こたつむり本舗

りうまちゃーなナマケモノのブルーな戯言の綴れ書き

Love on the Floor 2017とFriends on Ice 2017

2017-10-14 15:05:06 | ハコの覚書
今頃Love on the Floor 2017とFriends on Ice 2017の感想をまとめて

Love on the Floor 2017
昨年のキャストはいわば自己主張の強いごった煮で個性もバラバラ、
荒削りのパワーのぶつかり合いを楽しむ側面もあったんだけど、
今年はアンサンブルとプリンシパルがハッキリと分かれていて、アンサンブルに統一感があった。
舞台としての纏まりや熟練度は今年の方が上だけど、
何が産まれるか判らないハラハラ感は去年の方が強かったかな。
個人的な好みは去年のバージョン。

Friends on Ice 2017
現役スケーターは宇野君と本郷さんの二人だけ、表現面にもこだわりのある二人だけど、
長年プロスケーターとして食っているお姉さんやおっさんの中に放り込むと…
その表現面が霞むw
おっさん's、高難度ジャンプも難ポジスピンもやれません。
でもふっとしたターンでも腕を上げるだけで空気を作る、そこが現役との大きな違い。
そんなお姉さん・おっさんが次から次へと登場するFOIは
他のアイスショーとは全く違う個性のショーとなった気がする。
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もう一度アキレアの橋

2017-09-09 16:48:40 | 瞬間的影像を愛でる
アキレアの橋、再考してみました。が、やっぱり結論はアキレアの橋制作スタッフは「能なし」
対象者である高橋大輔をリスペクトしているのはわかります。
同一スタッフが制作しているグラジオラスの轍の高橋大輔の回が評判が悪かったのを気にしているようなのも窺えました。
系列の関西テレビ制作の「誰も知らない高橋大輔」の評判が良いのもご存じで、それに倣いたいと努力されていたのもわかります。
二つの番組が何故評価を別けたのかの分析もされているようです、独自取材映像の有無が評価の差に現れたと分析されたのかな?アキレアの橋制作に当たっては関テレから映像を借り受けていましたから。
でも独自取材映像の有無ではなく、グラジオラスの轍で見せた過剰で実態から外れた元の素材の味も判らないほどに濃く味付けされた敗者の演出、グラジオラススタッフが考えた最高のドラマ的演出こそが忌避されたから評判が悪かったわけで、アキレアの橋でも同じスタッフ推しのドラマ風味の味付けしたらね…
関テレの番組が評判良くてDVDまで出たのは編集に変なバイアスが感じられなかったから。
たとえれば、素材が素晴らしすぎて調理出来ません、一口大にカットして岩塩振りかけただけのフレッシュサラダでお出しします、お客様のお好みで調理してお召し上がりください、だったからだじゃないでしょうかね。
しかし、失敗の後、成功の手本を身近に置いて制作して、どうして同じ失敗の轍を踏むかね。失敗することに関しては天賦の才を感じます。
それに、アキレアの橋でも好評を得そうな要素はあったのです。スタッフ推しのドラマに隠し味になっていたけど、野村忠宏氏の逃げを許さない容赦なく鋭くも、肯定するところは有無を言わさず認めるインタビュー。
本音対決のどう転ぶか判らない丁々発止の醍醐味満載のインタビューは、まさにドキュメンタリーの柱にするに相応しい会話でしたよ。なんで脇に回したかな、センスないわ、頭悪いわ、能なしだよ。
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アキレアの橋

2017-09-05 20:55:18 | 瞬間的影像を愛でる
BSフジ、9/3放送のアキレアの橋、是か非か、YesかNoかと問われれば非でありNo。
理由はただ一つ、何故ソチ五輪の代表選考基準を出さなかったのでしょうか?あれは閉ざされた密約ではなく、広く世間に公表されたとこです、再度OAに乗せることは容易なこと、尺も十分ありました、なのにそれを何故しなかったのでしょう?

ソチ五輪代表選考基準を放送に乗せると、制作時に書いたシナリオが崩れるからですよね。
制作者の創造した敗者然とした高橋大輔像は、ソチ五輪代表選考基準を番組内でOAすると崩壊する虚像でしたよね、番組のとって都合がいいフィクションを優先させるために事実を封印しましたよね。
高橋大輔はソチ五輪代表選考基準を小塚崇彦よりクリアしていた、それくらい活躍して成績を残していた、だから三人目の代表に選考された、意外な結果と思ったは高橋本人以外にはいなかった、これは番組スタッフには番組が成立しなくなる都合の悪い事実、だったのでしょう。
つまり三年も前の事実を前にしても、固定観念を覆すことが出来ず、別のアプローチ、別のストーリーを書き直すことが出来なかったんですね、能なしですね。

