取り上げることをテーマにしていて,2004年はオーネット・コールマンの楽曲を3曲演奏していましたが,今回はジョン・コルトレーンにスポットがあたりました。コルトレーンの<Naima>,<Half Full>,<Cresent >,<Africa >などを演奏しています。それ以外は彼らのオリジナルを持ち寄って演奏しています。日本国内の夏の野外ジャズフェスのように,やっつけな急遽結成された即席ユニットとは違って,よく練られたオリジナル楽曲に,ギル・ゴールドスタインの緻密なアレンジが加わり,素晴らしいハード・バップ・アンサンブルを聴かせてくれます。聴き応え十分です。日本のジャズフェスも見習ってもらいたいものです。
実はインターネット販売限定でこのライブの2枚組み盤もあるようです。その曲目を見るとコルトレーンの<26-2 >や< Love/Dear Load >なども演奏しているみたいです。2004年ライブ盤と2005年ライブ盤では甲乙付けがたく,どちらも凄くカッコイイですよ。どちらか聴いたら必ずもう一枚も聴きたくなるはずです。ちなみに今年のSFJAZZ COLLECTIVEのライブは4月14日から16日に開かれますが,トロンボーンがLCJOのメンバー,アンドレ・ヘイワードに交代になっている以外,昨年と同じメンバーのようです。そして今年のテーマはハービー・ハンコックだそうです。
P.S. コルトレーンの<26-2>って曲。超難解なため,コルトレーン自身も上手に演奏できなかった曲で,彼の死後「The Coltrane Legacy 」(Atlantic)に収められています。偶然にも2月27日にマイ・ブログで紹介したFredrik kronkvistも自身のアルバムの中で演奏しています。最近ミュージシャンの中ではブームなのでしょうか。できたらこの<26-2>をジョシュアがどう料理しているのか聴いてみたかったですね。
後日TBさせてもらいますね。
TBさせていただきます。
と言うことで,ダイジェスト版が出るまでもう少し我慢します。
TBありがとうございました。こちらからもTBさせていただきます。