クールジャパン★Cool Japan

今、日本のポップカルチャーが世界でどのように受け入られ影響を広げているのか。WEB等で探ってその最新情報を紹介。

世界でいちばん好影響を与える国は日本

2007年08月12日 | 全般
少し前のニュースになりますが、ここで取り上げ考えたいと思います。

◆「好影響与える国」日本が世界一に…BBCなど調査
 【ロンドン=森千春】世界に最も好影響を与えている国は、カナダと日本――。英BBC放送と米メリーランド大学が27か国の約2万8000人を対象に行った世論調査で、日本の国際的影響力が高い評価を得ていることがわかった。

 調査は、昨年11月~今年1月の間に実施され、英国、カナダ、中国、フランス、インド、イラン、イスラエル、日本、北朝鮮、ロシア、米国、ベネズエラ、欧州連合(EU)のそれぞれについて、世界に「好影響を与えているか」「悪影響を与えているか」を聞いた。

 「好影響」は、カナダと日本が54%で並んでトップ。EU(53%)、フランス(50%)が続いた。「悪影響」との評価が多かったのは、イスラエル(56%)、イラン(54%)、米国(51%)、北朝鮮(48%)の順。同大の専門家は、日本に対する高い評価の理由として、軍事力を行使したり、追求したりする国への評価は否定的になる傾向があると分析している。
(2007年3月7日 読売新聞)

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順番は次のようになりますね。
1.日本、カナダ(54%が評価)
2.EU(欧州連合)(53%)
3.フランス(50%)
4.イギリス(45%)
5.中国(42%)

日本を最も「好影響を与えている国」と評価した国はインドネシアの84%だったそうです。。次いで、カナダとケニア(74%)、フィリピン(70%)、チリ(69%)、アメリカ(66%)、ナイジェリア(65%)、イギリス(63%)などが日本を高く評価しました。

この1年前の、2005年10月~2006年1月、世界33カ国約4万人に対して行なった同じ共同世論調査の結果もほぼ同じようなものです。

日本が世界に好影響を与えていると回答した国は、世界33カ国中31カ国。20カ国で肯定が過半数を占めました。最高評価をしたのはインドネシア(85%)、次いでフィリピン(79%)。他にもスリランカ(好50%、悪4%)、インド(好48%、悪13%)等、アジア諸国の日本評価は高いようです。平均は好影響が55%、悪影響が18%。

否定派が多かった国は中国(好16%、悪71%)と韓国(好44%、悪55%)だけ。これは昨年の調査でも同じで、この両国の数字を加えなければ、日本は単独で、一位になっていたでしょう。

◆このように日本が好感をもたれる理由は、次のようなことが考えられるでしょう。

1)武器輸出などを禁止して、平和の道を選び、世界の国々に経済・技術援助を続けて、その発展に寄与した。

2)外交・安全保障政策などにおいては、他国を威圧するような言動や行動をとらずにきた。

3)自由・民主主義・基本的人権という普遍的な価値観を大切にして、経済や技術を発展させたが、一方で日本独自の固有の文化も守り続けた。近年はとくにマンガやアニメに代表される大衆文化での情報発信が著しい。

◆このブログでは、とくに3)で触れた、日本の大衆文化、ポップカルチャーが世界にどのように受けとめられ、どのような影響を与えているかを、様々な情報から探っていきます。

と同時に、おそらく日本のポップカルチャーは、大国の覇権主義的な行動とは対極にあって、期せずして、世界の平和を脅かす勢力に対する、批判となっているような気がします。それが、世界中での日本の好感度にもつながっていると思うのです。マンガやアニメが世界に発信するそうしたメッセージにも注目していきたいと思います。

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