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オーディオの基礎 12 アナログレコード

2016-10-04 00:32:52 | オーディオ

 今回はアナログレコードの話をしようと思うが、現在まともなレコードプレーヤーが無いので完全に昔話になってしまうが、最近はレコードが復活しているようで生産も増えてきているようだ。またレコードプレーヤーも複数のメーカーで現役で販売されている事もあり、基本的な事柄を説明していこうと思う。

 LP盤とSP盤

 まずレコードは大きくサイズの異なる30cmのLP盤と、17cmのSP盤の2種類がある。LP盤は両面で45分程度で、SP盤はたぶん10分程度の演奏が聴ける。たぶんというのは、じつはSP盤の最大録音時間という物が聴いた記憶がなく、片面で5分以上の曲を聴いたことないので10分程度とした。ちなみにLP盤は昔から46分と言われていた。

 CD(コンパクトディスク)は1つの面しか再生できないが、アナログレコードはまず片面で演奏でき、そしてそのままひっくり返して裏面を演奏することができる。17cmのSP盤はドーナツ盤とも呼ばれ、片面で5分程度の再生なので歌謡曲などに重宝された。表の演奏をA面と呼びB面は人気の少ない曲が多い。またSP盤は回転数が速い45回転が普通だ。ほとんどのプレーヤーが手動で回転数を切り替える事ができるので、45回転のSP盤を速度の遅い33回転で聴くことができた。よって女性の歌手が33回転にすると、ゆっくりとした歌になり、声も男のように低くなるので時折遊んだものだ。「大きなレコードは30cmのLP盤で33回転」「その半分くらいのドーナツ盤は17cmでEP盤。回転数は45回転」だ。多くのレコードプレーヤーは、オートスタートであり、盤を選択してスタートボタンを押すと自動で針が落ちて演奏が始まるようになっている。演奏の終了は溝に仕掛けがありわざと針飛びがおきるようになっているので、繰り返し「ボソッ、ボソッ」と音がするが、プレーヤーが曲が終わると急速に針が進むのを検知して、自動的に針が上がるプレーヤーが多い。フルオートプレーヤーと呼ばれる機種はボタンを押すだけの操作になっている。

 針は寿命がある

 レコード盤は塩化ビニールで出来ているが、信号として刻まれた溝は、小さな針をなぞることで再生できる訳だが、針は消耗品であり徐々にすり減って再生できなくなってしまう。針はダイヤモンドが多いが、サファイヤ針もあるので確認が必要だ。また再生中に巻き込まれたホコリが針を拾ってしまうので、そのままでいると針先にホコリが巻きついてしまう事がある。その場合はレコード針専用のクリーナーを用意して掃除する必要があるが、絶対に指でとったり息で吹き飛ばしてはいけない。針は非常にデリケートで壊す恐れがあるし、息もカビがはえる恐れがあるので、必ずクリーナーを用意しておこう。

 レコードクリーナーも必要

 レコード盤もホコリがついてしまうので頻繁に掃除する必要がある。またレコードは周りのふちの部分を持つようにして、信号がある溝の部分を直接さわらないようにしないと、指紋が付いてしまい後にカビがはえてしまう恐れがある。レコードは細心の注意が必要であり、ホコリの発生をを抑えるために、静電気を起こさせないレコード用スプレーも売られていたので、ネットで注文する必要がある。

 フォノイコライザーとRIAAカーブ

 まずレコードプレーヤーとアンプを接続する場合に、レコードプレーヤー側にフォノイコライザーを内蔵しているか、していないかでアンプ側の接続が変わってくる。低価格のプレーヤーはフォノイコライザーを内蔵している機種が多く、プレーヤーとアンプはAUX端子と接続する。この場合面倒な接続は不要なのですぐに演奏を聴くことができるが、ある程度のクラスになるとフォノイコライザーは内蔵しておらず、アンプ側は必ずPHONO端子と接続する必要がある。それとプレーヤーから出たアース線とアンプのアース端子と接続しなければならない。イコライザーを内蔵しているか、いないかでつなぎかたが変わるのだ。まずはフォノイコライザーを内蔵していないPHONO端子との接続から説明する。レコードプレーヤーから受けた信号は大変微弱なので、そのままではレコードプレーヤーの電気と、アンプの電気では、わずかだが電位差が生まれてノイズが出来てしまう。だから電位差をなくすためにアース線を結んで、ノイズを起こさせないことが重要なのだ。次にプレーヤーから来た信号は、そのままでは録音時に低音を減らすように出来ている。だからアンプ側で低音を補強し元の正しい音に復元するようにできている。この音の変換作業はRIAAカーブとして全てのレコード会社が決まり事として行っており、各アンプのメーカーもこのRIAAカーブで逆補正を行うようになっており、最終的にフラットな音として再生できるように作られている。このようにフォノイコライザーを内蔵しているかいないかはとても大切な事だ。

 PHONO端子接続しない、フォノイコライザー内蔵のプレーヤーの場合はAUX端子と接続する。プレーヤー側からすでに十分大きな信号が出ている。プレーヤーからアース線が出ている場合はアンプのアース端子と接続するが、出ていない場合はそのままで構わない。

 MMカートリッジとMCカートリッジ

 ここからは高級オーディオの話になるが、レコードプレーヤーの機種では、アームの先がカートリッジとして交換できるようになってる。カートリッジの違いで音質が大きく変わるのだ。カートリッジだけでもかなりの話となるのだが、ここでは代表的なムービングマグネット(MM)ムービングコイル(MC)について説明する。まずはムービングマグネットから説明するが、一般的にMM式と呼ばれレコードプレーヤーで圧倒的に使われているものだ。カートリッジの針先から出た棒の最後は磁石になっており、棒の周りには固定したコイルが巻かれているが、針先から伝わった振動が磁石を震わせるので電磁誘導により発電される仕組みだ。磁石が動くからムービングマグネットなわけだ。MM式カートリッジは比較的大きな電流が生まれるのでオーディオでは主流のなのだ。だが、ごく微細な信号は磁石が感知できないので、繊細な音はカットされてしまう欠点がある。それで動きを逆にして、固定した磁石の周りに針先からコイルを巻き付けるのがムービングコイルだ。MC式はコイルが小さいので針先からの微細な振動を捉えることが可能になる。MC式の方がより繊細な音を再生できるのだが、MM式とは比べ物にならないほど信号が弱いので、昇圧トランスで信号を増幅しないとアンプで聞こえないのだ。ゆえに音質的には優れているが、MM式のほうがはるかに簡単なのでMC式はほとんど使われていない。

 

 ベルトドライブとダイレクトドライブ

 低価格のレコードプレーヤーはベルトドライブを採用している機種が多い。ベルトドライブは、モーターに高速のスピードで安定的に回転させることができ、ベルトで減速させることができる。また1つモーターで機械的に33回転と45回転のベルトを切り替える機種もあったが、外れてしまうという問題があるので機械的には少数派だと思う。これもある程度のクラスになるとベルトではなく、ダイレクトにモーターを回転させるダイレクトドライブになる。これは構造的にはシンプルだが、モーターに低速で回転させる必要があるので、強力なモーターが必要となるし、回転数を常に一定で保つ必要があるのでサーボ回路が不可欠だ。ベルトドライブは全体的に安上がりで済むがベルトは寿命がある。その分ダイレクトドライブは高くなるが長持ちする。

 以上、とりあえずレコードの代表的な事柄を書いたが、他にも針圧などの話があるので機会があれば話したい。

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