どうも
もうエエ加減、この日の話はええで?
って思ったでしょう。
まぁそれくらい
ワタスはこの一日を長く感じたっていうことです。
すぴっつです。こんばんわ。
一番キツかった時間帯。
それもこれも今思えば、だけど
どないなんねんと思ってた時がやってきた。
陣痛は弱くなる。
弱くなっても時折来る。
来たら来たで、何もできない。
その繰り返し。
あまりに繰り返しすぎて
もうその繰り返しに飽きた。
「飽きた」っつったらアレやけど
段々もう、辛くなってくる。
これくらいの時間帯って
目覚めてから12時間くらいが経った時だ。
マンキンで寝て、起きてからの12時間ならともかく
寝てちょっとして起きてからの12時間。
スッキリスタートの12時間じゃなくて
朦朧スタートの12時間は、長い。
そりゃ~
長いお産のパターンも他にあるだろうから
12時間くらい、ど~ってことないでしょうけど
「あと2時間、頑張りましょうね」と言われたら
そりゃ~頑張れるんです。
…が
あと何時間したら生まれるのか
じぇ~んじぇん分からないと
…ねぇ
ペース配分も何もないワケですよ。
最初から5キロだと分かって走り出したならまだしも
いつゴールなのか分からないのにただ走るっつっても
どう頑張っていいのか…分からないんですよね。
どう頑張っていいのかも分からないけど
途中でワタスがギブアップするワケにもいかんので
起きてるんだかどうなんだか分からないままに
ベッドの脇に存在し続けました。
唯一この時間帯でよかったことは
相方が仰向けになってから
胎児の心拍数が安定してきたこと。
あと
…いや、それだけだな。
だけどそれも
今になって思えばそうなんだけど
その時点では「ホンマに仰向けで解決するんかいな」
ってなモンで
心拍数やらなにやらの数値を凝視。
お腹が強く張るとやはり
若干心拍数に影響があるようなんで
トコトン凝視。
ていうか
その心拍数やらは
ナースステーションでもモニタリングしてて
ちょっと異常めいたことがあるとすぐ飛んできてくれるので
結果的にワタスごときが凝視していても
な~んの意味もナス。
っていうことだったんですけどね。
看護士の人が何度様子を見に来てくれても
女医さんがチョイチョイ来て診察してくれても
毎度毎度、言われることは同じ
「すこ~しずつ、進んでます」
ホンマかえオェ!
「進んでる」なんていう言葉では
すっかり慰められなくなってきたワタスは
「今日中に生まれますかねぇ~」なんて
聞いてみたら
「どうですかね~
コレばっかりは分かりませんねぇ~」
だって。
マジかぇ~
ワタスはね
せめてもの慰みとしてね
「今日中には生まれると思いますけどねぇ」って
それくらいの一言を期待していたよ。
「もしかすると今日中には無理かも知れないけれども
多分今日中には生まれるだろう」くらいの返答がね。
欲しかったよ。
ところがなんか
「半々ですね」と言わんばかりの返答が来たので
この瞬間はマジで、クラッときた。
このまま日付が変わってしまうということは
今までまだ、半分来たか来てないかくらい、ってこと。
マジかぁ~。
子供が生まれる瞬間
ワタスは起きていられるかどうか
心底自信が無くなってきた。
だって
まだ分娩室にも入ってないし。
「分娩室に入ります!」ってなったら
しばらくは気合で起きていられるかも知れないけれど
分娩室に入ったからって、すぐ生まれるとも限らないし
結局生まれた頃にワタスは、寝てしまってる。
そんなパターンになりそう。
いや、なるんじゃね?って、真剣に思った。
それに
ワタスが寝てるか起きてるかということよりも
この時点でも消耗している相方も、赤ちゃんも
楽ではないこの状況がまだまだ続いて
果たして…大丈夫なんだろうか…。
不安なワタス。
不安なおかん。
半開きの目でふぅふぅ言うてる相方。
一体…どうなるんだ!?
そう誰もが思った瞬間
ワタス達の目の前に救世主が現れる。
・・・つづく。
もうエエ加減、この日の話はええで?
