ぐ~たらEVERYDAY

平凡な日常を愉快に楽しく!

シーズンズ

2016-02-04 17:18:05 | 映画鑑賞
まだ猶予があると思ってたら、もう上映終了間近になってて、慌てて観に行ってきました。



『シーズンズー2万年の地球旅行ー』

最後の氷河期を生き抜いた生物達が森という楽園を得て命を紡ぐ物語。
ただ、テーマは思い描いていた物とちょっと違っていました。
自然謳歌の完全ドキュメンタリーかと思っていたら、映像にも多少の脚色・演出が加えられてて。
後半は、人間という厄介な生き物が大きく関わってくるので、見ていて辛い展開に…!(≧ω≦)
現在の森とそこに生きるべき野生動物の状況は、野蛮で無知な人間の環境破壊によってもたらされた冬の時代。
その警鐘を鳴らすメッセージの込められた内容でした。
今になって、やっと環境保護の大切さに気づき始めた人間たち。
ただね、自然や野生動物の保護に尽力する以上に、破壊するパワーの方が大きいから、もう追いつかない。
守るより壊す方が簡単だから。
命よりも利益に走る人間ばかりだから。
極論を言えば、地球上から人口が大幅に減少しない限り、残念ながらこの環境破壊や生物絶滅の進行は抑えられない気がするんだよね。
それでも、諦めてはいけないんだけど。
いけないんだけど。
以前『アース』を観た時の私のように、鑑賞者に何かしらの影響は与えられるはずだから、こういう作品は必要だと思うけど、ただのキレイごとでは終わらないでほしい。
動物たちは何も言わない。
命を脅かされても、住む場所を追われても、黙ってただその新しい環境に適応して何とか生き延びていく。
自然のままに逆らわずに、消える時はひっそりと消えていく。
人間のように自分の都合で自然をコントロールして、自分達を脅かす者を排除するやり方は、いつか必ず無理が祟るだろう。
どちらがより賢いのか。
最終的に一番脆いのは人間なのだということを早急に気づいておかないと。
あの雄々しくも美しい動物たちが「過去に存在していた生物」となってしまう前に。
まぁ、それでも個人的には、純粋なネイチャードキュメンタリーとして楽しみたかったな~というのが本音 (;^_^A




1日1回、ポチッとクリック!
ご協力お願いします!
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする