ボチボチかめさん

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田母神前航空幕僚長の論文投稿に思う

2008-11-04 00:17:41 | 時事


田母神前空幕長が記者会見、スーツ姿で謝罪・反省の弁なし

 政府見解と異なる論文を投稿し、更迭された田母神(たもがみ)俊雄・前航空幕僚長(60)。
 3日夜に東京都内で開いた緊急の記者会見で、「日本が悪い国だという認識は修正されるべき」
「日本は侵略国家ではない」との持論を続け、20分余りで会見を終えた。(中略)

 田母神前空幕長は、「戦後教育による『侵略国家』という呪縛(じゅばく)が国民の自信を喪失させ、
自衛隊の士気を低下させている」とし、現役自衛官に対しても、「自分のことより国家、国民のことを
常に優先した言動を取ってほしい」と神妙な面持ちで語った。

 論文が政府見解と異なる点に質問が移ると、前空幕長は「政府見解に一言も反論できないとなると北朝鮮と同じだ」と答えた。

 一方の防衛省。前空幕長の処遇を巡っては、懲戒処分も模索したが、本人が辞意を示さなかったため、異例の「定年退職」という対応に踏み切った。組織として最もダメージの少ない定年という形で決着させた点について、同省幹部は「辞表を出して辞めるべき。組織のトップまで務めた人物の身の処し方ではない」と批判した。

(2008年11月3日22時03分 読売新聞)

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読売新聞は、政府見解とは異なる論文を投稿したことにより
防衛省・自衛隊を混乱させたことに対する謝罪や反省の弁もなかったと批判しているが、

>「日本が悪い国だという認識は修正されるべき」という
政府見解の検証を願われる田母神前空幕長の心は痛いほど理解できる。

論文に書かれている論旨は、多くの保守派の民間人が書いてもいる。
たとえ現役の自衛官であったとしても、思想信条の自由はあるはだ。

「村山首相談話」という足かせがあるために、歴代の総理大臣は(福田氏は違うだろうが)、
断腸の思いで継承する考えを表明していると想像する。

また、防衛省には職員が外部に職務に関する意見を発表する際、書面による届け出を
義務づけているそうだが、同氏は届け出ず防衛相は知らなかったそうだ。

組織としての縛りがあり、文民統制もある以上、政治的発言は田母神前空幕長が退官され、
晴れて自由な身分になられてから、いくらでも持論を発表なされば良かったのにと、
その点がとても残念に思う次第である。


田母神前空幕長の論文↓
「日本は侵略国家であったのか・・・田母神 俊雄」

村山内閣総理大臣談話


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