アキレアの橋はドキュメンタリーでそうです。野村さんの鋭くも暖かいインタビューも素敵でした。
しかし、ノンフィクションではなく、フィクションを優先した番組のどこがドキュメンタリーなんでしょうか?事実より創作の方を優先しているにもかかわらずドキュメンタリーを名乗る醜悪さ、創作されていない過去の密着取材部分、おそらく密着取材をしていた関西テレビ取材分とおぼしきところもあったけど、そこも穢された思いがします。

しかしながらフィギュアの一部のスケーターは、事実を過大に膨らませ、それに甘ったるい美辞麗句を乗せた番組を作り、それをスケーター本人もファンも満足して受け取っているのも事実。
高橋大輔はそれとは逆に矮小化された印象ですが、安っぽくゴテゴテに飾られるような醜悪な装飾で貶められるよりかはましだったかなぁとも思いますが。

でも、ドキュメンタリーを謳って創作フィクションを作っておきながら、ご満悦な自画自賛ツイートまで垂れ流してたアキレアの橋制作スタッフは恥を知るべき!
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オスマン帝国外伝~愛と欲望のハレム~ ベオグラード

2017-08-22 21:02:53 | 瞬間的影像を愛でる
 SCチャンネル銀河の「オスマン帝国外伝~愛と欲望のハレム~」 11話でハンガリー王ラヨシュ二世の滞在するベオグラードを包囲・陥落させたスレイマン一世。

 ?ベオグラード?ベオグラードって?セルビア共和国の首都?って?…(ぐぐるせんーせーい!)かつてのユーゴスラビア共和国の首都てことか?
 ユーゴと言えば…キリスト教徒とイスラム教徒の紛争で国家分裂したバルカンの火薬庫!そうか、スレイマン一世のベオグラード征服が二十世紀になって血と血を洗う分裂戦争の種火になるわけね。
 そしてベオグラードはドナウ川流域第二の街だとか、ドナウ川流域最大都市は言わずと知れたウィーン。…スレイマン一世のターゲットになるわな。

 しかーし、そのベオグラードにハンガリー王が?…(ぐぐるせんーせーい!)当時はハンガリー領でありましたとさwハンガリー領にハンガリー王がいるのはおかしくないわな。嗚呼ベオグラード、ややこしい歴史持った待ちだこと…
 でも、このドラマのラヨシュ二世は白髪交じりのアラフィフでっぷりなんだけど…史実のラヨシュ二世はベオグラード陥落の五年後に20歳で陣没…てーことは…この時ハンガリー王ラヨシュ二世は15歳!

 このドラマはフィクションですっ!
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オスマン帝国外伝~愛と欲望のハレム~ 匂宮?薫君?

2017-08-20 20:26:09 | 瞬間的影像を愛でる
 SCチャンネル銀河の「オスマン帝国外伝~愛と欲望のハレム~」 主人公はスレイマン一世、壮麗帝とも大帝とも称されるイスラム世界最大の覇王、演じているトルコの俳優さんも渡辺謙系統の渋くて押し出しのあるイケメン、額がM字だけどw
 ハレムの女人達はどこか源氏物語の女人達の面影があるキャラだけど、スレイマンはねぇw…まさにリアルスプラッタな征服王だからねぇ…無理矢理こじつけるなら匂宮?いやここは北斗の拳のラオウでw
 そのラオウが気品はあるが陰気なマヒデブラン六条御息所の突撃にウンザリしたり、規格外と言えば聞こえが良いがあばずれ気味のヒュッレム朧月夜尚侍にメロメロになったりの後宮模様が面白い訳だが…イスラム圏らしく男女の絡みはhug&Kissくらいなのに、寵姫達は橋田壽賀子的に判りやすくくスルタン狩り?に来るから、そっち系のドロドロさが際立つwちょっと韓流のにほいw
 一転、海軍提督の首をチョンパしちゃったり、ハンガリー駐在トルコ大使のアルコール漬け?の生首がコンニチワしたり…現在の日本ドラマでは見られないような、ぎりぎりな血なまぐさいのもこのドラマの特徴か。
 スレイマン一世はウィーン包囲をするスルタンですが、この後このドラマでどんな流血を描くのか、ちょっと楽しみだったりw

