Cabin Pressure(脚本:ジョン・フィネモア 出演:ベネディクト・カンバーバッチ他)

イギリスBBCのラジオ・コメディ CABIN PRESSURE について語ります。

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S1-3 クレモナ(前)

2012-12-28 08:14:43 | 日記
キャビンプレッシャー シリーズ1 第3話 クレモナ(前)です。
以下は、番組を聞いてから、ご覧ください。
   ↓
「フランク・シナトラ」で遊んでいる2人のパイロットからお話は始まります。
では、どうぞ!

   ↓


(ピンポン)
ダグラス: こんばんは。副操縦士のダグラス・リチャードソンです。我々は離陸に向けての最終準備に入り、これからみなさんを月にご案内します。飛行中は是非、この機会を逃すことなく、星たちに囲まれて遊んでください。左側にお座りの方は木星にどんな春が訪れるかをご覧いただけます。そして右側では、火星を。つまり、私の手を握って。あるいは、ベイビー、キスを。 キャビンドアは自動に。

(テーマ曲)
 今週は 「クレモナ」

マーティン:いいね、すごくいいよ。次は僕の番だ。
ダグラス: よし。じゃあ、「come fly with me」を。
マーティン:(ピンポン)こんばんは、みなさん。MJN航空を代表して、みなさんをご招待します。 Come fly with me~let's fly,let's fly away~♪
キャロリン:(無線)マーティン!マーティン、なにをしているの?
マーティン:キャロリン! 僕はその、、別に何も。
キャロリン:そっちで一体なにしてるの? もう30分も駐機場にいるじゃない。私はあなたたちをポーターキャビンでずっと待っているのよ。
ダグラス: ああ、灯りがついているから、きみがまだいるんじゃないかと思って。
キャロリン:じゃあどうしてこっちに来ないの?
ダグラス: いや、灯りがついているから、きみがまだいるんじゃないかと思って。
キャロリン:今すぐ来て。話したいことがあるの。あ、そうじゃないわね、伝えることがあるの。


(ドアの音)
キャロリン:ああ、やっと来たわね。さて、明日仕事がある人は誰だと思う?ヒントをあげましょう。私たちよ。
ダグラス: なのに皆はヒッチコックがサスペンスの王様だと言う。
キャロリン:とにかく、きっとこの仕事は気に入るわ。映画スターをイタリアに連れていくのよ。
マーティン:映画スター?
キャロリン:そう。
マーティン:どの人?
キャロリン:へスター・マコーレイよ。
マーティン:ああ、彼女って、、
アーサー:へスター・マコーレイ?
ダグラス: 驚いた!アーサー、ここにいたのか。気づかなかったよ。
アーサー:へスター・マコーレイ?”湖の乙女”が?僕のキャビンに?
マーティン:後ろでなにしてたんだい?
キャロリン:それに何のことを言ってるの、おバカさん?
アーサー:ジゼルダをやった人だよ、湖の乙女の役。「キャメロットの冒険」の!
キャロリン:ああ、そうなの。
アーサー:うん!彼女がアーサー王にエクスカリバーを連れてこいって言うんだ。
ダグラス: エクスカリバーを連れてこい? エクスカリバーを渡す、だろう。
アーサー:どうやったらエクスカリバーを渡せるの?エクスカリバーは人だよ。
ダグラス: そうか。きっとアーサー王伝説の権威なんだな、その映画を作った連中は。
アーサー:えっと、人って言ったけど、でも本当は吸血鬼なんだ!
キャロリン:アーサー、顔に何かついてるわよ。
アーサー:そう、とれた?
キャロリン:いえ、もっと下。顔の下のほうにある部分で、骨と肉でできているんだけど、それがぺちゃくちゃと音を立ててるの。お願いだから止めてくれる?
アーサー:あ、そうか、ごめんね、母さん。
キャロリン:ありがとう。さあ、みんな解散よ。マーティンは飛行計画、ダグラスは積載表、アーサーはコーヒーを。
アーサー:了解。
キャロリン:さあみんな、飛んでいって。
マーティン:おいで、おサルさん。
アーサー:承知!
(ドアの音)
ダグラス: クレモナか。ではエクセルシオールに泊まれると期待していいかな?
キャロリン:期待はしてもいいけど、ダグラス、それ以上はだめ。ミス・マコーレイはエクセルシオール宿泊だけど、あなたたちはその先のガリバルディよ。
ダグラス: うそだろう、ガリバルディはあばら家だ。
キャロリン:確かにあばら家よ、値段相応のね。
ダグラス: ちゃんとした航空会社ならエクセルシオールに泊めるぞ。
キャロリン:ごもっとも。もしあなたたちがちゃんとしたパイロットなら、ちゃんとした航空会社に勤めているでしょう。話は以上。さあ、積載表をお願い。乗客1名と、1ダースのシャツよ。
ダグラス: 汗かきの女優さんなのかね?
キャロリン:いいえ、映画はファシズムのイタリアが舞台らしくて、スタジオ側が多めの黒シャツを、、えっと、
ダグラス: エキストラ用に?
キャロリン:そうよ、役は、、
ダグラス: 黒シャツ隊?
キャロリン:その通り。


