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コスモタイガーのつぶやき(6)~推理小説

2017-04-18 | つぶやき

最初にも、そして何度も書いたけれど、コスモタイガーは重度?の鉄チャン。
今風の区分によれば「読み鉄」というやつか?
別の言い方だと、時刻表オタク。
もうなくなってしまったけど、時刻表検定の1級なんてのも取得している。

で、コスモタイガー、読書もそれなりに好きで、といってもジャンルに偏りはあるけどね。
歴史や地理の本もそれなりに好きだけど、地下鉄車内等で気軽に読むのは、推理小説かな。
コスモタイガー的には、根詰めずに読むには、推理小説が一番だ。

で、コスモタイガーが推理小説、というと「西村京太郎ですか?」「斎藤栄ですか?」と真っ先に聞かれる。
確かにね、特に西村京太郎の十津川警部シリーズなんて、かなり有名だしね。

実際、十津川警部シリーズばかり読んでた時期もあったんだけど。
最近は以前ほど読まなくなった。
たまにTVシリーズを楽しむ程度だ。

その背景には、ローカル線や寝台列車の廃止が相次ぎ、鉄道を使ったトリックが成立し辛くなってきたということ。
これが鉄道推理の最大の魅力、時刻表を駆使したトリックを単純にしてしまうんだよね。

再婚列車のニックネームもあったも急行「さんべ」(超古!)。
いったん離れた2つの編成が、それぞれ別々のルートを辿ってまた再会・再連結される。
それをトリックに使った作品もあった。

日田彦山線香春駅から分岐してたローカル路線の添田線。
香春駅でトイレに行ってるAさんを置いたまま、列車は香春駅を発車。
列車で待ってたBさんは大慌て。

オロオロ状態のBさんを乗せ、そのまま列車は添田駅に。
あら不思議!
添田駅のホームにAさんが!

そう、添田線の方が若干距離が短いから、香春駅から添田線経由の列車に乗ったら、添田駅に先廻りできちゃうんだね。
こんな話題性のあった添田線も1985年に廃止されている。

寝台列車がらみの典型的なトリックが、夜7時か8時に東京都内で殺人事件発生!
でも容疑者はその時間、東京駅発の寝台列車に乗っていて、すでに静岡県内走行中♪

こんなの、頭に路線図入ってる人には初歩的なトリックで、東京駅発車後、次の駅ぐらいで降りて都内に舞い戻り、殺人実行後、新幹線で追いかけて、名古屋辺りで追いつく。

翌朝、何食わぬ顔でずーっと乗車してたかのように見せかけて、はい、アリバイ作り終了。

そんなトリックの宝庫?寝台列車も今や天然記念物状態。
それに、だいたいこの手の話は、駅の出札係の駅員さんに刑事さんが容疑者の写真を見せて、「この男、見なかったか?」って感じだけど、今の時代、主要都市はほとんど自動改札だから、よほど奇抜な行動でも取らない限り、駅員さんもいちいち見てないだろうしね(笑)。

そういった様々な社会情勢の変化もあり、マニアックな?鉄道トリックは成立しづらくなってるんだろうね。

まぁ、飛行機と鉄道を組合わせた意外なルートでのトリックもないわけじゃないけど、空港は鉄道の駅ほどあちこちに存在しないし、途中下車もできない(笑)。
鉄道ほど複雑かつマニア向け?のルートにならないからね。

大げさに言えば、単に鉄道が出てくるだけのフツーの?殺人事件が増えたかも。
あるいは犯人や刑事さんが、単なる移動の手段として、鉄道を使ってるだけとか…。
その作品自体の良し悪しは別にして、「鉄道推理」本来の醍醐味とはちょっと違うような気がしないでもない。

(コスモタイガー漂走記の中で散りばめるように書いたけれど)、いつ頃からか確かな記憶もないけれど、今じゃ内田康夫作品に完全にシフトした感じ。
そう、TVでも「信濃のコロンボ」や「浅見光彦」シリーズで有名です♪

浅見光彦君なんて、ソアラで全国を走り回ってる設定だから、むしろ鉄道なんてほとんど出てこない。
鉄チャンのコスモタイガーにしては意外な組み合わせなのかもしれないけれど、単なる犯人探しだけではなく、その土地の観光地の情景や歴史や由緒、はたまた社会問題に至るまで、やさしく語ってくれるのが好きなのだ。
この辺りが、TVドラマにしても人気がある一因なんだろうね。

随分たくさん読んじゃったね。
旧街道ランの電車の中でも読んでたなぁ。
いくら鉄道好きでも、何度も同じ電車乗ると、景色にも飽きてくるからね。

まぁ、正直、中には「?」な作品もあるけれど、秀作はやっぱり印象に残る。

独断と偏見で印象に残る作品をいくつかあげるとすると…。

★死者の木霊。
内田康夫氏の実質的なデビュー作。
のちに信濃のコロンボと呼ばれる竹村警部だけど、この作品ではまだヒラの刑事。
ちょっと硬い感じだけど、かなり面白いです!

