重慶でラン&山登り

マラソンと山登りが趣味。
重慶の街を走って見つけた面白いことを記録します。

4K完歩記5 Valgrisenche-Courmayeur

2016-09-19 20:26:37 | 4K Alpine VDA
9月4日
朝4時に携帯のアラームがなります。
正直1日目で疲労困憊、起きたくありませんが、何しに来たのかというと山を走りに来たのです。ここで寝過ごすわけにはいきません。まさかの初日寝坊でリタイアという事態は避けるべく、頑張って起きます。

湿布を張り、着替えをします。朝方は寒いかもしれないのでロングタイツに履き替えました。ストックは予備のものと交換、ジェル等の食料をザックに詰めて準備を整えます。この食料ですが他のランナーのアドバイスに従いベースキャンプ別に事前に分けておいたのは大正解でした。当日時間がなく、また日にちが進むにつれ冷静な判断ができなくなるため、その日持っていくものをとりあえず胃かザックに詰めるという作業に徹することができました。しかし、準備していたアルファ米は時間がなくて食べれませんでした。これだけ翌日以降に残しておきます。

結局4時45分に隣のベッドの日本人の選手と一緒に出発。
最初は平坦な道がしばらく続きますが、彼は朝一からペースが速くついていくのがやっと。
この選手とはレースの前から縁あって情報交換等させて頂いてましたが、やっとゆっくりお話することができました。話の中で二人の共通したことは「初日の山が想像以上にきつく、特に3個目の山のヘッドライトのを見たときの愕然感は半端なかった」ことと、「このイタリアンアルプスの自然に囲まれたレースの中で頭に浮かんでくるのは「ありがとう」という言葉」ということでした。
この「ありがとう」という言葉、うまく表現できないのですが、きっと雄大な自然の中を歩けることの喜び、生きていることの実感に対してであり、自分をこの場にいさせてくれる会社の同僚や、体を丈夫に生んでくれた両親、そして理解ある家族に向けての気持ちで心の底から湧いてくる自然な気持ちだったと思います。幸せなひと時です。

選手の皆さん、それぞれ境遇は異なりますが、それぞれの思い、それぞれの感謝を持ってきっとレースに参加されているのだと思うと不思議な共感が生まれてきます。

さてまたも前置きが長くなってしまいましたが、レースはStep2になります。

このセクションは最初平坦な道が続き、その後山を2つ越えて最後に大きな山を一つ越える感じで。Step1と比べると幾分楽な印象です。
最初の6kmはほぼ平坦でエイドのPlanavalに到着。

水分を補給し

朝を待つ街を通り山に登って行きます。
ここで朝ご一緒だった日本人の選手とはペースが異なることもあり別々の行動となります。


だいぶ登りました。眼下にはまだ眠っている街が見えます。

モルゲンロート。山に命が吹き込まれると自分にもパワーが湧いてくるような気がします。

今日はどんな景色と出会えるのだろう?期待に胸が高まります。


ところどころに廃屋がありますが、標高が刻まれた看板が残っていたりして目安になります。ここは2338mと記されています。ここまで約700m登ってきたことになります。次のColまで後500mUPです。

こんな高地に湖が。ここから流れる川で顔を洗い気合を入れなおします。

そんな湖も眼下に捉えるようになるまで登っていきます。

上を見上げればようやくColが見えてきました。でも急な道です。

Colまでの最後の道、ヤギが道をふさぎます。こういうのいいですね。


要約Col de la Crisatieに到着標高2829mスタートより71.8km地点。
このColを超えると

あの憧れのMonte BiancoことMont Blancが見えます。
いつかUTMBを走りたいと思いトレランを始めました。まだ走ってないけどモンブランの雄姿を見ることができただけで感動です。いつか行くからな!まってろよ!
Colでは1杯だけホットドリンクがもらえます。コーヒーかお茶かといわれコーヒーを選択。

ビスケットを付けて食べるといい感じにふやけておいしい。
休憩もそこそこに下りに入ります。

相変わらず下りは急です。足にダメージを蓄積しないように注意して下ります。

また森林限界まで降りてきました。がまだまだ先まで続きます。

そして下り切って少しのぼったところにエイドのPromoudに到着。
標高2017m距離74.8km。時間は10時30分。Step2スタートから約6時間弱。累計25時間30分。まだまだ1/5です。

ここからまた登りになります。

どんだけ登らせるんだ??

あとこれだけ!とひたすら登る作業に徹します。

Colに到着。地図ではCol Passo Altoとなっていますが良くわかりません。

時刻は12時20分。当時は時間は気にしておらずとにかく確実に前に進むことを意識してました。振り返ってみると距離3.7km標高差800mに約2時間かかっていますね。早いか遅いか良くわかりませんが、自分が思っている以上に時間は経っていなかったようです。


ここまでの登りを振る帰ります。

その先下って行くと途中山小屋エイドがあります。トルデジアンのポスターがあり、中には入れず外で水分の補給です。ここで朝別々となった日本人選手が休憩しており、合流させてもらいます。

羊の群れを脇目に下りをつづけると

La Jouxという街までおりてきました。ようやくエイドと思いきや通りすがりの人に後4kmと教えられがっかりし、2人ベンチに腰を下ろし小休憩。
その後トボトボと歩いてようやくエイドに到着。

ここで日本人選手は奥さんがクールマイユールで待っているとのことで一足先に出発。再び一人旅となります。
時刻は既に16時。下りに4時間近くかかりました。
ここからもう一山越えます。

小雨が降ってきてすっかり寒くなりました。

19時45分にCol de l'Alpに到着。丁度100km地点。風も強く誰もいません。補給用の水が入ったペットボトルが散乱されていました。
ここから700m程の下り

小雨が吹き付け気温もぐっと下がりますが、雪にまではならずに良かったです。
そしてようやくCourmayeur(クールマイユール)に到着。街に下りてからベースキャンプまでが遠かった。ここはトルデジアンのスタートの街でもあり、4Kとはある意味対立している街。標識も少なく道に迷いそうになります。

看板にはこんなイタズラをされていることも。思わず矢印の先のホテルにチェックインしたくなりました。

22時ようやくベースキャンプに到着。まずは昨日入れなかった為、シャワーを浴びようとシャワールームに向かいます。テーピングをはがそうとすると、数か所かぶれて水膨れになっています。またサポートタイツでも体のむくみもあり一部かぶれたり水膨れになっているところがあります。注意してテーピングをはがしますが、皮膚ごと持っていかれてしまいます。
また足には水膨れが10か所以上もできており、歩くのもやっとの状況。でも周りをみると他の選手も同じような感じです。みんなそんな状況でレースしているので自分も甘えるわけには行きません。
とりあえずぬるいお湯で水圧の低いシャワーで傷口が染みるのを我慢しながら浴び、着替え、カップラーメンを食べる為にお湯をもらってお腹を少し満たし、アルファ米にお湯を入れてもらいますが20分待ち切れず、寝ようとベッドを探すと近くのテントは満室で少し離れた体育館みたいなところまで雨の中重たい荷物(自業自得ですが)を持ち足をひきづりながら移動し、ようやくベッドにたどり着いたら毛布がないという状況。それでもボランティアの方がなんとか毛布を探してきてくれました。
時刻は既に23時近く。3時間寝て2時には起きようと思いあっという間に眠りについたのでした。

続く。
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