真ん中の帽子をかぶって黒い合羽を着ているのが、職人社長の安藤です。
このときのメンバーは、すべて県外から来たボランティアです。
東日本大震災の災害ボランティア活動をしてきた
職人社長の安藤です。
宮城県での災害ボランティア活動を終え、いよいよ埼玉に帰る日がきました。
少し心残りです。
このまま帰ってよいのか、あと1日ここにいるわけには行かないか、僕は考えてみました。
でも、いく考えても今回は1週間の滞在が精一杯です。
僕は東北道を走る前に、日和(ひより)山へ行きました。
この山から津波の影響を受けて呑み込まれてしまった街が見えます。
ここもやっぱり爆弾を投下されたような感じです。
本来はここから眺める景色は人の心を癒すような景色だったはずです。
それがあの一瞬で、今のようになってしまったなんて、眺めているとかなり痛い感じがしました。
僕は山から下へ向かう階段を下っていきました。
すると家と家がツナミに押し流されてつぶされ、重なり合っていました。
間近で見るとやはり言葉を失います。
一日も早く、行方不明の方々が発見されることを祈る以外は何もできない、というのがなんとも悔しいです。
この数日間、僕は石巻で災害ボランティアをしていましたが、この地を離れなければならない時になって、僕の中に石巻に対する思いがあることに気がつきました。
いずれまた石巻で被災者の人たちの力になりたい、一日も早く復興して欲しいという強い思いは、やはり被災した現場を直接自分の目で見る、被災者の方との出会う、本気で真剣に作業をする中で、強い思いになったのでしょう。
東北道を埼玉に向かって走っている中、余震が何度もありました。
そのたびに、今頃被災地の人たちは、どうしいるのだろう。
余震が来るたびに怖い思いをしているに違いない。
被災地での数日間を思い出しながら、一日でも早く復興できるように。
被災された方々の心の痛みが少しでもやわらぐように。
そんなことを思いながら、東北道を走っていました。
ボランティアをしに行きたいと思っている方は、是非被災地へ行ってください。
そして、力になってあげてください。
それでは、また。
職人社長の安藤
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