マーティン:「おはようございます、マダム、ようこそ」 違うな、マアムか。「おはようございます、マアム」いや、女王じゃないんだから。「おはようございます、ミス・マコーレイ」じゃない、やっぱりマダムか。
(ドアの音。後ろに歌声)
アーサー:あのさ、お客さんに、昔、パスタであなたの顔のコラージュを作ったことがあるんですって言っても問題ないよね?
ダグラス: どうかな、分からない。
アーサー:つまりね、僕としては、、
ダグラス: すまない。さっき「分からない」って言ったか?訂正するよ。興味ない、だ。 おはよう、マーティン。今日は格好いいね。
マーティン:そうかい、いつも通りさ。普段からこんな格好だろう。何言ってるんだい?
ダグラス: そうだな、大変失礼なほめ方だった、謝罪するよ。 さて、アーサー、スポットテストだ。
アーサー:やった、大好き!
ダグラス: さっき我々がすれ違った、ポーターキャビンの外で待っている人たちについて教えてくれ。
アーサー:うん、えっと、ちゃんと見てなかった、、えっと、男の人が多くて、確か一人にはひげがあって、、それだけ。
ダグラス: 30人はいたぞ。それが皆手作りの鎧を着て、ドラゴンの歌を歌ってる。
アーサー:あ、そう言われると、、
マーティン:鎧だって? 一体どうして、、
(ドアの音。歌声)
へスター:ありがと、ありがとう、みんな、ありがとう!(ドアを閉める音) あ、こんにちは。こちらがMJN航空さん?
マーティン:そうです、こんにち、、あ、おはようございます、ミス、マダム。あ、その、マダム・マコーレイ、ミス・マアム、ミス・マコーレイ!
へスター:あら、ありがとう。でもどうかへスターと呼んで。
ダグラス: いっぱいいっぱいよりは、敬称がいっぱいのほうがいいな。
マーティン:わ、わ、わ、わたしは副操、、じゃなくて、機長のマーティン・クリーフ。そしてこちらが副操縦士のダグラス・リチャードソン、副機長(co-pilot)です。
へスター:はじめまして、副機長さん。これって、共演者(co-star)みたいなもの?
ダグラス: きっとそうでしょうな。
マーティン:まさかそんな。共演者は他の出演者と同等でしょうが、副機長は僕より格下です。
へスター:あら、そうなんでしょうね、クリーフ機長。
マーティン:どうぞ、僕のことはマダムと呼ん、いや、マーティンと!
へスター:ありがとう、マーティン、そうするわ。そしてこちらは?
アーサー:こんにちは。 僕はアーサー。
へスター:なんですって?
アーサー:えっと、アーサーです。
へスター:”ブリトンの王様”?
アーサー:飛行機のスチュワード。
ダグラス: 彼は、本当にアーサーという名前なんだ。
へスター:あ、ごめんなさい、アーサー。 私ったら、あの馬鹿なファンと勘違いしちゃって。さて、よければこちらのマネージャーさんと少しお話したいんだけど?
マーティン:どうぞどうぞ、もちろん。あのドアの向こうです。
へスター:どうもありがとう、機長、あ、マーティン。
マーティン:如何いたしまして。へスター。
(ドアの音)
ダグラス: ほう、「如何いたしまして、へスター」か。いかが、いかが、いかが。
マーティン:やきもち焼き!


