この「稲荷ずし」は『信太・信田ずし」とも呼ばれ、昔はお弁当やハレの日のご馳走でした(^^♪ それぞれの家で味付けが違って・・懐かしくて捨てがたい和食ですね・・・
私のは油揚げを裏にして、すし飯には柚子を入れ、味は関西風です・・久しぶりに作って・・美味しくて( ^ω^)・・・ 油揚げは質が良く小さめで薄いものをお薦めです! 油揚げを半分にして中を開き袋状にし、熱湯で3分ほど茹でて流水でさらし、水の中で優しく揉み、しっかり水けをきります・・これ大事です(^^♪ あとはに汁で20分程煮て、火を止めそのまま一晩おきます。
打ち酢をして柚子の千切りを入れます。2Cの米と油揚げ9枚で18個出来ます。ご飯を入れるとき油揚げの汁を絞りすぎないことが大事です!
日本料理の料理名にはそれぞれ深い意味があって知れば知るほど感心してしまいます・・・浄瑠璃「葛の葉」の歌「恋しくば尋ね来て見よ和泉なる信太の森のうらみ葛の葉」で有名な狐の住む信太の森(大阪・和泉市)の名前から…(俗に狐は油揚げを好むといわれているので)油揚げを使った料理を『信太』と呼ぶようになったそうです・・
上は春になると1年に1回は使いたくなる桜のお皿です( ^ω^)・・・