狂愛

時に愛は人を狂わせる。
愛しすぎて狂っていった私の過去の日記。

優しい意地悪

2017-06-19 20:26:40 | 同棲生活
中2の冬に二中の体育館で初めて声を聞いたときから、私は彼の声が大好きだった。
付き合い始めて電話をするようになると、電話の声も素敵だった。
付き合いが深くなってくると、耳元で優しく囁く声は一段と素敵だった。
彼に耳元で囁かれるだけで、私の身体はいつも熱くなった。

同棲を始めた頃、彼はセックスをしたくなるとわざと普段よりも低い声で私の耳元で愛を囁いた。私の身体は一瞬にして熱くなり彼の身体を欲した。

あるとき彼は、私の耳元で何度も優しく囁き、私をその気にさせるだけさせて、軽くキスだけして「おやすみ」と言って寝たふりをした。私は自分から誘ったりできないタイプだったので、熱った身体をどうすることもできず、一生懸命眠ろうとした。すると、寝たふりをしていた彼が急に笑い出した。

「お前、エッチしたいときモジモジするよな」

「え?そんなことないよ…」

「してるよ。だって今エッチしたいだろ?」

「え…」

「したいだろ?正直に言えよ」

「うん…」

「したいの?」

「うん…」

私は恥ずかしさで顔が熱くなるのを感じたい。きっと真っ赤になっていたと思う。部屋が暗くてよかったと思った。

「うんじゃなくて、ちゃんと言って」

「え………したい……」

「なにがしたいの?」

「……エッチ」

「エッチしたいってちゃんと言って」

「…エッチしたい…」

「しょうがねーな…。嘘。俺もしたい」

と言って、彼は優しく私のパジャマのボタンを外し始めた。


こんな風に、彼は時々優しく意地悪をする人だった。

そして私は、彼のこういういところも大好きだった。
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