って思ったでしょう。
まぁそれくらい
ワタスはこの一日を長く感じたっていうことです。
すぴっつです。こんばんわ。
一番キツかった時間帯。
それもこれも今思えば、だけど
どないなんねんと思ってた時がやってきた。
陣痛は弱くなる。
弱くなっても時折来る。
来たら来たで、何もできない。
その繰り返し。
あまりに繰り返しすぎて
もうその繰り返しに飽きた。
「飽きた」っつったらアレやけど
段々もう、辛くなってくる。
これくらいの時間帯って
目覚めてから12時間くらいが経った時だ。
マンキンで寝て、起きてからの12時間ならともかく
寝てちょっとして起きてからの12時間。
スッキリスタートの12時間じゃなくて
朦朧スタートの12時間は、長い。
そりゃ~
長いお産のパターンも他にあるだろうから
12時間くらい、ど~ってことないでしょうけど
「あと2時間、頑張りましょうね」と言われたら
そりゃ~頑張れるんです。
…が
あと何時間したら生まれるのか
じぇ~んじぇん分からないと
…ねぇ
ペース配分も何もないワケですよ。
最初から5キロだと分かって走り出したならまだしも
いつゴールなのか分からないのにただ走るっつっても
どう頑張っていいのか…分からないんですよね。
どう頑張っていいのかも分からないけど
途中でワタスがギブアップするワケにもいかんので
起きてるんだかどうなんだか分からないままに
ベッドの脇に存在し続けました。
唯一この時間帯でよかったことは
相方が仰向けになってから
胎児の心拍数が安定してきたこと。
あと
…いや、それだけだな。
だけどそれも
今になって思えばそうなんだけど
その時点では「ホンマに仰向けで解決するんかいな」
ってなモンで
心拍数やらなにやらの数値を凝視。
お腹が強く張るとやはり
若干心拍数に影響があるようなんで
トコトン凝視。
ていうか
その心拍数やらは
ナースステーションでもモニタリングしてて
ちょっと異常めいたことがあるとすぐ飛んできてくれるので
結果的にワタスごときが凝視していても
な~んの意味もナス。
っていうことだったんですけどね。
看護士の人が何度様子を見に来てくれても
女医さんがチョイチョイ来て診察してくれても
毎度毎度、言われることは同じ
「すこ~しずつ、進んでます」
ホンマかえオェ!
「進んでる」なんていう言葉では
すっかり慰められなくなってきたワタスは
「今日中に生まれますかねぇ~」なんて
聞いてみたら
「どうですかね~
コレばっかりは分かりませんねぇ~」
だって。
マジかぇ~
ワタスはね
せめてもの慰みとしてね
「今日中には生まれると思いますけどねぇ」って
それくらいの一言を期待していたよ。
「もしかすると今日中には無理かも知れないけれども
多分今日中には生まれるだろう」くらいの返答がね。
欲しかったよ。
ところがなんか
「半々ですね」と言わんばかりの返答が来たので
この瞬間はマジで、クラッときた。
このまま日付が変わってしまうということは
今までまだ、半分来たか来てないかくらい、ってこと。
マジかぁ~。
子供が生まれる瞬間
ワタスは起きていられるかどうか
心底自信が無くなってきた。
だって
まだ分娩室にも入ってないし。
「分娩室に入ります!」ってなったら
しばらくは気合で起きていられるかも知れないけれど
分娩室に入ったからって、すぐ生まれるとも限らないし
結局生まれた頃にワタスは、寝てしまってる。
そんなパターンになりそう。
いや、なるんじゃね?って、真剣に思った。
それに
ワタスが寝てるか起きてるかということよりも
この時点でも消耗している相方も、赤ちゃんも
楽ではないこの状況がまだまだ続いて
果たして…大丈夫なんだろうか…。
不安なワタス。
不安なおかん。
半開きの目でふぅふぅ言うてる相方。
一体…どうなるんだ!?
そう誰もが思った瞬間
ワタス達の目の前に救世主が現れる。
・・・つづく。