(ドアの音)
キャロリン:あら、こんにちは、ミス・マコーレイですね。お会いできて嬉しいわ。
へスター:マネージャーはどこ? 彼と話したいの。
キャロリン:彼女よ。 私がマネージャー兼社長のキャロリン・ナップ=シャッピーです。
へスター:あらそう。じゃあいったいどういうことなのか説明してちょうだい。優秀で用心深いチャーター会社をお願いしたはずのに、どうしてファンが知ってるの? 大群に囲まれちゃったじゃない。
キャロリン:あれを大群って呼ぶの?
へスター:中に入るのが大変だったんだから。
キャロリン:30人は大群とは言わないわ、ちょっとした集まりよ。
へスター:誰も私を迎えにこなかったでしょう。それに、タクシーから荷物を降ろすのを手伝って、どこに行けばいいかを、、
キャロリン:それはごめんなさい、知らなかったわ。今すぐ手配します。お体のどちらに不自由があります?
へスター:なによ、私は障害者じゃないわ。
キャロリン:あら、そう。ごめんなさい。だってタクシーから降りるのに手伝いがいるっておっしゃるから。
へスター:教えて。今までに映画スターを乗せた経験はあるの?
キャロリン:ええ、ノーマン・ペイスさんをファーンボローまで。彼はいい人よ。
へスター:そう、でも私はノーマン・ペイスじゃないわ。
キャロリン:そうじゃないかと思った。
へスター:よく聞きなさい、お嬢ちゃん。あと一言でも余計なことを言ったら、映画の製作総指揮はこの契約を破棄して、プロの航空会社にお願いするわよ。
キャロリン:大変失礼しました。気分を害したならお詫びします。そんなつもりじゃなかったの。
へスター:いいわ。 あともうひとつ。あのおかしな赤ら顔のちっちゃい人は本当に免許を持ったパイロットなの? つまり、彼で安全?
キャロリン:クリーフ機長は私の会社ではかなり優秀なパイロットですわ。


マーティン:そしてこれが人工水平機。
へスター:まあ、すごい、どうやって使うの?
マーティン:うん、これで調べるのは、飛行機が水平か、あるいは、、
へスター:うん?
マーティン:水平じゃないか。もし水平じゃなければ、これで正しい位置に直して、それで、えっと、
ダグラス: 水平にする?
マーティン:そう、水平に。
ダグラス: すてきに。
マーティン:それからこの2つが高度計(Altimeters)で、
へスター:ほんと?なんだかかわいい中流クラスのカップルみたいな名前ね。
(笑い声)
マーティン:ど、どういう意味?
へスター:ほら。 「ようこそ、いらっしゃいませ。ねえ、アルティメーターズ夫妻とお会いになったことは?」
マーティン:ああ。なるほど、それはいいね。そうか、アルティメーターズ夫妻ね、ミセス・アルティメーターとミスター・アルティメーターか。「僕は、僕はグレッグ・アルティメーター。こちらは妻のキャサリン・アルティメーター」
へスター:ええ、、そうね。  どうして2つ必要なの?
マーティン:えっと、片方が壊れたときのために。
ダグラス: それが一般論なんだ。実際には、孔子曰く、「1つの高度計を持つ者は高さを知り、2つを持つ者は確信できず」
(へスター、笑う)
マーティン:ああ、そういうのならいっぱい知ってるよ。孔子曰く、、えっと、、みんな忘れちゃった。
へスター:気にしないで。そろそろ席に戻らないといけないでしょうし。いろいろ見せてくださってありがとう。
マーティン:そんな、どういたしまして。楽しんでもらえてよかった。もしかしたら、いつかきみに撮影現場を見せてもらえるかもしれないね。
へスター:そうね、もしかしたらね。
マーティン:「黄色い雪は食うべからず」
へスター:ええっ?
マーティン:論語だよ、つまりその、、あまりいいのじゃないけど。
へスター:そうね。
(ドアの音)
マーティン:素敵な人だ。
ダグラス: ほう、もしかして気に入ったのか?それにしてはクールに応対してたよな。
マーティン:そんな、僕が?本当に!?
ダグラス: いいや。


