United Minds (Strikes Back)

2013年に解散した電子音楽ユニット、SpiSunのWeblog“United Minds”跡地

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Madness,madness,they call it madness...(後編) 〔by ラウド〕

2006-09-09 00:15:57 | Music

 

もうあの日から一ヵ月以上経つのに、未だにこれを書いている。予想通り、今年の夏はあの週以上の盛り上がりはないまま終わってしまった(あとはA3観戦と盆の帰省ぐらいか)。
とはいえ、ここではまだライブは続いていて、佳境に入ってきたところ。まだまだ続きを書いていきます。

 

(続き)

まさに“狂気”の宴と化してきた渋谷AX。オーディエンスとステージとのやりとりも頻繁になってきた。
誰かが水を飲むチャスに「暑いからそれをこっちにもくれ」と叫ぶと、チャスは悪戯っぽくニヤリと笑って大き目のコップの水を客席にぶちまけた。チャスを煽った張本人は程よく涼を取れたようだが、僕とFはまさに爆心地。直撃中の直撃だった。
チャス水は恐ろしいほど冷えていて、心臓が止まりそうなくらいヒヤっとしたのだけど、事実涼しくなったし、もう全身水浸しでヤケクソ気味に盛り上がる事が出来た。それに、僕らに水をかけたのはあのチャスなのだ。嬉しいに決まっている。わけのわからない外人にビールをかけられるのとは天と地ほどの差があるのだ。わかってんのか、そこらへんを?

その後もタオルを足の上に落とし、リフティングのように蹴り上げて顔の上に乗せるサグス(さすがチェルシーサポ)、「はい、はい、はいはい、あーはい」と日本人の電話の真似をするチャス(雰囲気出てるんだこれが。日本人は英国人にこう見られてるんだな…)、サグスとオーディエンスから「ミスター・バーソン、愛してる!」とコールされるムッシュ・バルソ(愛してるぜ!)、さりげなく「Day Tripper」のリフを弾くベーシストのマーク“ベッダーズ”ベッドフォード(嬉しかった)、一番背が低くて一番ヒョロヒョロで一番童顔なのに威勢のいいドラムを叩くダニエル“ウッディー”ウッドゲート(That's like a Ringo!!)…一瞬一瞬目を離せない場面が続く。

では、また一曲ずつ。

House of Fun(シングル、ベスト・アルバム等編集盤のみ収録)
マッドネス初の全英No.1シングル。とてつもなく楽しげなイントロ、もはや円熟の境地のスカ・ビート、サビの憂いのあるメロディー。きわめて英国流儀でありながら、マッドネス以外何者でもない完璧なファニーさを持つ曲。チャート1位も当然。覚えやすいメロディーはこのライブでも炸裂。前2曲の落ち着きムードが吹っ飛び、再び宴は乱痴気騒ぎ。
ちなみに前回「Shut Up」が一番好きな曲と書きましたが、最近は専らこれ。キックスのサックス(バッド・チューニング気味なのがまたかっこいい)とチャスのトランペットの絡みにやられてます。サックスはオーバーダビングされてるんだけど、結構考えられてるんだよなぁ。

Grey Day(『Seven』収録)
タイトル通り、イントロから重いピアノとベルが鳴り響くスマッシュ・ヒット・シングル。イギリスの曇り空、憂鬱な日…見事に風景が浮かび上がるサウンド。とはいえ、僕らオーディエンスはお構いなしで盛り上がる。
僕はメロディーではなく、チャスのハモリの部分を叫んでいた。それに気づいたのかどうかはわからないけど、チャスはモニター・スピーカーに足を掛け、決めのフレーズ「So begins another weary day!」を「どうだ、目を逸らすな。俺について来い!」と言わんばかりに僕を見据えて歌をぶつけてきたのだ。最後の繰り返し部分だから、かなり長い時間見つめあった気分になった。…いやいや、妄想じゃねぇって。ホール・クラスの会場で「目が合った!」といっている人は無理があろうが、二列目よ?間違いがあろうはずがない。そんなわけで、この曲は特別なナンバーとなった。
音楽的にも、ギターの人がアウトロの部分でエフェクター(フランジャーかな?)でホワイトノズみたいな音を作ってみたり、なかなか見所がありました。

