SHIN-GEN-SAI 【箴・言・彩】

珠玉の名言・箴言をイシューします。

デボラ、眠っているのか? その2

2017-03-18 05:23:58 | その他

人間はどうも不純な感情に少なからず支配されている、という印象を受けてしまうのだ。おそらく、自分自身が不純であると考えている人間が多いのだろう、と想像する。だが、機械が純粋である証拠なんて、どこにもないのではないか。そもそも、純粋よりも不純のほうが複雑であり、高機能だ。確実に多くのエネルギィを消費する。機械が純粋だと感じるのは大昔の機械がシンプルだったためだろう。

 

森博嗣「デボラ、眠っているのか?」より、
これはよくわかる。
AIなども今は格段に機能がアップしてかなり人間に近い思考が可能になったとも聞く。
しかし純粋でなく不純こそが格上とは・・・。
まあ何となくそうかなって気もするけどね。

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陽だまりの樹 その10

2017-03-04 06:38:55 | 人生

ダルマ・・・、

おれはあのダルマだ。

手も足も出ないんだ・・・。

 

手塚治虫・陽だまりの樹 第8巻より
幕末の政情不安定の中、良仙も万二郎も大きな時代の渦に飲み込まれていく。
冒頭の台詞は勝海舟が軍艦奉行を解任された報を受け、
今まで信頼していた老中への無力感を募らせる場面である。
こうして陽だまりの樹はエンディングへ走り出す。
不器用だけど一途で思いやりにあふれた幕末の一人の青年の物語。
抗えない運命に翻弄されながら、それでもあきらめずに前を向く。
時代が変わっても、同じ思いを持ち続けたいものである。

この「陽だまりの樹」も今回で終わり。
来週は一回休んで新章突入。
刮目して待て。

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陽だまりの樹 その9

2017-02-25 04:55:16 | 人生

医の道はな、道のため、人のため、
だがよ、いくさをする人間のために働くってのが気にくわん。
おまえさんみてえなさむらいにゃおれの心はわからん。

ああそうだ、おれは自分の意思で歩兵組を引き受けたのよ。
おれはな、新しい時代のために、幕府を立て直すんだ。
どうだい、その万分の一のお役に、おれの人生を賭ける、すげえだろう。

手塚治虫・陽だまりの樹 第7巻より
伊武谷万二郎と手塚良庵改め良仙が酒を酌み交わす。
良仙は軍医の道を不本意ながら志すことになる。
そして万二郎もおせきの言葉を脳裏にとどめながら・・・。
運命なんてその程度のものかもしれないね。

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陽だまりの樹 その8

2017-02-18 04:29:30 | その他

たかが百姓?
彼らはおれの部下なんだぞっ。

手塚治虫・陽だまりの樹 第7巻より
失意の中、新しく農兵の訓練組織作りを仰せつかった万二郎。
三名の農民が浪士組に加わろうとして逆に捕まってしまう。
その仲間を取り返すために奔走する。
この一途さが大事。

 

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陽だまりの樹 その7

2017-02-11 04:46:04 | 恋愛

貴女の仇のヒュースケンはもうこの世にいません。
だから過去のことは忘れてください。
何をためらってるんです?

万二郎様
私がここへ参りましたのはあの出来事があったためではありませんわ。
私は以前からここで仏様にお仕えするさだめを望んでおりました。
私は予感するのです。この国は今に大きな変動に見舞われます。
国難にあってたくさんの人が死にますわ。

そんなことはわかりゃしませんよ。

いいえ、初めは国が荒れ、、やがて異国と戦って
母や子や罪のない人たちも死にます。
その人達のために、
仏様のお慈悲を祈りたいのです。
それが私の役目だと悟ったのです。
もし私に好意を持ってくださるならお願いがございます。
せめて剣をお捨てになって、み仏のお慈悲におすがりくださいませ。

 

手塚治虫・陽だまりの樹 第7巻より
この作品のハイライトといっていい場面ではないだろうか。
現実には意味不明だが、当時の暮らし向きに照らせば納得である。
しかし、住む世界というのはこうも人を変えるのか。
それは昔も今も変わらない。
だから思っている人がいるなら同じところに身を落とさないと。
「会えることに比べたら、愛なんて軽いものだ」ともいうし。

 

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陽だまりの樹 その6

2017-02-04 03:40:02 | その他

おせき殿は
おれが心に決めていた・・・、
妻になる女だったんだぞーッ!!

妻ニナル?
フィアンセナノカ?
結婚ヲキメテイタ人ダッタノカ?

そんなものは決めてないっ、
だがオレは心の底からいとおしく思っていたっ。

手塚治虫・陽だまりの樹 第6巻より
異国の友人ヒュースケンに最愛の人・おせきを手込めにされた万二郎の怒り。
これが現実。
今も昔も変わらないかもしれないが。
世の中がどんなに便利になっても、
あらがえない運命があることは昔も今も同じだよね。
不器用な生き方の中にこそ答えがある。

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陽だまりの樹 その5

2017-01-28 05:53:56 | その他

ふふふ、俺は辻斬りとか戦はごめんだが、
自分のしたいことで命を落とすなぁ本望だ。
まぁみてろ、この咸臨丸が日本へ戻ってくる頃にゃ、
日本はガラッと変わるぞ。

手塚治虫・陽だまりの樹 第6巻より
福沢諭吉のこの台詞、しびれるねぇ。
私も全く同じ。
自分の仕事で死ねれば本望よ。

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陽だまりの樹 その4

2017-01-21 06:28:15 | その他

わかりませんなあ
しかし、世間に正しい言論が通用するようになれば
戻ってきますよ。
何しろ、彼はくそまじめに曲がったことが嫌いなタチですから

手塚治虫・陽だまりの樹 第6巻より
手塚良庵が惚れたおせきの前で、
彼女の意中の男の消息を告げる。
しかし、この後にとんでもない悲劇があるとは。
時代は人の運命を飲み込んでいく。

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陽だまりの樹 その3

2017-01-17 04:42:28 | その他

私がトンマなためにこんなばかげた事件に巻き込まれて
母上まで・・・、

すべて聞きました。
おまえは悪い人に陥れられたのです。
今度捕らえられたのは
みんな反逆した人々、
おまえは違います。

手塚治虫・陽だまりの樹 第5巻より
罠にかかった万二郎を救い出した仲間たちと母に囲まれ、
自分の無能さに涙する。
でもね、魅力があるからこそ周囲がほっておかないんだよ。
そういう男に自分もなりたい。

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陽だまりの樹 その2

2017-01-07 04:33:02 | 人生

久しぶりに道場の匂いをかいだ。
おれにはやっぱりここが一番向いてるんだ。
鉄さんの言うとおりだ、おれは武士なんだなあ。
武士なら武士らしい生き様をお目にかけるぞ、
八幡大菩薩!

手塚治虫・陽だまりの樹 第4巻より
迷いの渦中にある主人公・伊武谷万二郎。
尊皇か攘夷か、その意味さえもよく知らずに
ただ関わりを持ったヒュースケンの心から
外国と日本の立ち位置を見据える。
その不器用ゆえに何度も失敗を繰り返すが、
その一途さこそが彼の魅力であろう。
男ならかくありたい。

2017年最初の名言ブログはここから。
歴史モノはその時代の制約の中でたくましく生きる主人公の生き様が心に響く。
皆様、今年もよろしくお願いします。

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