活かして生きる ~放禅寺の寺便り~

娑婆世界を生きる智慧/おシャカ様・禅・坐禅・法理・道のこと

因果歴然として私なし2

2016年10月01日 | 道元禅師

「好事も無きに如かず」 というお言葉があります。

「良いことも無い方がもっと良い」 ということです。

 

良いことがあれば、後は悪いことだけです。

「良い、悪い」 ということを共に離れた世界が 「修行の究極」 です。

 

「善悪」 を放っていく為にも、「今の事実に成り切って行くこと」 が大切です。

しかし、多くの人が

「法に転ぜられて(使われていて)、法を転じていく(使っていく)力」

がありません。

 

どうか 「法」 を転じていってもらいたいものです。

「志と根気」 を持って、修行をおろそかにしないように

精進していっていただきたく思います。