雨の日にはJAZZを聴きながら

FC2 に引越しました。http://jazzlab.blog67.fc2.com/

逝ってしまったペデルセン

2005年07月20日 21時55分57秒 | JAZZ
今日は仕事が早く終わったので、久しぶりに浅草のジャズ喫茶「がらん」に寄ってきました。そこで手にしたスイングジャーナル7月号でニールス・ペデルセンの訃報を知りました。
4月19日に亡くなっていたんですね。3ヶ月も知らずにいました。こんな突然になぜ。てっきりオスカー・ピーターソンの方が先に逝くかと思っていたのに(失礼)。

死因については言及してなかったので、早速、帰宅して検索してみました。ほとんどのサイトで、「no cause of death is unknown 」でしたが、1件だけ死因に触れていたサイトがみつかりました。「The cause of death was a heart attack.」心臓発作だったんですね。心筋梗塞か致命的不整脈だったのでしょうか。それ以上の詳細については触れてませんでした。

私は大学時代には軽音楽部でベースを弾いていて、よくペデルセンのコピー(とはいってもフレットレスエレキベースに置き換えてですが)をしていて、非常に思い入れのあるベーシストでした。

追悼の意を込めて、レコード棚から思い出の2枚を引っ張り出してきました。
オスカー・ピーターソンの「Nigerian Marketplace」での16分音符で刻むリフはジャコもびっくりのハイスピードで、ベーシストのチャレンジ魂を刺激する傑作。
それからペデルセンのリーダーアルバムでは同じくPABLOの「The Eternal Traveller」が最高です。A面1曲目のパガニーニの「Moto Perpetu」を聴けば、誰もがその超絶技巧に感服することでしょう。一般にsteeple chaseの「jaywalkin'」の方が知名度はあるかもしれませんが、「The Eternal Traveller」の方が出来は良いと私は思いますが、いかがでしょう。
A面最後の「jeg ven en laerkerede」が悲しすぎる名曲です。

毎年、多くのジャズマンの訃報を聞きますが、久しぶりに心底残念な訃報で涙がでました。合掌。