 スレイマンの右腕・イブラヒム、このドラマの10話時点ではイタリア系の奴隷上がりの小姓頭で身近な裏方としてスルタンをささえているという設定だけど、史実では既に小姓頭を卒業して将軍として表舞台に立っていて、女奴隷ヒュッレムをハレムに納めるくらいには実力者になっているので、イブラヒムの出世スピードは抑えて描写されてますかね。
 このドラマの奴隷上がりの小姓頭・イブラヒムは後ろめたい生い立ちが若干薫君ぽさを思わせたり?
 そのイブラヒムに密かに恋心を寄せているのが皇女ハティジェ花散里、イブラヒムもハティジェ花散里を慕っているけど、身分の差が…両思いなのに、ああ無情な韓流ドラマの二人であった。
 さてこのドラマの小姓頭イブラヒムはヒュッレム朧月夜尚侍の暴言バズーカを連打で浴びて、既に険悪な竜虎の関係w
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オスマン帝国外伝~愛と欲望のハレム~ 花散里&明石の方

2017-08-20 17:40:10 | 瞬間的影像を愛でる
 SCチャンネル銀河の「オスマン帝国外伝~愛と欲望のハレム~」主要三人の女性登場人物はもれなくあからさまに肉食でうへぇ…ハレム物大奥物だもんなぁ…
 でも、彼女らの回りにいる女性に魅力的で共感出来るキャラを配置してバランスを取っている。つーか彼女らがいないと、このドラマドロドロ生臭くて見てられんw

 一人は皇妹のハティジェ皇女、幼くして一度は降嫁したが子に恵まれないうちにほどなく未亡人となって実家に戻ってきた薄幸な女性、ハフサ葵の上(皇太后 ^^;)にとっても大事な愛娘で、おとなしくて聡明で容姿に恵まれた花散里のような姫君。
 韓ドラならこの姫が絶対に主人公!そして身分違いの恋に身を焦がしてだなwまあこのドラマのハティジェ花散里も身分違いの恋に身を焦がしてため息をついてる最中なんだが…完璧脇役すなw
 ハティジェ花散里は母のハフサ葵の上と逆で、ギャンギャン五月蠅いだけのヒュッレム朧月夜尚侍より裏で何をしでかすか判らないマヒデブラン六条御息所を恐れてるぽい描写がw

 その気立ての良いハティジェ花散里が頼りにしているのは、母、ではなく兄スルタンの最初の夫人(皇帝妃)のギュルフェム妃。
 皇子に恵まれたが直ぐに病気(天然痘?)で亡くして以降は、スルタンの伽の床も辞してひっそりハレムで暮らしている人物で、一歩下がった位置でハレムの人間模様を眺めている、さしずめ明石の方といったところかな。
 ギュルフェム明石の方もハティジェ花散里が気になるらしく、密かな恋の相談に乗ったり、助言をしたり、仲立ちをしたり、うん、全然密かな恋じゃないw
 ハフサ葵の上にも信頼され、マヒデブラン六条御息所とも関係は良い、出会う者皆暴言を叩き付けるヒュッレム朧月夜尚侍とも悪くない、つかまだ本格的に知り合ってないw今のところ最強の傍観脇役ポジやん!
 だが…心の内はハティジェ花散里と同じらしい。


  源氏物語、割と最強w
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オスマン帝国外伝~愛と欲望のハレム~ 葵の上+六条御息所vs朧月夜尚侍

2017-08-20 14:34:27 | 瞬間的影像を愛でる
 SCチャンネル銀河の「オスマン帝国外伝~愛と欲望のハレム~」にはまり気味w
初めて見るトルコドラマだけど、なるほど、イスラム圏&東欧諸国でヒットしたのも頷ける出来の豪華絢爛な歴史ドラマ。
 まあ、タイトルにハレムとあるように、日本で言えば大奥物のトルコ版。これを金を掛けて豪華な衣装とセットで作ったんだから外れる要素がないわなw
 ただ日本と違って登場人物がどれここれも肉食にして凶暴、誰が一番凶暴かってヒロインが一番凶暴w、そのくせ者凶暴ヒロインにトルコきっての人気女優を当てるトルコ芸能界の身も蓋もなさというか思い切りの良さが心地良い、うわべの綺麗事は書かない・見せない、歴史はドロドロなんだという覚悟がほの見えるのがいいっす。そこらあたりが韓ドラや中華ドラマとテイストが違うかな。

 そのヒロインは後のスレイマン一世皇后ヒュッレム、奴隷から皇后に上り詰めた伝説的なイスラムのヒロインだから、そら史実でも勝ち気な上昇志向な人物だったでしょうなぁ。
 で、このドラマのヒュッレムは傍若無人で攻撃的な朧月夜尚侍といったところ、女性からは蛇蝎のように嫌われるけど、あの脳天気なほどの陽気さ華やかさに引かれる男もいるだろうと納得する造形。

