クッキングハウス メンバー日記

日々の活動の中での思いをつづっていきます。

統合失調症の人は壊れているのではなく苦しんでいるのである。

2016年09月18日 | Weblog
 昨日のブログでかいたのは、統合失調症の妄想が発生する理由でした。

 もう一度おさらいすると、妄想が起こるのは心の中に強いネガティブな感情を抱えているのが苦しすぎるからです。

 たとえば強い怒りを心の中に抱え続けるのは苦しいでしょう。

 ですからその怒りを材料にじぶんにとってあまり苦痛のない話をこしらえようとするのが妄想です。

 怒りが材料ですが、それでこしらえあげられた話はもちろん架空の話です。

 具体例でいうと、元の怒りは自分が高校生の頃塾の先生に対していだいた強い怒りです。

 ですがその怒りを材料につくった妄想は「自分の近所でだれかが暴力団とケンカしているらしい」というものです。もちろん現実には起こっていません。

 自分はその妄想を思い浮かべると「ばかだなあ。ばかなやつがいるものだ。」と笑うのです。

 統合失調症の人は、そうやって強いネガティブな感情を心にいだきつづけることからくる苦痛をかわそうとするのです。

 ぼくが何を言いたいかというと、統合失調症の人は壊れているからたわごとをはなすわけではありません。

 壊れているからではなく、苦痛だからです。くるしんでるからです。

 狂っている人にたいし、「あの人は壊れている。」という人はその人が苦しんでいることはまるきり頭にありません。

 壊れているのではなく、苦しんでいるのです。

 現時点では、そのことを医療従事者でさえわかっていない。

 そして統合失調症の人が壊れているのではなく苦しんでいるという見方が差別・偏見を大きく抑止することは間違いない。

 壊れている人をさげすむことはできるかもしれないが、苦しんでいるひとをさげすむことはできない。これが、人間の自然です。

                                 (とまと)
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