Bed and Breakfast Man(『One Step Beyond...』収録)
明るいメロディーで人気の高い1曲。曲が始まる前に面白いやり取りがあって、この曲の持つフレンドリー(適切かどうかわかりませんが)さがいっそう引き立つ(nobodys_perfectさんという方のBlogが詳しいです。レポート自体も素晴らしい!)。
この曲のセールス・ポイントでもあるイントロのギターのアルペジオがよく聴こえなくて「ミキサーしっかりしろや」とかおもったりもしたのだけれど、どうも『ロックパラスト』なんかを観る限り、ギターはアルペジオをオルガンに任せて、刻みに徹する…ってのがライブ・アレンジとしてはデフォルトなんでしょうかね?

Baggy Trousers(『Absolutely』収録)
ここからも休む暇などなし。とびきりコミカルで前のめりなシングル。その盛り上がりは一部暴走者まで出す始末。PVではキックスが空中浮遊しておりましたね。
自分で歌ってもとてつもなく楽しいのです、この曲。カラオケではFがサグス、僕がチャス役でがなっております。バンドでいつかやりたいなぁ。

Our House(『Rise and Fall』収録)
本国UKだけでなく、USでもヒットしたとびきりのポップ・ナンバー。ホーンとストリングスの絡み、気が利いたメロディ・ライン、ソリッドなギター…嗚呼、これこそブリティッシュ・ポップ。極上のパーティー・ソング。マッドネスにしか作れない曲。全員で「僕らのお家は通りの真ん中にあるぜ」と大合唱。皆ひたすらニコニコしていた。こんな曲、なかなかないっすよ。

It Must Be Love(シングル、ベスト・アルバム等編集盤のみ収録)
これまたヒット曲…いちいちこう書くのも面倒になってきた。マッドネスらしからぬドリーミーなラブ・ソング(カバー?提供曲?)。皆この曲に一様に納得し、ここでうまくしまって、本編終了。

 

とはいえナッティー・サウンドはまだまだ足りぬ。アンコールを求める声はやまず、再びマッドネス登場!
もうこの時すでに客席は大混乱に陥っていた。今まで後ろにいた人々がヒートアップ、我先にと前に詰め始めたのだ。英国人たちは強面で最前線を目指すし、バンドメンと思しき連中が一大勢力を築くし…僕らは徐々に追いやられていった。
その様相は時が経つにつれ狂気を帯び、それを敏感に察知したFの指示によって僕らは少し横にずれる事になった。以外と筋肉があるラーメンズ片桐風の男とのポジション争いに辟易していた僕は、文句なく従った。
足を踏まれないようにするのと、自分の立ち位置を確保するのに労力を割いたせいもあって、アンコールは本編に比べて純粋に楽しめたとは言い難いのだけれど、そんなつまらないことでこの素晴らしいライブの評価に傷がつくはずもなく、この忘れえぬイベントを少しでも自分の記憶に刻み込む事にただただ腐心していくのであった。

 

(時間がないから、ここで中断してもう一回続くのだな…)

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3 コメント

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Unknown (Cloud9)
2006-09-09 00:44:15
待っておりました!Madness~ライヴライナー!今回で終わりかと思いきや...やっぱりまだまだ引っ張りますな~(苦笑)ここまで来たらいっそのこと全20巻といきませんか?(笑)
Unknown (ケンジ☆)
2006-09-10 13:13:01
ミカやん

歴史・小説スレに質問しようとしたけど、こっちの方がレスポンスが早いかなと思ったんでコチラに…

以前、ミカやんが村上龍さんの小説を読んでるって聞いたんやけど最近も読んでる?
自分も龍さんの小説を読もうかなと思ってるんやけど、短編の中からオススメがあれば教えて下さい♪♪
Unknown (ミカ・ラウド)
2006-09-11 19:19:32
>>Cloud9さん
さすがにあと二回ぐらいで終わると思いますw
一回にまとめる才能と時間がないんですよねぇ…。

>>ケンジやん
ドラゴン村上氏の小説は、もう10年ぐらいちゃんと読んでなかったりする…『イン・ザ・ミソスープ』が最後かな。サッカー絡みのエッセイは今でもよく読みますけどね。しかも短編は読んだことないのだ。
比較的短くて好きなのは、『海の向こうで戦争が始まる』。『限りなく透明に近いブルー』よりこっちの方が面白いと思う。

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