アーサー:こんにちは。
へスター:あら、どうも。
アーサー:お伺いしてもよろしければ今日機内で上映する娯楽番組にもし興味がありましたらお聞きになりたいかと。
へスター:は?
アーサー:テレビつけます?
へスター:ご丁寧にありがとう。でも本を読みたいから結構よ。
アーサー:どういたしまして。
へスター:他になにか?
アーサー:いえ、以上です。えっと、一つだけ。さっき僕と会ったときに、ファンの人と勘違いさせちゃってごめんなさい。
へスター:あら、違うわ。謝るのは私のほうよ。あのイカれたキャメロットのファンときたら、世界中追いかけてきて、歌ったり騒いだり、それでいて「一番のファンです」なんて言ってるのよ。全く、迷惑な話でしょ?
アーサー:うん、そう。でも、言っておきたくて。僕はあなたの一番のファンです。
へスター:そうなの?
アーサー:もちろん!
へスター: 私のクリュタイムネストラはお気に召したかしら?
アーサー:クリュ、、?
へスター:私がストラトフォードで演じたクリュタイムネストラよ。あるいオリビエ賞をいただいた「人形の家」のほうが良かった?
アーサー:人形の家で演じたの?
へスター:あら、違うのね。 映画のほうがお好き?
アーサー:うん!大好きだよ、あの、、
へスター:言わないで。当ててみせるから。「光は闇に輝く」?「コイントス」?「ファーデルの熊」?
アーサー:ううん。僕が好きなのは、、
へスター:まさかあなたが好きなのは、私が飼い猫の腎臓透析機を手に入れるためだけに、2週間も沼で過ごして撮影したあのくだらないファンタジー映画だって言わないでね。
アーサー:うん。それじゃないほうが好きかも。猫は良くなった?
へスター:いいえ、死んじゃったわ。
アーサー:あ、そうなんだ。 でもさ、猫のことはこう言うじゃない。
へスター:なんて?
アーサー:猫に9生あり。だから、まだ生きているんだよ!
へスター:今すぐ消えて!
アーサー:承知!
(カーテンの音)
キャロリン:こちらは問題ないかしら?
アーサー:僕はお客さんから見えないところに行くところ。
キャロリン:それも快適なフライトの秘訣ね。
へスター:いったいどうなってるのか教えてちょうだい。
キャロリン:難しい本なのね?。
へスター:本じゃないわよ! もうおかしなファンから迷惑は受けないって請けおいながら、そのファンを私のスチュワードに指名したでしょ。
キャロリン:お詫びしますわ、マダム。でも、トラブルに対処するあなたの強硬な姿勢は素晴らしいですね。
へスター:え?
キャロリン:だって、ほとんどの人は、目の前でその仕事をほめてくれる方に出会ったら、微笑んで、ありがとう、って言うでしょう。でもあなたは違う。とことん侮辱するのね、上出来でした。
へスター:聞きなさい、今からでも私はここから出て行くことができるのよ。
キャロリン:確かにそう。離陸の前に製作総指揮さんに電話できればね。 お客様に申し上げますが、電子機器の使用は離陸後までお控えください。
へスター:私が製作総指揮よ。
キャロリン:お客様には快適に過ごしていただけるよう、努めます。
へスター:いいわ。あのキャメロットおたくをここにこさせないで。あなたにサービスしてもらうわ。まずレモンティを頂戴。
キャロリン:ただちに、マダム。 (カーテンを引く音) アーサー、やかんを用意して、レモンの香りがするハンドタオルをそれに放り込みなさい。