 ヒュッレムのライバルとして登場してるのが、既にスレイマンの長男を産んでいる第一夫人(ドラマでは第一皇帝妃)マヒデブラン、たぶんこの人はドラマでえらい創作をされてそうで、史実の人物像とはかけ離れていそうです(´-ω-`)
 ドラマのマヒデブラン妃は嫉妬を隠そうとしない肉食な六条御息所といった感じかな、まあ、基本はお淑やかなキャラですが、嫉妬の塊で行動的生き霊にならなくったって生身のままでガンガン朧月夜尚侍を襲っちゃうぞーw

 葵の上ぽいなと思うのはスレイマンの母のハフサ皇太后。
 この人は元は東欧の小国クリミアの王女で、スルタンの寵愛と男子出産で扱いが変わるが、所詮はハレムの女奴隷の家族どころか人ですらなく物扱いの身分のヒュッレム朧月夜尚侍やマヒデブラン六条御息所と違って、最初から先帝セリム1世に妻であり皇后として嫁いできた人。
 このドラマの、「ザコとは違うのだよ、ザコとは」なハフサ葵の上は、所詮奴隷のヒュッレム朧月夜尚侍もマヒデブラン六条御息所もどちらも基本は嫌いです。

 が、嫉妬心そのままに強盗や襲撃もするけどハフサ葵の上の前では猫の皮を被るマヒデブラン六条御息所より、ハフサ葵の上の前でも拡声器でガンガン誹謗中傷しまくりのヒュッレム朧月夜尚侍の方をより嫌ってます、判りやすく実害があるからw
 そんなこんなで第10回の時点では、ハフサ葵の上+マヒデブラン六条御息所vsヒュッレム朧月夜尚侍の女の戦いをやってるわけですが…今のところ三人とも、どいつもこいつも思い入れが出来ねぇw
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氷艶2017ー破沙羅ー 5/20 マチネ 感想その五

2017-06-04 17:03:17 | ハコの覚書
 怒る岩長姫によって究極の大悪党を呼び出された猿田彦はちゃぶ台座布団乱れ飛ばして弁慶になって「歌舞伎」の世界から源義経(高橋大輔)を呼び出す、深く考えちゃいけねぇ感じるんだ!な場面だけど義経登場と共に代々木が揺れたwうん、問答無用で納得したw
 で、制作発表で演出担当の染五郎さんは言いました、歌舞伎にはなかった義経像を造ると…弁慶によって呼び出された高橋義経なんですが…まんま歌舞伎の義経なんですがっ!ww確かに登場人物の衣装やメイクは歌舞伎風ではあるけれど全く新しいデザインで、類型的歌舞伎衣装は纏っていないし歌舞伎役者が義経に扮してはいない、けれど、映像でおなじみな行動派で躍動感にあふれた義経ではなくて、伝統的に歌舞伎で演じ続けられてきた静謐で無垢な義経が氷上にいるんですけどw
 高橋大輔は小柄だしトップスケーターだしで躍動感満載行動派義経のイメージが強いのかもしれないし、ファンもそれを期待していたようだけど、昨年以降滑ったプログラムを考えると静謐無垢な義経の方がより仁に近いはず、それこそAnthem+The Person I Should Have Been=歌舞伎義経ですよ?物語の構成上終盤に大立廻りがあるのは必須だからほっといても終幕につれ躍動的にならざるをえない…それなら序盤だけでも歌舞伎義経来い!と思っていたら…まさしくその通りの過保護な家来達に守られぱなし、隙をみては寂寥感たっぷりの感慨に耽る義経でw、あな嬉しやな~、染高麗ありがとう!w
 そして二幕になるとやっぱり行動派の義経になりましたね。悪党どもの大宴会に出雲の阿国に化けて侵入する場面、最初誰だか判らなかった。日舞を習っているようではあるが男舞だけで女舞はまだの段階の習いだしてからは日が浅い、しかし付け焼き刃ではなさそう、初心者に近いわりには小道具で傘を使って綺麗なラインが出せるのはすげぇなぁ、
普通は台風と戦う人にしかならない段階だろうに、相当に踊りのセンスがあるなぁと思ってオペラグラスで覗いたら…高橋大輔だったw普通にアンサンブル黒子の誰かで義経一行がなだれ込んで大立廻りになると思ったわw
 そこからの阿国に化けてる義経の手踊り実は邦楽曲でヒップホップもトンデモナイもの観た!(トンデモなさ過ぎて記憶がふっ飛んで覚えてない)だったけど、個人的にさらにトンデナイと思ったのがその後の岩長姫にねちこくいたぶられる件、だって岩長姫本体は後ジテへの早変わりの為に早々に引っ込んでその後はプロジェクションマッピングと録音音声になっているので岩長姫と義経二人のシーンではあるが、実質は義経の台詞無しの一人芝居で映像相手に場を支えなければいけない訳で…役者でもない素人に振る演出ではないけれど…見事に悶えてましたねw見るものの心を岩長姫に傾倒させてざわめかせるほどにw
 ぎりぎりの間合いで凄いスピード突っ込んでいくダイナミックな立廻りも義経の魅力のひとつ。上体の使い方も大きく変則的な上、エッジワークがディープでえげつないことこの上なしw

