Cabin Pressure(脚本:ジョン・フィネモア 出演:ベネディクト・カンバーバッチ他)

イギリスBBCのラジオ・コメディ CABIN PRESSURE について語ります。

シリーズ3の前書き / 舞台Frankenstein

2013-04-14 08:21:33 | 日記
最高!のシリーズ3ですが、唯一残念なのが、マーティンの声が気の毒なほどにかすれていること。
これは、シリーズ3制作当時(2011年)、マーティンことBenedict Cumberbatch氏が
ロンドンのナショナル・シアターで舞台に出演しており、
そこでの熱演で、声を使い切ってしまったからです。


キャビン・プレッシャーの公開録音は、3回(各2話づつ)行われますが、
そのうちの1回、NewcastleとOttery St. Maryの時は、収録の前日に彼の声が全くでなくなり、
急遽、代役を立てたほど。
(2話のうち、Ottery St. Maryは、後日、録り直したので、彼の声で聴くことができます)
そんなハプニングもあり、本来なら、シリーズ3の第一話は、
アルファベット順でNewcastleから始まる予定でしたが、
初回にレギュラー陣が揃っていないのは…、というわけで、
第一話はQikiqtarjuaqからスタートします。
このブログでも、こちらのお話から順にご紹介したいと思います。



ここから話は横道に逸れますが。

カンバーバッチ氏が当時出演していた舞台は、
ダニー・ボイル氏演出の FRANKENSTEIN。
フランケンシュタイン博士と、博士が造った“クリーチャー”の役を
彼と、ジョニー・リー・ミラー氏が毎日交互に演じて、見事、
2人ともローレンス・オリヴィエ賞を獲得した作品です。

演出も演技もセットも音楽も素晴らしいこの作品、
あいにく日本では見られませんが、
ロンドンのナショナル・シアター・アーカイブでは、
映像を見せてもらうことが可能です(事前予約が必要)。

かくいう私もこの方法で舞台の映像を楽しみました。
本当に凄いです、この作品。
パソコンの画面で見ているのに、あれほどの感動を味わえるなんて!!
Cumberbatch氏のバレエダンサーのような身のこなし、
そしてなにかに憑りつかれたかのようなあの演技!
思い出しただけでも鳥肌が立ちます。 
声がかれちゃうのも納得!

ロンドンに行く予定のある方には、是非お勧めしたい作品です(しかも無料! イギリスって素晴らしい)。




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