クッキングハウス メンバー日記

日々の活動の中での思いをつづっていきます。

統合失調症の妄想の原因・妄想が消えた実例から

2016年10月15日 | Weblog
 統合失調症の世界ってどんな世界でしょうか。妄想がおこっていますね。

 こたえは劇場のような世界です。被害妄想のある人だったら、他人から攻撃を受けているヒーローが戦うお芝居が行われているような・・。

 それをちょっとのぞいてみましょう。

 ぼくじしんの実例です。

 ぼくは大勢の人に攻撃を受けています。薬剤を噴霧されて攻撃されているのです。

 薬剤は何種類かあります。浴びると緊張する薬剤、からだの中の栄養が瞬時に消えてしまう薬剤などです。

 なぜぼくが攻撃を受けているかというと、目障りだからです。ぼくはみる人がみれば米軍の兵士にみえるほど強そうに見える(と自分で思いこんでいる)のです。だから嫌がって薬剤を浴びせる人がいるのです。

 薬剤は手の指と指をくっつけて薬剤をまぜればガスが発生して近くにいるぼくの体にとんできます。なにげない手のしぐさが、ガスを投げているようにぼくには見えるのです。

 負けるものかとぼくは身構えています。一触即発です。ですがぼくはなにもせず耐えています。あぶないですね。暴力が発生する危険があるのは本当です。

 ぼくが歩いていると人が何人も道をあるいているのですが、ぼくをめがけてガスを投げるために散開しているようにみえるのです。

 ぼくは後ろにまわられないためにじろじろと観察しながら自分の位置を変えていきます。

 どうですか、現実の風景を描いているようにはみえないでしょう。劇場のようです。そしてあぶないですよね。いまにもなぐりかかったりしそうだし、じっさいだれか知らない人になぐりかかったこともぼくは二度ばかりあります。

 それは急速におさまったのですが、どうおさまったのでしょうか。

 ぼくはガスを投げてくる連中に対抗するんだと思いつめました。

 殴りかかると問題になるから(そこは狂っていても認識してます)殴りかからないで対抗する。いくらやったってやれないぞ、と彼らに思わせるんだ。

 そしてぼくはよく観察してなるべくガスを浴びないように自分の位置を考えるという戦略をとりました。

 殴りかからないで対抗する。そういうぼくの姿に惚れる女性もいます(これも妄想です)。

 うまく戦う。

 それには剣豪のようにやればよい、と考えました。

 そして剣道の修行のように「無ーっ、むーっ。」と念じ始めたのです。

 「無ーっ。」というのは実際に禅の修行でやるのですが、心を無の心境にして敵と戦うために、修行者が呼吸に合わせて「無ーっ。」と念じるのです。

 禅の修行者はこうすることによっていつかは心が日本晴れのようにからりと晴れるのですが、そこまでやるのは半端じゃないです。日常生活四六時中念じてます。

 ぼくはこれをやはり四六時中念じはじめました。

 風呂入っているときも、ごはん食べているあいだも「無ーっ。」と念じ続けました。

 ぼくはこうすることでガスを投げてくるやつらと戦うんだと思ってました。

 おれはサムライだから、剣道の修行者のように明眼をみがいてたたかうぞ!かんぜんに病気の世界です。

 ところがやりだして十二日たったときです。

 彼らが投げてくるガスに体が緊張する薬剤や逆に弛緩する薬剤、そのたいろんな薬剤がはいっていて、それが体に浴びると思っていたが、体に入った薬剤がしだいに消えてきた!とおもったのです。

 薬剤!薬剤!と思っていたものが、実はそうではない。

 それは怒りだ。高校生のときの塾の先生に対する怒りだ!

 そうです、薬剤という妄想の陰に隠れていたのは、強い怒りだったのです。薬剤というのは本当は強い怒りをいいかえたものだったのです。

 そして本当のことがわかったとたん怒りがシューッと溶けてしまったのです。

 黒っぽい怒りが意識から減っていき、意識が半分晴れたときどんなことがおきたでしょうか?

 それは大勢の人々がガスを投げて自分を攻撃してくると感じていたのは、妄想であると自覚したのです。ぼくはだいぶおちつきました。

 妄想が消えたのです。

 理由は怒りが消えたからです。

 ぼくのこころの中に、強い怒りの感情のかたまりがあり、妄想はそこから噴出していたのです。

 その強い怒りが、禅の修行者のように「無ーっ、むーっ。」と四六時中念じることで消えたのです。

 これは不思議なことでもなんでもないですね。

 なぜなら怒りが消えるということはその方法も簡単なんです。

 たとえば弱い怒りだったら美術館に行って絵を見ていたら消える。

 あるいは、バッティングセンターに行って思い切り運動することによっても消すことができますよね?

 怒りを消すということはそういう簡単な原理によります。

 ですが統合失調症の原因になるような強い怒りはなかなか消えません。三十年たっても自然消滅してくれないんだから。

 消えないのは強い念だからです。

 強い感情の場合、それを消すには弱い感情を消すよりもより一層ポジティブなエネルギーを発生させないと、溶けさってくれません。

 「無ーっ」と念じることは集中力というポジティブなエネルギーをこころの中に発生させることです。

 このエネルギーを四六時中発生させつづけることで、強い怒りの感情が溶けたのだとおもいます。

 ぼくのこころの中の強い怒りの感情が溶けてなくなったとたん、妄想が消滅した。

 ぼくはそれ以後おちついて誰かが自分を攻撃してくるとは思わなくなりました。

 結論は、妄想を消すのに脳の認識の機能を回復させる必要はないということです。

 妄想を発生させるのはこころの中の強い怒りの感情のかたまりです。

 統合失調症治療の困難さは感情の固まりがなかなか消滅しないというところにあります。

                                   (とまと)
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