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安田弁護士の振舞い

今 山口・光市の母子殺人事件の 最高裁での審理経過が 話題となっています。
この審理過程での安田好弘弁護士と足立修一弁護士の行為が 多くの人々の 反感を買い 問題となっています。
特に 安田好弘弁護士は 先月14日の公判に日弁連の催事のリハーサルのため欠席した、ということです。
これは どう考えても 非難されても仕方ないことのように思います。この行為に対して 同弁護士ら からの弁明は一切聞こえて来ません。この軽率さに対して 一気に 世論は 彼らに不利な方向に傾いたにも拘わらずです。かなりなダメージだと思うのですが、どうして弁明しないのか、良く分かりません。弁明しないこと自体も その行為に胡散臭い 印象を与えています。

この胡散臭い行為によって 世論は 異様なほど感情的なまで 犯人と弁護団を批判し始めています。
同弁護士の法廷戦術も もはや 寸毫も正当とは 世論は見ていません。裁判の行方が 感情によって左右されるのは 良くありませんが、かなりな専門家まで 同弁護士に反発してしまっているように見受けます。
こうした社会性を持ってしまった事件は 法廷外戦術も十分に考慮すべきなのに 弁護団は それに気付いていないのでしょうか。

この結果、同弁護士は これまで獲得しただろう成果 全てを台無しにしたと言ってよい程のダメージではないでしょうか。同弁護士が 死刑廃止運動の先頭で“人権派弁護士”として どのような 業績を残されたのかは 私は 残念ながら全く存じませんが・・・。日本には終身刑が 無いのに 死刑廃止というのも 少々行き過ぎた議論のような 気もしますが・・・。

このように 特に日本社会にあっては 人々の心証が 真実性を左右します。最早、この決定的に不利な状況は この裁判では 挽回不能に見えます。

かつて雪印社長の発言が 組織にとって決定的不利に 影響したこともありました。
品質保証も 人々の心証に左右されます。ISO9000の“品質保証の定義”にも明らかな通り、人々に この会社の製品は 大丈夫だという“確信(心証)を与える”ことができるか どうかが 成否を分けるのです。組織関係者の軽率な行為や発言は 慎むべきだと思うのです。特に 組織の管理者,責任者には その自覚が必要だと思うのです。

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コメント
 
 
 
Unknown (孝裕)
2006-05-16 00:55:16
http://www.tokyo-np.co.jp/00/tokuho/20060508/mng_____tokuho__000.shtml



この記事を読むことをお勧めします。
 
 
 
ありがとう ございます (磯野及泉)
2006-05-16 01:34:56
こういう記事、始めて見ました。

孝裕様 ありがとうございました。

本当に 最近、日本社会は冷静さを失くしている印象です。背景には 深刻な問題があるのですネ。

戦前、バカバカしい戦争に突入したのも こういう“空気”の問題ではなかったかと・・・・。

それにしても 酷いバッシングに対して 安田弁護士は 反論というか、冷静な説明をしないのか。そんな バカどもには言わせてオケ、付き合っているヒマは 無いとでもおっしゃりたいのだろうか・・・・。

 
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