 全体としてテクニックの上手い下手は勿論だけど、役者の格や華がないと場が持たないなと感じる場面もあり、歌舞伎の世襲は因習とはいえ合理的な側面もあるなと…
 そしてスケーターはマンネリしたアイスショー打破に必要なのは堅実なスケーティングスキルとシンクロナイズドスケーティングに適した資質かなと…
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氷艶2017ー破沙羅ー 5/20 マチネ 感想その四

2017-06-04 17:01:28 | ハコの覚書
 怨みに沈んだ岩長姫によって「破沙羅」の世界に召喚されたのが「歌舞伎」の世界の仁木弾正(市川染五郎)、空から登場するやいなや、この世界にやって来たからには極悪非道の限りを尽くすと宣言する底抜けに陽性な極悪人w常にバックにちゃぶ台座布団が乱れ飛んでいるようなキャラクターw
 先代萩の世界からは切り離されているんで氷艶の仁木は役としてはあまり仕所がない、一幕中盤以降の岩長姫との酸いも甘いも噛み分けた艶っぽくも怪しく危ない大人のやりとりと、二幕序盤の阿国に化けた義経をつまみ喰う戯れのやりとりくらいで、あとはトコトン突き抜けたヴィランぶりを堪能するが吉。とにかく楽しそうに悪事を働く仁木が楽しいw
 仕所が薄い分、とにかく立廻りが派手、なんたって仁木もスケート靴で立廻りをするから!とにかく早い!大きい!スケート靴で六方も踏む!宙乗り沢山!一体仁木は何度空を飛んだことやら判らない!これでもか!とガンガンあの手この手で前に出てくる大悪党!ひたすら楽しいw
 でもね、前から思っていたんだけど、舞踊では無双の華やかさの染五郎さんなのに、芝居になるとどうも線が細くなるのはどうしてかと不思議だった。確かに私が染五郎さんの演技をよく観ていたのは、まだ若手の頃で脇を固めていた頃ではあったんだけど、花形御曹司なのどうして?と…なんとなくこの人は性格が良すぎて周りの人に合わせすぎる傾向が強いのかなと今回ハタと思い付いた。舞踊だと否応なく舞台の中心で一人で引っ張らないといけないけれど、そういう状況で本来の才能が煌めく人なのかなと。
 今回の氷艶は善人側は台詞無しのスケーター中心の座組なので、悪人の頭目二人仁木と岩長姫で芝居を作る必要がある上に飛び道具的な役柄もあってガンガン出てくるわけで…これからが本当に楽しみです。
 しかし、氷艶の市川染五郎の凄いところは演出家としての手腕!あのプランはどこから出てくるのか謎!良い意味で裏切られっぱなし!観たいと思っていたモノがほどよいタイミングで出てくる作品構成感覚も見事、それとシアターじゃなくてアリーナだから縦方向にダイナミックな使い方をしてくるだろうなとは思っていたけど想像以上に縦の視点がいっぱいで、プロセニアムじゃなくて花道育ちの人の視点は違うと感心するやら呆れるやら…全くこの人の頭の作りはどーなっているのやら…この人はウォルフガみたいング・アマデウス・モーツァルトの生まれ変わりかなにかですかねw
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氷艶2017ー破沙羅ー 5/20 マチネ 感想その三

