狂愛

時に愛は人を狂わせる。
愛しすぎて狂っていった私の過去の日記。

引っ越し

2017-06-09 19:58:25 | 同棲生活
待ちに待った引っ越しの日。
部屋がある程度片付いた頃にはすっかり夜になっていた。

「腹減った~。とりあえず飯食いに行こうぜ」

と彼に言われて時計を見ると、既に10時近かった。

私たちは彼の車でファミレスに行くことにした。
両親が厳しく、あまり夜遊びしたことがなかった私は、こんな時間から彼と外出できることが嬉しくて仕方なかった。
そんな私の気持ちを察して、食事を終えて車に戻ると、彼は家とは違う方向に車を走らせた。

「お前、今まで夜遊びできなかったから夜出歩けるのが嬉しいんだろ?」

「うん。すっごい嬉しい!」

「じゃあこのままドライブでも行く?」

「うん!」

彼はそのままドライブに連れて行ってくれた。
しばらく走ると、坂の多い閑静な住宅街に入った。
どこに向かっているんだろう…?
ゆっくりと車を走らせ少しずつ高台に上がっていくと、急に視界が開けて夜景が見えた。彼は車を停めた。

「前に偶然見つけて、いつかお前を連れて来ようと思ってたんだ。ここ夜中じゃないと車停めれないからさ」

「キレイ!!凄い穴場だね!!嬉しい。ありがとう」

高台にある住宅街にポツンとある空き地。

夜中なので人も車も通らない。

彼はエンジンを切ると、夜景を見ている私の肩を優しく抱き寄せキスをした。

せっかく夜景を見に来たのに、私たちはキスに夢中になった。

彼の手が私の胸を優しく撫でた。

もう夜景なんてどうでもよかった。

彼に抱かれたいと思った。

そんな私の気持ちが伝わったのか、彼は唇を離すと、おでことおでこをつけたまま優しく「帰ろっか?」と言った。

私は黙って頷いた。

彼は最後にもう一度軽いキスをすると、エンジンをかけて車を走らせた。



私たちは愛し合うために、新居に向かった。
『ラブラブ』 ジャンルのランキング
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« プロローグ | トップ | 出会い »

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

同棲生活」カテゴリの最新記事

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
  • 送信元の記事内容が半角英数のみのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • このブログへのリンクがない記事からのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。