アーサー:わぉ、このホテルすごいね!あの壁は滝になってる。
マーティン:あまり馴染むなよ、ガリバルディとは大違いだからね。でも、確かにあっちのホテルも壁から水が出ていたな。
ダグラス: ミス・マコーレイ、ここがエクセルシオールです。
へスター:素敵ね、ダグラス。どうもありがとう。
受付:ボンジョルノ、セニョール。
マーティン:ああ、ボンジョルノ。あの、英語話せる?
受付:もちろんです。
マーティン:よかった、ありがとう。1部屋お願いします。
受付:かしこまりました。お名前は?
マーティン:ミス・ヘス、、
へスター:マーティン?
マーティン:はい?
へスター:本名はダメよ。ファンを覚えているでしょう?
マーティン:ああ、そうだったね。なんて名前を使っているの?
へスター:いろいろよ。マンガのキャラクターが多いわ。
アーサー:わぁ、それって「ノッティングヒル」から盗ったの?
へスター:彼らが私から盗ったのよ。
マーティン:ではどの名前に?
へスター:あなたが選んで。
マーティン:ああ、うん。じゃあ1部屋を、ミス、、ジェシカ・ラビットに。
へスター:マーティンったら!
マーティン:いや、違う!あの、きみが似てるってわけじゃなくて、その、似てないわけでもないけど、えっと、ジェシカ・ラビットではなく、、ミセス・スヌーピーで。
へスター:でもどうして1部屋だけなの?あなたたちはどこに泊るの?
ダグラス: ガリバルディさ。
へスター:そんな、ダメよ、あれはひどい所よ。「あなたのルーツ」の収録時に、あそこに泊めさられるとこだったの。
ダグラス: へえ、イタリアに親戚がいるんだね?
へスター:とんでもない。BBCから私の家族の故郷ならどこにでも飛んでいいってオファーがきたら、キッダーミンスターですなんて言わないでしょ。 ガリバルディは最悪。他のホテルにしてもらったわ。
ダグラス: そうなのか。きっとキャロリンはよく知らないで予約したんだろうな、マーティン。
マーティン:ああ。
へスター:私だったらこっちに泊まるわ。あ、どうしてもっていうなら別だけど。
ダグラス: 機長?
マーティン:いや、どうしてもってことはないよ、うん。部屋をあと3つ頼む。
受付:かしこまりました。お名前は?
アーサー:僕、グーフィがいい!
マーティン:ダグラス・リチャードソン。アーサー・シャッピー。そして機長のマーティン・クリーフだ。
受付:おお、機長でいらっしゃいますか?
マーティン:うん、そうだよ、飛行機の機長だ。
受付:ではスイートルームがよろしいでしょうか?
マーティン:え?
受付:航空会社のクルーがお見えになるときは、たいてい機長はスイートを希望されます。
へスター:わあ、すごい。
マーティン:確かに!でも、今回は、、、
受付:いえ、お聞きしたのは、残念ながらスイートは満室なんです。
マーティン:ああ、うん、そうか、そうだね。確かに僕は機長としてスイートルームを希望するし、正直、5つ星ホテルにしては不手際だったね、とても失望したよ。
受付:特別室でしたら空いています。
マーティン:なんだって?
受付:5階にある特別室です。5階全てが。
へスター:すごいじゃない、マーティン。そこになさいよ。
マーティン:よし、うん、そこにするよ、決めた!
ダグラス: 冷静沈着だな。


マーティン:ではもし何かあったら、僕の携帯をいつでも鳴らしてね!(エレベータードアの閉まる音)
アーサー:わぉ、スキップ、5つ星だよ、これぞ人生!
マーティン:いや、違う。
アーサー:違うの?
マーティン:違う。これからすぐにロビーに下りて、部屋を払い戻ししてもらい、ガリバルディに向かう。失望させて申し訳ないね。
アーサー:気にしないで。どっちみち、大きいホテルは好きじゃないんだ。引き出しが多すぎて。
マーティン:引き出し?
アーサー:うん。だってさ、全部の引き出しに必ずなにか入れるでしょ。でないと家にいる気分になれないから。大きいホテルだと、時々ソックスを1つづつ別に入れないといけないもん。


 (続く)

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