2017-06-04 16:58:34 | ハコの覚書
 瓊瓊杵&木花の裏切りにあい置いてけぼりを喰らって恨みに身を沈める岩長姫が市川笑也、この人も久しぶりに観るお人。アイスホッケーの選手登録歴の過去があるのは昔から知っていたので氷艶の制作発表があった時にはこの人は絶対に出る!と確信した人でしたw
 今回は岩長姫ということで相当に迫力のある顔に作ってあったが、透明感のある容姿と美声は健在、昔から位取りだけは苦労した形跡のない人だったけど、「破沙羅」の世界のトップに君臨する悪の女王然とした押し出しも立派。若い頃からの長所はそのままに経験を重ねた熟練の演技で物語を進めていく。
 最初に登場したときの生真面目一本やり義務感満載な様子から、恨みで仁木弾正を呼び出してからの仁木との妖艶な絡み、義経を捉えての艶然とした挑発、まさにねっとりとした怪しい大人の色香を振りまいていた。まさか良くも悪くもクリスタルのようと評された笑也に妖艶とか艶然といった単語を使う日がこようとは!どんな形でもいいから猿翁さんに観て欲しいなぁ。
 で、スケート経験者の笑也さんは終始スケート靴をはいているわけですが…滑っているというより浮いてるwお引きずりの打ち掛け状のドレス姿で上体を動かすことなく優雅に裾を捌きながら氷の上で浮いているw趣味で滑ってた人の滑りじゃなかった、ジュニア上位からシニアレベルでの選手登録の過去があり、現在まで定期的に滑っている人の滑りでしたねw
 それと、つーっと音もなく浮いているような滑りにも驚いたけど、氷上での毛振りにも驚いたw舞台でも滅多に毛振りはしない人が氷上で毛振りw市川笑也の毛振りなんて22年ぶりだwおおーっっとこの場面だけ音色の違う歓声が沸いてましたねw
 それ以上に驚いたのが一幕で岩長姫の裾からフィギュアブレードが覗いた時!、なのに二幕では白のホッケーブレードで、一幕と二幕で使用するスケート靴を替えていたこと!
 競技の種類によってスケートブレードに重心を乗せるポイントが全く違うから併用は無理なんだそうですが、二種類のシューズを使い分けて同等の滑りをするなんてね…変態!w
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氷艶2017ー破沙羅ー 5/20 マチネ 感想その二

2017-06-04 16:53:35 | ハコの覚書
 猿田彦/弁慶の愛しき妻・天鈿女命が村上佳菜子。このウズメちゃんが可愛くけなげで一途で猿田彦を慕っている情感もたっぷりで出色の出来、天鈿女らしい躍動的で溌剌とした色気もあり、まさに仁にあった役で見応えがあった。
 基本スケーターには台詞は全くないのでウズメちゃんも喋らない、でも猿田彦とラブラブのおしどり夫婦感がちゃんと出ていたのには驚いた。だから立ち往生した弁慶を嘆き悲しむ様も、夫の再生を女神に祈る(天岩戸の変形シーン)様もすとんと腑に落ちる出来になっていた。
 最も競技スケーターに近い人で、衣装も最も身軽なデザインで、最もスケートのプログラムに近いソロを唯一滑ったのもこの人。つか、一般的なフィギュアスケート的なスケートはウズメちゃんのソロでしか堪能出来ない演出になっていた。けど最初のソロは長かったかな。

 さて、猿田彦&天鈿女命夫婦が大地の主として呼び出す天津神の天孫・瓊瓊杵尊が織田信成。直衣風の衣装も似合っていたし、滑りもいつもより綺麗だったけど、表現が暗い。
 この人は明るいひょうきん者のパブリックイメージがあるし、本人もコメディ得意と盛んにアピールしているけれど、表現者としての本質は陰で受け止めることなく段取り的に流す形質のある人。実際にスケーターとして滑って居るところを見ないと判りづらいけど陽の形質は皆無の人だ。
 この瓊瓊杵尊は出番こそ少ないけど、冷静に見れば事件を起こした張本人で悪人ながら、しれっとした顔でちゃぶ台座布団乱れ打ちして善人側でふんぞり返る役どころ。スケーターの役としては唯一「それがどうした!細けえことはいいんだよ!」と強引にねじ伏せなきゃいけない物語の要の役なんだが…陰の形質ゆえにそれが出来ていない、話が膨らまない、パブリックイメージ先行が徒になったか、表現者としては力不足じゃなかったかなぁ。

 瓊瓊杵尊の妻になる姉妹の妹・木花開耶姫が浅田舞、ジャンプがないのは幸いだったろうが、そうとうブランクがあるのによく滑っていた。
 かなりアグレッシブなお姫さまな造形だったんだけど、夫役が流すタイプだったので独り相撲になった傾向あり。なんだか印象の薄い夫婦だったかなぁ。

