このお話も、1月~4月にかけて、講演会でお話ししたこと。
無料のブログで公開するのは、初めてです。
有料でお聞きになった方は、「少し早く知った」ってことで、ご容赦ください。
今日は、「少子高齢化」を確認することにします。
このキーワードは、日本の衰退だと解釈したり、マーケットが小さくなることを意味する言葉。
デフレの原因だとする人もいます。
でもですね。
ちょっと考えてみましょう。
こういうのは、ちゃんと確認することが大事。
商売する人。会社の経営する人にとっては、大事な意思決定要因になりますからね。
まず、現時点での日本の人口を調べます。
平成25年(2013年)10月1日時点の確定値:127,298千人
*総務省統計局HPより
この数字は、前年比21万人の減少を確定しています。
確定値以降は、推計値となっています。
推計モデルが、どういう構造になっているかは置いておいて、21万人って数字の「大きさ」を考えてみます。
昨年の日本に来てくれた外国人観光客の数字:1036万人(前年比24%増)
*日本政府観光局(JNTO)プレスリリースより
どうでしょう。人口減少とされる数字に比べると、圧倒的なスケールです。
日本では、どのくらい結婚しているかというと
日本における婚姻数:67万人(平成24年時点)
*同じく総務省統計局HPより
人口減少しているとされる数字に比べて、たくさんの方が結婚されています。
なんだか、ちょっと気合入れれば、越えられそうな数字(笑)。
国際結婚の数字も増えています。
そりゃ出会いの機会も増えるんだから、当たり前ですね。
21万人って、それほどすごい数字でもないんです。
気合の問題ともいえる。
誤差の範囲ともいえる微妙な数字なんです。
もっというと今後、日本に来てくれる外国人観光客は、減るんでしょうか。
もちろん、日本人が出国する機会も増えるんでしょうけど、「日本のマーケット」を考えると
大きくなってると考えたほうが正しい。
しかも、数のスケールが違いすぎるんです。
日本で商売するって決めたみなさん。
別にお客さんは減ってない。
分母が大きいですからね。
1億2700万人のうちの21万人です。
1000人のお得意さんがいたら、1人減ってるくらいです。
もっと大きな商売されてる方なら、外国人のマーケットを考えればいい。
推計は、あくまでも推計ですから。
しっかり確認して、前へ進みましょう。
「日本の市場」は大きくなってるんです。
無料のブログで公開するのは、初めてです。
有料でお聞きになった方は、「少し早く知った」ってことで、ご容赦ください。
今日は、「少子高齢化」を確認することにします。
このキーワードは、日本の衰退だと解釈したり、マーケットが小さくなることを意味する言葉。
デフレの原因だとする人もいます。
でもですね。
ちょっと考えてみましょう。
こういうのは、ちゃんと確認することが大事。
商売する人。会社の経営する人にとっては、大事な意思決定要因になりますからね。
まず、現時点での日本の人口を調べます。
平成25年(2013年)10月1日時点の確定値:127,298千人
*総務省統計局HPより
この数字は、前年比21万人の減少を確定しています。
確定値以降は、推計値となっています。
推計モデルが、どういう構造になっているかは置いておいて、21万人って数字の「大きさ」を考えてみます。
昨年の日本に来てくれた外国人観光客の数字:1036万人(前年比24%増)
*日本政府観光局(JNTO)プレスリリースより
どうでしょう。人口減少とされる数字に比べると、圧倒的なスケールです。
日本では、どのくらい結婚しているかというと
日本における婚姻数:67万人(平成24年時点)
*同じく総務省統計局HPより
人口減少しているとされる数字に比べて、たくさんの方が結婚されています。
なんだか、ちょっと気合入れれば、越えられそうな数字(笑)。
国際結婚の数字も増えています。
そりゃ出会いの機会も増えるんだから、当たり前ですね。
21万人って、それほどすごい数字でもないんです。
気合の問題ともいえる。
誤差の範囲ともいえる微妙な数字なんです。
もっというと今後、日本に来てくれる外国人観光客は、減るんでしょうか。
もちろん、日本人が出国する機会も増えるんでしょうけど、「日本のマーケット」を考えると
大きくなってると考えたほうが正しい。
しかも、数のスケールが違いすぎるんです。
日本で商売するって決めたみなさん。
別にお客さんは減ってない。
分母が大きいですからね。
1億2700万人のうちの21万人です。
1000人のお得意さんがいたら、1人減ってるくらいです。
もっと大きな商売されてる方なら、外国人のマーケットを考えればいい。
推計は、あくまでも推計ですから。
しっかり確認して、前へ進みましょう。
「日本の市場」は大きくなってるんです。
外国人が日本に来たとして何日滞在するか。
仮に平均5日だとするなら日本に外国人がいるのは約200万(24%増加分)×5日で約1000万日。
一方失われた日本人は逆に360日は日本にいることになったでしょうから約20万(減少分)×360日で7200万日。
もちろん観光客の方が1日あたりに使う金額は多いでしょうが「1日あたり日本にいる人数」は減少しているのではないですか?
もちろん1億2000万×360日の約430億日に比べれば誤差かもしれませんがね。
確かに、そういう計算をすると、結構話は、複雑になります。
ここで、申し上げたいのは、そもそも人口には計算されていない外国人旅行者(住んでないから当たり前ですね)の消費市場があるということ。
加えて、人口減少分の21万人は、婚姻数から考えて、それほど脅威な数字ではないということです。
将来、どんどん減ってくかどうかを示せるほどのものではない数字です。
現在、保育園の待機児童の問題を改善しようという方向で、政策が打たれようとしていますが、仮にうまくいけば、自然増の数字もずいぶん変わる可能性もあります。
婚姻数そのものだって、増える可能性もありますね。
日数に引き直すと、結構難しいです。
そもそも、昨年の死亡者は、1月1日に全員亡くなったわけではないですし。
充分なお答えになってないかもしれませんが、
私の申し上げたいことはご理解頂いたでしょうか。
1000万人の旅行者は、日割りにすると27000人。
月割りで、83万人です。
今後も増加を見込める大きな市場を、少子化の議論では見逃しているということです。
なるほど、おっしゃっていることはおおよそ理解いたしました。
少子化はこれからの政策、外国人観光客には数の増加とともにいかに長く滞在してもらいたくさんの消費をしてもらえるかが重要ですね。
ありがとうございました。
議論が鋭くなるので、私もうれしいです。
どうぞ、よろしくお願いします。