昨日、台風がひどくなる前に、インド出張から日本に帰ってきました。今日はもちろん会社に出社しました。
ニューデリーに行きましたが、人々の喧騒も、車線なんかお構いなしの大渋滞も相変わらずです。またとにかく暑い。今は雨季なので、蒸し暑い上に時々激しいスコールが降ります。インドの雨季は日本の梅雨と違い、スコールがざっと降ってすぐ止みます。しかし、側溝などのインフラが整備されていないので、道路は川のように水浸しになります。
さて、話は変わりますが、海外出張の楽しみの一つは、日本と違った風景や文化に触れるのもさることながら、長時間の移動の飛行機の中で、映画を存分に観れることです。
昔と違って、今は機内装備も充実し、50 本ほどの映画がよりどりみどりで観れます。昔は10 本ほどの映画が、しかも始まる時間が決まっていて、大抵途中からしか観れなかったんですが、今では巻き戻しも自由自在です。
往きの飛行機の中では、出張先で使う資料を読んだりして時間がありませんでしたが、帰りはディズニーの 『 シンデレラ 』を英語で観ました。
前にも書きましたが、ディズニーの映画は、子供から大人まで万人向けに作られているので、汚いスラングもなく、英語が非常にきれいで、英語学習には最適です。
シンデレラ役のリリー・ジェームズが非常によかったですね。
彼女はロンドンのギルドホール音楽演劇学校を出た、どちらかと言うと舞台女優です。もともとシンデレラ役は、このブログでも書いた、エマ・ワトソンが演じる予定でしたが、契約が折り合わず、オーディションで彼女が選ばれました。
最初は意地悪な義姉の役を得るつもりで、オーディションにもピンクのド派手な衣装で臨んだそうですが、キャスティング・ディレクターの目にとまり、シンデレラ役を得ることになりました。
明るくて、芯が強く、しかも品があり、シンデレラ役にはぴったりです。国連のスピーチの時のエマ・ワトソンも凛として、素敵でしたが。。。
また、彼女は役柄を徹底的に追及する 『カメレオン女優』 と言われており、アスリートを演じるときには、トレーニングに励んで福島千里並みの腹筋の割れ目を作ったり、『ダウントン・アビー』に出ていた時と、『シンデレラ』とはかなりイメージが違いますね。『シンデレラ』の撮影時には、きついウエストのドレスが入るように、昼食は抜きだったとか。そうい役者根性も僕は好きですね。
ちなみに継母を演じていた、オスカー女優のケイト・ブランシェットも意地悪さがにじみ出ていてよかったですよ。
リリー・ジェームズは若手の中では最もオスカーに近い女優だと思いました。舞台出身だけあって、発声もきれいですしね。
何かインド出張の話より、映画の話になってしまいました。