★平家伝説殺人事件。
いきなり伊勢湾台風のシーンで始まるのが印象的。
自分の生まれる前の出来事とはいえ、地元愛知県で起きた悲劇に胸が痛みます。
これ、内田ファンの中でも必ず上位に来る名作のようです。
恐らく、清楚なヒロインと浅見光彦の(良い意味での)親密さが心を打つんでしょうね…。

★箸墓幻想
後年、これと似たような事件が起きたことにビックリ!(もちろん、この作品の方が先です)
ラストが悲しすぎます。
TV見ましたけど、これを2時間に収めるにはちょっと無理あるかな、と思うぐらい、中身の濃い作品。
邪馬台国の勉強もできます。
個人的には、ヒロインの中で一番好きなのは本作です。

★華の下にて
珍しく?京都の華道界が舞台で、予備知識なしだと山村美沙さんの作品かと勘違いしてしまいそうです。
マイナスとマイナスが合わさってプラスになったような?作品で、これも内田ファン的にも必ず上位に来る名作です。
プロジェクトXでも紹介された、岐阜県の荘川桜にまつわる逸話も登場します。

★後鳥羽上皇殺人事件
まぁ、これも随分とTV化されてますからね。
犯人の意外性・ストーリー構成も面白いですけど、やはり浅見光彦のデビュー作ってのが大きいんでしょうね。
刑事局長の弟、浅見光彦のストーリーは、ここから始まります。

★白鳥殺人事件
イチオシはこれ!
東海道ランの帰路、「こだま」の車中で完全に没頭してしまい、家に着くまでに一気に読み切ってしまった作品。
本作も、恐らく名作に入るはずですが、まだTV化されてません。
いや、できないんじゃないかな?
読めば判るけど、実在の(かなり有名な)未解決事件がモデルになってます。
きっと真実もこうだったんじゃないかな?と思わせる不気味な作品。
それでいて旅心をそそる情景豊かな文章は健在。
ちょっと変わった?ヒロインも印象的です。

完全に個人の好みですが、こんなところかな?
他にもTV化どころか、映画にまでなった「天河伝説殺人事件」もラストが悲しくも美しく、いずれ天川村を訪問してみたいなと思ってしまう。

東海道・中山道がらみだと、「斎王の葬列」では東海道土山宿、「皇女の霊柩」では中山道馬籠宿・妻籠宿がかなりの部分で描写されてて嬉しい。
「還らざる道」は地元愛知県の飯田街道足助宿と、中山道の馬籠宿が舞台となっている。

信濃のコロンボシリーズだと「追分殺人事件」では、名前の通り、中山道追分宿の分去れも登場!

これらの作品は、旧街道の知識を持って読むとかなり面白い。
何だか殺人事件の謎解きをしながら、旧街道の復習をしている感覚に陥る。

随分と脱線気味に語ってしまった。
加齢の影響?か、以前ほど旧街道を走る機会も減り、読書量も減少の一途なのが残念だなぁ。

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2 コメント

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「読み鉄」 (更家)
2017-04-22 14:12:39
コスモタイガーさんは、時刻表検定1級の「読み鉄」さんでもありましたか。

ホントに、鉄道を使ったトリックの推理小説は多いですよね。

大学時代に、香春駅の近くに下宿していましたが、お話の添田駅との関係は知りませんでした。

なるほどネ、最近新作が少なくなったのは、ローカル線や寝台列車の廃止が相次ぎ、鉄道を使ったトリックが成立し辛くなった事が背景にあるんですね。

最近は、平日の昼間に、信濃のコロンボシリーズや浅見光彦シリーズ等、よくTV再放送していますね。

東海道・中山道絡みの舞台だと嬉しいし、これから旅行しようと思っている先が舞台だとやはり見ますね。

観光案内、グルメ案内の単なる旅番組よりも、推理小説の舞台の方が見ていてワクワクしますものね。
更家様 (コスモタイガー)
2017-04-25 15:25:53
鉄道推理の最大のウリ?は、「その時間、電車に乗っていた」あるいは「現場から遠く離れたA地点にいた」とする、犯人の鉄壁なアリバイがあり、それを時刻表を駆使しながら現地を確認し、駅員さんや車掌さんをはじめとする目撃者を捜しだし、少しずつ崩していく過程ですもんね。

素人が簡単にわかってしまうようなトリックじゃ面白くありませんから、かなり複雑に込み入ったルートが必要で、必然として鉄チャン的要素が必要となるわけです(笑)。

でもローカル線や寝台列車の廃止が相次ぎ、すでに複雑なルート自体が成立しづらくなっていて、鉄道推理をホームグラウンドとしてる作家の方々も、大いに苦慮されていることでしょう。
これだけスカスカになると、私も将来、何かの際にアリバイを作る自信はありません(爆)

それどころか、先日、JR北海道などは採算が著しく悪化。
さらなる大幅な路線廃止を目論んでいるとのニュースもありました。
鉄道ファンとしては寂しい限りです。

香春駅、下宿されてたんですね!
それならとうの昔にご存じでしょうけど、筑豊地区は石炭産業が盛んだったため、その運搬の必要性から、他にも糸田線や漆生線・田川線などが網の目のように張り巡らされ、ローカル線の宝庫でした。

現在、JRとして残ってるのは、筑豊本線と、後藤寺線・日田彦山線だけだったかな?
あと、一部の路線は第3セクター「平成筑豊鉄道」として残ってますが、随分すっきりしてしまいましたよね。

内田康夫作品。
幸い、鉄道を通じてそこそこ歴史にも興味もあったため、殺人事件?を通じて歴史や風土を語る作風は、不思議と心にヒットし、今も続いています。

興味のない方にいきなり歴史の専門書なんか見せてもソッポ向くだけでしょうけど、TVでイケメンの浅見光彦君と謎解き旅行しながらだと、ウチの嫁でもスーッと胸に落ちていくようです。

でも浅見光彦シリーズも、できればTVではなく、活字で読んでこそ、素晴らしさがわかると思います。

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