活かして生きる ~放禅寺の寺便り~

娑婆世界を生きる智慧/おシャカ様・禅・坐禅・法理・道のこと

一大事因縁(無師独悟)5

2017年03月15日 | 法理

この肝心な処(一大事因縁)をはっきりさせておいて

頂きたいと思います。

 

そして決して人の力を借りる用は一つもないということです。

必ず自分自身が自分自身に於いて自分自身でそれが処理(解決)

が出来るものであるということです。

 

そこに「無師独悟」ということがあるのです。

それで必ず最後は「無師独悟」のものです

 

それは何故かというと、自身のことを他の人が識る訳がない

からです。

 

それでそれを知ってみると、お互いに話し合うと

(指導者の悟の点検を受ければ)本当にそうだということが

通じるのです。

 

そこにおシャカ様や歴代の覚者方が代々それを伝えておいでに

成ったという理由があるのです。

 

道元禅師はこれを一歩進めて自己と法(證)を対峙せず自己は

指導者と共に本證の全体であるという道理「本證妙修」

(ほんしょうみょうしゅう)から、必ず指導者に参ずべきだと

おっしゃっています


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