北朝鮮は金正恩(キムジョンウン)・朝鮮労働党委員長が権力を継いだ2011年末から、長距離から短距離まで多様な弾道ミサイルを少なくとも計53発、発射した。
国際社会の厳しい制裁にもかかわらず、年間数百億円規模を投入し続け、韓国政府によると、昨年だけで24発。
今年もすでに12発のハイペースだ。
29日付の労働新聞(電子版)は論説で「民族の未来と惑星の平和を保証する最高の安全装置である我々の核抑止力は日増しに強化されている」と強調した。
北朝鮮関係筋によれば、北朝鮮当局者らは「イラクやリビアなど核開発を諦めた国は、全て米国に滅ぼされた」と主張。
「米国を攻撃できる核ミサイルがなければ、体制を維持できないと固く信じている」(同筋)という。
北朝鮮は実際、核爆弾の小型化と弾道ミサイルの射程の延長に注力している。
米韓は、北朝鮮が中距離の弾道ミサイル・ノドン(射程1300キロ)までは核弾頭の搭載に成功したとみている。
弾道ミサイルもエンジンの能力に限れば、2~3年後には米東海岸まで射程に収めると分析している。
北朝鮮は脅威を高めて米国を対話の場に引っ張り出し、核保有国の立場を認めるよう迫るとみられる。
軍事挑発を続ける背景には、権力の維持に躍起になる正恩氏の焦りも見える。
朝鮮中央通信は28日、正恩氏…
朝日 ソウル=牧野愛博 久木良太、相原亮2017年5月30日
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北朝鮮のミサイル発射間隔が1週間ごとになっています。
毎週、撃っています。
「イラクやリビアなど核開発を諦めた国は、全て米国に滅ぼされた」
ならば核開発をあきらめることは、北朝鮮にとっては自国が滅ぼされることを意味している。
核開発をあきらめるわけがない。
アメリカと韓国当局は、日本列島全体を射程におさめているノドンミサイルには、既に核弾頭が搭載されていると見ています。
既にそれに成功している、と。
そして2年~3年後にはアメリカの東海岸をも射程におさめることになるであろうと予測しています。
アメリカが2、3年も待つとは思えませんが、叩くなら今しかないということでしょう。
今、叩かなければ時期を逸してしまいます。
北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)と核兵器を保有することをアメリカが認めるとは思えない。
結局、第二次朝鮮戦争は勃発する可能性が高いように思う。
ブラフ(脅し)でしょうが、トランプ政権は空母3隻を西太平洋に派遣する模様です。
今、母港にいるニミッツが、6月1日に出港し、西太平洋に向かいカールビンソンと合流します。
空母3隻体制です。
ニミッツはカールビンソンと交代するのではないかと見られていますが、推測に過ぎず、はっきりしたことは分かりません。
この記事では第二次朝鮮戦争は、やるからには「速戦即決」しかないと予測されています。
この記事にある「影のCIA」であるシンクタンクとは、2003年のイラク戦争勃発とその経過を半年前に予測していた「ストラトフォー」のことを指しており、ここが第二次朝鮮戦争は、「速戦即決」以外にはなく、長期化すれば韓国と日本が壊滅的な被害を受けると予測しています。
しかして現場の軍人は、「速戦即決」は不可能と言っています。
「第2次朝鮮戦争」のシナリオを米軍事紙が提示、死者10万人にも?=「戦争で得するのは日本。忘れるな」「ここは人が住めなくなる」―韓国ネット レコードチャイナ
米国の軍事専門メディアが「第2次朝鮮戦争」のシナリオを示し注目を集めている。
米軍事メディア「ミリタリー・タイムズ」は22日、北朝鮮関連の情報や専門家の見解を総合して
「米国は、中国の支援を受けて北朝鮮の核による挑発を止める試みを続けているが、このような外交的努力が失敗した場合、朝鮮半島に戦争が勃発することになる」
とし、
「この場合、米韓両軍の兵力が大規模に動員され、戦争が数カ月またはそれ以上長期間続くことになる」
との見通しを伝えた。
マーク・ハートリング米陸軍退役大将はインタビューで
「戦時状況が30日で終わるとみている一部の人々の考えは間違っている」
とし、
「(戦時状況の)持続期間はそれよりも長く、戦争で数千、数万、さらには10万以上の死者が発生する」
と述べている。
第二次朝鮮戦争は、長期化し、「速戦即決」は無理と言っています。
ならば韓国と日本は、壊滅的な被害を受けることになる。
ミサイル開発に関係していた元脱北者は、来月の6月にも北朝鮮は核実験を実施すると言っていました。
北の核実験によって白頭山が破局噴火を起こせば、戦争はなくなるかもしれません。
どちらも甚大な影響を受けますが、戦争よりはましかもしれない。
韓国と日本は白頭山頼みです。
北朝鮮への経済制裁は、断油以外にあまり効果がなく、北朝鮮は600兆円~700兆円のレアアースをもち、ゴールドも数兆円保有しています。
ウランも自前でもっておりますし、鉱物も豊富です。
密貿易でミサイル実験の経費は問題ないと言われています。
第二次朝鮮戦争の条件である空母3隻以上はクリアしており、後は在韓米軍とその家族等、23万人の避難計画である「フォーカス・パッセージ」がどうなるかでしょうね。
本気でする気ならば大々的に空母の派遣を宣伝しないと思うのですが、していますからブラフではないのかとも勘ぐりたくなります。
習近平国家主席との約束は、「7月16日まで」ですから、注目点はこれ以降でしょうね。
6月の避難訓練は注視していた方がいいと思っています。