 静御前に鈴木明子、義経の胸の内に宿る幻影で気弱になると現れるという役どころなのであまり出番は多くない。 氷艶は従来のアイスショーのようなスケーティングプログラムがあまりない。ウズメちゃんのソロと義経&静のデュオの二つくらいか、一幕の義経とのデュオスケーティングで貴重なスケートプログラムを担当する役どころ。
 鈴木明子は表現に長けたスケーターで、プログラムも大地に根を張ったような力強くパワフルが多く得意なジャンルではあるが、正反対のようなはかなげな清楚なプログラムが苦手ではなく、力強いプログラムと同等レベルで得意。それは高橋大輔も同様なのだが、通常のアイスショーではシングル同士のデュオスケーティングは即席即興であまり滑り込むことも少ないが、今回は存分に滑り込んだ状態で儚げなデュオスケーティングで魅せた。ふわふわと風に溶けるような表現が出来るのもフィギュアスケートの魅力の一片を見せた、今回はカップルジャンルのスケーターがいないので貴重なシーンになった。
 そうかと思うと…二幕目岩長姫に捕らわれた義経を助けるために現れてからは静御前も白刃を振るって立廻りに参加するwこれ、映像作品でしか静御前を知らなければ違和感を覚えるかもしれないが…歌舞伎だと静御前が白刃をかざす唯一の赤姫なので、氷艶なら静も立廻りくらいやるだろと納得出来るw歌舞伎の静は自立した気丈で強い女なのです。義経とは逆で映像イメージから歌舞伎イメージになったパターンですな。

 悪のタココンビこと、奴江戸兵衛(澤村宗之助)と鬼佐渡坊(大谷廣太郎)は岩長姫の眷属ながら三枚目のコメディ担当wこのたっぷりとしたタコモチーフの着肉衣装を纏ったタココンビのはっちゃけぶりがすさまじく、悪の一味が皆どこか愛らしい雰囲気を帯びることになったw(蛇髪姫のぞく)
 でも、この摩訶不思議な底抜けのコメディキャラも荒事歌舞伎のお約束の定番なんだよなぁw
 レクレーションレベルでしかスケート経験のない宗之助さんと、スケート経験無しなのに氷艶出演を志願した廣太郎くんの為に、プロテクター代わりの着肉衣装と万一の転倒でもギャグに持って行ける三枚目役を用意したということだそうだけど、猿田彦/弁慶の亀鶴兄さんよりスケートは上手くなってたよね。
 
 義経と一緒に召喚された善の四天王が大島淳・鈴木誠一・蝦名秀太・佐々木彰生の四人、PIWチームメンバーOB+飛び抜けた表現力で全日本フィギュア大会の華だった彰生くんの四天王は大立廻りの中心になったメンバー。
 集団で滑る事になれていてる面々が超高速大立廻りの中心に居たのはなんとも心強い事だった。
 悪投の大宴会に現れた悪の四天王が澤村國矢・片岡松十郎・中村かなめ・中村蝶紫の四人、滑ることなく宴会の場面で一差し舞うのが見せ場だけど、それが動く錦絵のごとくで極上のスパイスだった。
 それに場面ごとに善側になったり悪側になったりするアンサンブルとして、スケーターはPIWチームメンバーOB・OG中心にアイスホッケー経験ありの俳優さんとジャパンアクションエンタープライズの面々が走り・滑りまくり、演奏のDRUM TAOも迫力あるスタイルでまるで立廻りに参加しているようだった。
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氷艶2017ー破沙羅ー 5/20 マチネ 感想その一

2017-06-04 16:49:25 | ハコの覚書
 時間が経って記憶が薄れても、なんかなんか…トンデモナイモノ観た!の衝撃が薄れない…とにかく今まで観たことのないもの、全く新しいエンターテイメントステージ、類似系はない!
 「氷艶2017ー破沙羅ー」はそんな舞台だった。

 物語は日本神話の瓊瓊杵尊の降臨とそれに伴う岩長姫・木花開耶姫の姉妹の輿入れの物語がベース。姉妹二人が妻となるはずが、瓊瓊杵尊は妹・木花開耶姫とだけ駆落ちし、一人残された姉の岩長姫は憎しみと嫉妬に狂い…あとは、「それがとうした!細けえことはいいんだよ!」ちゃぶ台ひっくり返して座布団が乱れ飛ぶ!善と悪との戦いに!
 あらすじがあるようで「それがとうした!細けえことはいいんだよ!」、物語が進むようで「それがとうした!細けえことはいいんだよ!」善役と悪役がいる、それだけ踏まえていれば、あとは「細けえことはいいんだよ!」
 歌舞伎役者だけは台詞を喋るがスケートも滑る、スケーターに至っては最も弱点になるだろう台詞もないけど、最も華になるジャンプもほぼない。その分、登場人物同士の距離感や主従関係、役の位取りはとても大事にしている感じ。台詞やストーリーではなく演者の存在感で舞台を進める作りで、役者・スケーターの存在感・華が全てという恐ろしい作りのステージだった。

