活かして生きる ~放禅寺の寺便り~

娑婆世界を生きる智慧/おシャカ様・禅・坐禅・法理・道のこと

坐禅の道1

2016年12月03日 | 坐禅

この 「坐禅の道」 においては、「結果を求める」 必要はありません。

真剣に 「坐禅の道」 を務めていただければ結構なのです。

 

結果が出ない、うなずくものがないということはどこかに、

「私が、自分が、という力が加わっているからだ」

という事さえ自分ではっきりすれば「自覚」出来るはずです。

 

別の言葉で言えば自ずから、

「これだけこういうようにやっているのだけれども

どこかにまた自分というものが入り込んでいるんだな」

という事が自覚出来れば、自分の入る隙間のない坐禅を

務めることが出来るはずです。

 

それは、「道に親切」 になれば、必ずそういう

「自分はまだこれだけやっているのだけれども

やっぱり自分の力が加わっているな」

「自分が坐禅をしているという、そういう自分という

ものが加わっているな」

ということを自覚出来てくるはずです。

 

ですから、「自分の介在」 というものがなくなるように

ひたすらに坐禅をすれば結果は自ずから

出て来るものです。

 

何故ならば、「因果一如」 だからです。