健康塾通信

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脂肪もだいじ、でも貯めすぎに警告!

2008年05月19日 19時28分30秒 | Weblog
初夏のさわやかな日が長続きせず、気温の移り変わりが激しいこのごろですが体調管理には十分気を配りたいものです。

さて皆様、だんだんと着る物が薄手になってくると気になるのが体のラインではないでしょうか?

先日、特定健診などの講演を聴いてまいりました。

やはり、「メタボ」ときくと「おなか周り」ですね。

ちょっとおなかの辺りをつまんで見ましょう!脂肪組織は皮膚と筋肉の間にあるので特におなか周りは簡単につまめますが、つまんだときの脂肪の存在感というか、つまんだ厚さは決して心身ともに気持ちよいものではありませんね。
むしろ、男性たちもおなか周りはメタボが騒がれ始めて意識がグンと高まってきました。

また中高年女性は脂肪がウエスト周りやお尻や太ももにもつきやすく気になるところです。


私たちの身体は60兆の細胞からできているといわれますが、その1パーセントの600億個が脂肪細胞です。

そして脂肪細胞には
「白色(はくしょく)細胞」と「褐色(かっしょく)細胞」との2種類の細胞があります。

「白色細胞」は
・内臓のまわり、下腹部、おしり、ふともも、腕の上部、背中などに多くあります。
・増える時期があり、胎内にいるとき、生後1年間、思春期が主ですが、過食によっては中年期などこの限りではありません。

「褐色細胞」は
・首の周り、脇の下、肩甲骨の周り、心臓、腎臓の周りの5カ所に分布しています。
・体内に蓄積された余分なカロリーを熱に替えて、放出させる働きがあります。


脂肪細胞って・・・「すじこ」のようなものとききました。皆様も想像してみてください。
あのまーるいツブツブの中に脂肪がたまっているのです。

このツブツブを脂肪球といって、脂肪の総量は細胞の数と脂肪球の中の脂肪の量になるわけです。

ですから脂肪球の中に脂肪がたくさん詰まると更に太り、痩せることで細胞の数は変わりませんが脂肪が燃えるので脂肪球が小さくなり脂肪細胞もサイズダウンするのです。

大昔は狩りをする習慣がありました。おなかがすくと食料を自ら獲って食べたので、
肥満になる暇はありませんでした。

しかし、現代の飽食時代は食料をたやすく手に入れやすく、自分の脂肪を燃やす間もなくまた脂肪を取り込んでしまうので、肥満につながるのです。

こんなマイナーな脂肪ですが・・・大事な役割が3つ有ります。
①エネルギー源になります。
②体温を保つ、保温作用があります。
③衝撃から内臓を守ってくれます。

やはり過ぎたるは・・・ということですね。


太った脂肪細胞とおさらばする為には

①カロリー過多にならないようバランスよい食習慣を!
②脂肪燃焼には有酸素運動で、まずは歩くことから!
③筋トレで基礎代謝を上げて、太りずらい体作りを!
④規則正しい生活リズムを!
⑤睡眠をしっかり取りましょう!

ここで再びメタボに戻りますが、腸間などにたまった内臓脂肪は悪いホルモンを出します。
それが、血圧を上げたり、血液をドロドロにして、メタボのリスクを上げてしまうのです。

メタボ回避や健康への近道は体重ダウンが一番です。
身近なデーターである体重と腹囲の測定を基準にしてご自分の管理だけではなくご家族の健康管理をしていきましょう。

まずは2日に1度の体重測定!そして運動は1週間単位で細切れでも出来ることをしていきましょう!

さあ、ご心配な方も、ご心配なご家族の為にも・・生活の中でまずは対策をお考え下さい。

体重計とメジャーのない方は、是非ご購入をお薦め致します。




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