 まず登場するのは物語の導入役の女神稲生の荒川静香、それもステージになる幕の上から宙乗りで空飛んで登場。そうか劇場じゃなくて体育館だから宙乗りも双方向で使えるのか、劇場の常識が揺さぶられた瞬間だった。
 荒川さんの女神役は「破沙羅」の外に広がる「氷艶」の世界を統べる神の役どころで、登場人物の力関係では最上位の役、善でも悪でもなく"力"な存在。だけどスケート好きなら彼女の演技は予想は付く範囲、いつもの通常運転の荒川静香で予想外の出来ではないのだが、プロの役者でもないのに最高位の神の位取りが出来るのってなかなか凄いことじゃないのかと物語が進むにつれ思った次第。
 荒川さんはもう一役一幕最後に登場する岩長姫の部下の蛇長姫を兼ねている。もうこれは舌なめずりしながら殺戮を楽しむ邪悪な姫wこれが女神稲生以上にはまり役wシームレスな高速スケーティングで縦横無尽にぶっ殺していく様はまさに毒蛇の化身。

 女神稲生の導きで語られる「破沙羅」の最初の登場人物は国津神の猿田彦(中村亀鶴)。堂々な押し出しに朗々とした声、瞬時でTHE歌舞伎な雰囲気がアリーナに広がる。善側のストーリーテラーな役割でこの人が黙っちゃうと善側には喋る人が居なくなってしまう重要な役どころ。まあ、レクレーションレベルでしかスケート経験のないとかであんまり滑らなくてスパイクシューズで登場することが多かったんだけど。
 私、しばらく歌舞伎はご無沙汰で亀鶴さんの演技を見るのも久しぶりなわけだが、若き日の並び侍な日々の亀鶴さんも思えばなかなかに目立つ存在ではあった。なにしろ無駄に熱い!横向く仕草だけでも力一杯!中の人は松岡修造内!と思うほどw、そうかと思うとリバーシブルで高橋一生的な霙時雨になったり、器用で上手いんだけど石原良純召還して気温・湿度・気圧の調整して欲しいなと思ったこともw
 久しぶりの亀鶴さんはほどよい松岡修造感で正しく正義の味方!男の中の漢!コイツが居る方が正義の善の方!途中ソレってどーよ?になっても「それがどうした!細けえことはいいんだよ!」ちゃぶ台座布団乱れ打ちで矯正してくるw話の流れで何故か弁慶にもなるけど「それがどうした!細けえことはいいんだよ!」な押し出しの強さが立派、弁慶の立ち往生の件もあり、荒事の立役ぽくて大変良かったです。
 ただ、岩長姫登場まで一人語りで場を持たせるのしんどそうでもあった。
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ショックは続くよ、解決後まで

2017-05-11 21:07:48 | りうまちゃーのたわごと
丁度一年前、予想外のMTXの副作用で骨髄抑制が掛かって調子が狂って…
予想外の変調が起っていたことがやっと解ったところだが…
予想外の退任劇と予想外の糞医者に掛かってしまったショックでメンタルぼろぼろ…
無事解決はしたものの、骨髄抑制による変調のショックも大きく浮上は難しいなあ…
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ATは玩具だよっ

2017-03-03 22:53:00 | 三日坊主日記
Myお車さまを一年点検に出して、替わりの代車を借りてきた。
ステーションワゴンの超年代物ATなんだが…
昔の軽のATってこんなに動かないものなのかとカルチャーショック!
左手が無意識にギアノブを探すのにもプチショック、
ええ、Myお車さまはATだって容赦なくギアチェンジしながら走りますよっ!
なんかさなんかさ、ATって車じゃなくて玩具じゃね?走ってて面白くなーい!
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春の火災予防運動のPR動画撮影用避難訓練

2017-03-01 21:55:13 | ぶるーノート
本日半年遅れの防災訓練の日。
いつもは地震と火事がセットの防災訓練なのに今回は火事だけの設定での訓練なのは珍しい。
予定通り火災報知べるが鳴ってヘルメットを被って、ホイ逃げろ!
駐車場まで逃げると立派な消防車二台がスタンバイ。
今年は派手やな、消火訓練も放水とか派手にやるのかな、
とワクテカしながら最終避難場所に逃げたところ…
「ご苦労様でした、今回の訓練は消防署の要請で実施しました、解散」
へ?逃げただけで終わり?消火訓練は?訓話もなし?
「ローカルCATVが来てるらしいで」「裏で消防車が放水してるって」「それ撮影してるって」
結局、春の火災予防運動のPR動画撮影用避難訓練でしたとさ。(従業員写らず)
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