日々楼(にちにちろう)

古今東西・森羅万象の幾何(いくばく)かを、苫屋の住人が勝手御免で綴ろうとする思考の粉骨砕身記です。

闕史(けっし)八代

2012年07月08日 | 日記

A.プロローグ

1.今まで、日本と中国の文献、旧約聖書の記述、伝承、更にはまた、イスラエルの人々の研究を手がかりにして、日本にやって来た人々の足取りを明らかにして来ました。

2.日本人の源郷はメソポタミアにあり、皇統を形成した人々とその一団はイスラエルからアッシリアを経て、ヒマラヤ山脈北側を移動し、中国では一度、呉まで南下した後、再び北上して、朝鮮半島から九州へと移動した人々であること。その代表的人物は、天照大御神(あまてらすおおみかみ)であり、素戔烏尊(すさのおのみこと)であり、神武天皇(じんむてんのう)であること。

3.同じく、ヒマラヤ山麓の南側を移動し、中国に至って南西諸島から南九州に辿(たど)り着いた人々があり、彼らは神武天皇よりも早く畿内(大和)に入って邦(くに)を建てていたこと。その代表的な人物は長髄彦(ながすねひこ)であること。

4.長髄彦の一族は、その現代の末裔の人々と現代のイスラエルの人々との相貌を、写真、ビデオで比較すると、彼らも出自はイスラエルにあると断じて良いこと。

5.素戔烏尊と神武天皇はダン族の血脈の人であること、長髄彦はガド族の血脈の人であること。

6.日本の皇統は、天照大御神(あまてらすおおみかみ)と素戔烏尊の誓約(うけい)によって、素戔烏尊の血脈の人によって引き継がれていること。

7.闕史八代中の第八代、孝元(こうげん)天皇は、神武天皇よりも早く大和に入られ、長髄彦から王位の禅譲を受けられていた饒速日命(にぎはやひのみこと)であること。第九代、開化天皇(かいかてんのう)は、饒速日命が長髄彦の妹君の三炊屋姫(みかしやひめ)との間にもうけられた御子、可美真手命(うましまでのみこと)であること。

8.闕史八代中の考元天皇、開化天皇を除く天皇の御名は、それぞれ天照大御神と素戔烏尊の誓約でお生まれになった男王(だんおう)に冠(かん)せられたおくり名であること。そしてこれらの男王の波状的な東方への進出は、天照大御神の生存中に始まったこと。

9.この、天照大御神の国、邪馬台(やまたい)国から波状的に始まった東方への進出は、中国の文献『魏志』東夷伝・倭人条(『ぎし』とういでん・わじんじょう)に、「倭の女王 日御子(ひみこ)、狗奴国(くぬこく=くまこく?)の男王卑弥弓乎(日見日子・ひみひこ)と素(もと)より和せず」、「相攻撃する状を説く」と記されていること。(AD247年)

10.この後、天照大御神(日御子・ひみこ)は亡くなり、男王が立ちますが、国が乱れて、再び、日御子(ひみこ)の宗女、壱与(いちよ)が女王となります。


B.そして、今

1.日本は危機にあります。
 α.慢性的な借金財政 (タコが自分の足を食べる財政)による国債の債務残高が910兆円に膨らんでいること。
 
 β.原発事故を契機に、危機克服型の政治家ではなく、危機回避(逃避)型の政治家が登場したこと。
    無論、危機克服型の政治家もいらっしゃると信じています。しかし、それが何方(どなた)であるのか、まだ明確に見えません。
 
 γ.東日本大震災によってダメージを被(こうむ)り、日本が国力を低下させた現在、私たちは、北方領土と尖閣諸島に対してロシアと中国の露骨な介入にあっています。

2.私達はどうすれば良いのでしょうか?
 
α について
 1.タコが自分の足を食べる政策(これは大抵の場合、美辞麗句で語られます)で集票する政治家の排除→選挙で当選させない。
   
 2.消費税を10%とした場合の日本の社会と人々の在り方を討議する。このブログでは、消費税は8%までで、10%とすることを反対しましたが、10%とした場合、人々はどのような生活をする社会となるのか考えて、討論する必要があります。

 3.私は静止型の社会になると思ったのですが、10%社会でもなお、活力のある生産型の社会であることができるのでしょうか? ここでいう、「活力ある生産型の社会」が、どのようなものかは、例えば、今、アメリカにはスペースエックス社(スペース・エクスプロレーション・テクノロジーズ・コーポレーション)というロケットを生産する会社がありますが、そういう会社を作ろうという人が、消費税10%の日本の社会でも出てくるかどうかを考えてもらえば良いと思います。結論は、こういう人が出て来られる社会を作らなければならないということです。

 4.税金を上げるということは、今まで借金(国債)で国庫金を賄(まかな)っていたものを、税金にしようというだけの話ですから、政治家や私たちの考え方が、今までと一緒であれば、変わるものは何もないということになります。

βについて 
 1.必要なのは危機克服型の政治家です。危機回避(逃避)型の政治家を当選させないことです。

γについて
 1.北方領土も尖閣諸島も、今までの領土問題はロシアも中国も外交上の話し合いレベルの関心だろうという認識でしたが、大震災以降は、ロシアはメドベージェフ氏が、しばしば当地を訪れ、中国は尖閣列島で漁船(工作船)を海上保安庁の巡視船に体当たりさせ、外洋艦隊を日本の近海に遊弋(ゆうよく)させます。
 
 2.中国は、尖閣諸島を自国の「核心的利益」といいます。これは随分以前に、他の箇所で書いたのですが、日本と争えば、現在の中国の制度は滅びます。少し世界が見えなくなっている人たちが党と軍部にいらっしゃるようです。

 3.石原東京都知事が、尖閣3島の購入を都が行うべく地権者と話を進めていらっしゃいます。ここへ野田首相が、購入は国が行う旨を、石原都知事に伝えられ、話題となっています。これには、野田首相とすれば、購入の途中で、中国とトラブルが発生し、外交問題に発展する前に、国として前に出て、トラブルが発生しないように処理したいという思惑があることが、推察されます。
   
 4.しかし、これは筋が通りません。石原都知事がお話を進められる前に、野田首相からそういう話があったのなら、まだ分かりますが、そうではありません。
石原都知事は身を賭して行動を起こされたことと思います。都が購入した後で、都から国が購入する。野田氏はそれを為すべく石原氏を支えられる。そういう胆力が必要な問題のように思えます。

C.本稿の意図

1.現在の日本は、私たちの祖先の数千年にも及ぶ営みの上にあります。これから数万年先のことは私には分かりませんが、数百年先は確実に、宇宙や他の星に私たちの居住空間があります。日本は一国だけで成立しているわけではありません。他国との軍事力を含めた力のバランスも考慮して、1000年スパンで歴史を見通して国を作っていく必要があると考えます。

2.そういう意味で、今日は、日本の「闕史(けっし)八代」と言われる昔から、現代に飛んで現在の課題を考えてみました。

3.日の丸は、日本人の歴史が凝縮した象徴です。天皇制と共に次の世代に引き継いで行かなくてはなりません。

 

 

 

 




 

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