活かして生きる ~放禅寺の寺便り~

娑婆世界を生きる智慧/おシャカ様・禅・坐禅・法理・道のこと

一念1

2017年03月22日 | 仏教

ほんの少しの「隔たり(距離)」があっても、ものと一体には

成れません。

 

そのものの「真の姿」というものは、本当にものと一体に成らなければ

分からないのです。

 

私たち衆生は、普通、「見聞覚知(けんもんかくち)する働き」を

認めて「生きている」といいます。

 

それは「生きているということの説明」に過ぎません。

 

「自己の正体」を見極めないと、すべての働きと自己との間に

「隔たり(距離)」が出来るので、「自己の正体それ自体」は

どんなにしても分かりません。

 

したがって、思慮分別し手探りの状態で、「自己の正体」を探すように

なるのです。

 

憶測とか妄想で安らかになれず、いつも不安定な状態でいなければ

ならなくなる訳です。