United Minds (Strikes Back)

2013年に解散した電子音楽ユニット、SpiSunのWeblog“United Minds”跡地

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Madness,madness,they call it madness...(前編) 〔by ラウド〕

2006-08-15 22:09:36 | Music

 

(続き)

完璧なオープニング。そして、7人の悪オヤジ達!
といっても、ギタリストで最年長のクリス“クリッシー・ボーイ”フォアマンが参加していないのを知っていたので、サポートのギタリストは若い。よって“6人の悪オヤジ達+1”に変更。

そして、マッドネスのライブの始まりと言えば、これしかない。

“Hey you! don't watch that, watch this!

   This is the heavy, heavy monster sound

   The nuttiest sound around

   So if you've come in off the street

   And you're beginning to feel the heat

  Well listen buster, you better start to move your feet

   To the rockiest rock steady beat of Madness

   One step beyoooooooond!!!!!!!!!!!!!”

お馴染みの前口上をコーラス&ダンスのカール“チャス・スマッシュ”スマイスが叫び始めるや否や、観客がすぐに続く。いつもCDにあわせて言っていたこの台詞を、今日は本人とコールしているという、信じがたい現実。
スカに止まらず英国ポップ史に名を残す1stアルバム『One Step Beyond...』のタイトル・チューンでありオープニング・チューンであるこの曲で、最初からバンドもオーディエンスもフルスロットル。ナッティ・サウンドに満たされた「House of Fun」と化すのに時間はかからなかった。

しかしよく見ていると、サックスのリー“キックス”トンプソンがやたら若くて男前だ。髪の毛もフサフサ。明らかな別人。“オリジナル・メンバー7人での来日”という触れ込みは、残念ながら誤っていたようだ。とはいえギタリストもサキソフォニストも巧かったんで問題はありませんでしたが。とはいえ、ここはキッチリ“5人の悪オヤジ達+2”に変更。

最新カバー・アルバム『Dangermen Sessions Vol.1』の曲を挟みながら、珠玉のスカ&ブリット・ポップナンバーが続く。恍惚とするまもなく、オーディエンスも体を動かしながら大合唱。もう、これは合唱なんてものではなく、フットボール・スタジアムにおけるチャントそのものだ。

このスタンスでいこう、というのは、僕の中では最初の再結成ライブ盤『Madstock』の存在があった。あれにおける英国男子の声の出方たるや半端なものではない。最初から最後まで歌いっぱなし。マッドネスのライブはこうあるべきだ、と物語っているかのようだ。確か、この時はあまりの盛り上がりで会場付近では地震を記録したという逸話もある。ならば渋谷にも地震を起こしてやろうぜ!ぐらいの気概で楽しむ面々。

とにかく暑い!熱いから暑いんだな。汗だくでぎゅう詰め。他の人間の香水やら体臭やらも自分に移ってしまう。それでなくとも僕にはビールかかってるからね。それでも皆ひたすらニコニコしていた、そんなライブ。

 二曲目からはこんな感じ。

Girl Why Don't You?『Dangermen Sessions Vol.1』収録)
いきなり新作カバー・アルバムから。去年出た割りに聴いている人は少ないようで、少し静かになる。僕は歌詞がわからないなりに歌う。

My Girl(『One Step Beyond...』収録)
こちらはテンション大爆発。トレイシー・ウルマンにもカバーされた名曲。オープニングの「One step beyond」とこの曲がつながってたら泣いたのになぁ。リーダーでキーボ-ディストのマイク“ムッシュ・バルソ”バーソンのピアノも冴え渡り、場内大合唱。

Keep Me Hanging on(『Dangermen Sessions Vol.1』収録)
これもカバー・アルバムから。元の曲(ダイアナ・ロス&シュープリームス?)が有名だからか、新作の中では一番盛り上がった。
サビのコーラスに合わせ「Uh~Uh~」の合唱。レゲエに転化させたアレンジといい、楽しいナンバー。

Embarrasment(『Absolutely』収録)
再び大爆発。2ndアルバムからのナンバーで、既にスカに止まりきらない音楽性を見せ始めている人気曲。とにかくメロがいい。当然皆大声で歌い、踊る。いい体験をしているなぁ、としみじみ思う。

Tommorow's Just Another Day(『Rise and Fall』収録)
ブリティッシュ・ポップを極めた4thアルバムからのチューン。全体にイギリスらしいグレーな曲が並ぶ作品中でも、イントロから寂しげ。といえお構いなしで盛り上がり、決めのフレーズであるタイトルを全員叫ぶように歌う。ロンドンの憂鬱な日常を連想させるような意味でもお構いなし。チャスが客席を煽る煽る。

The Sun and Rain(シングル、ベスト・アルバム等編集盤のみ収録)
楽しい曲なんだけど、残念ながら知らない曲だったのです。オリジナル・アルバムしか持ってないからなぁ。周りは相変わらずノリノリで、「とぅるるっとぅるるっとぅるるっとぅっとぅっ~」の大合唱だったんですが、正直乗り遅れた感があり悔しい。終わり頃にはボーカルのグレアム“サッグス”マクファーソンとチャスが「雨に歌えば」を披露するサービス。シングル・ボックス注文したので勉強します。

The Prince(『One Step Beyond...』収録)
2-Toneレーベルからの、記念すべきデビュー・シングル(この後、スティッフ・レーベルに移籍)。同じ盛り上がりでも、やはり初期のものはややヒステリックというか“狂気”が増すというか。皆初期のややとんがっていてやさぐれていたナッティ・ボーイズを愛しているんだな。思えば、昔はこの曲にあわせてチャスが激しい踊りを披露していたのだが、オヤジになった今は動きのキレはあまりないのであった。でもよく動いていたな。

Shut Up(『Seven』収録)
日本での代表作となった3rdアルバムからのシングル。後のブリット・ポップに与えた影響が笑っちゃうくらいわかる素晴らしいポップ・ナンバー。サビのチャスの「1!2!3!」は悲鳴に近い合唱。テンポが変わるスパイ映画風のギター・ソロが、生で聴くといっそうかっこいい。サポート・ギタリストの人、いい仕事してました。クリッシーのプレイを愛情込めて再現。今、マッドネスで一番好きな曲かもしれない。

Yesterday's Men(『Mad Not Mad』収録)
第一期の活動の区切りとなる、事実上のラスト・アルバムからの曲。このアルバム自体が入手困難で、ようやく手に入れたのがライブ当日…結局聴けずに行ったんですが、何だか初めて聴いた気がしない落ち着いた佳曲でした。確かその場で口ずさんだ記憶もあるし。

I Chase the Devil a.k.a. Iron Shirt (『Dangermen Sessions Vol.1』収録)
ここでまた新作から。前曲からの流れで皆さんすっかり落ち着いてしまった。まぁここまで激しく突っ走ってきたから、ちょっとクール・ダウンするのもいい。僕としては、ムッシュ・バルソがシーケンスっぽい音を出しているのを夢中で見ていた。でも『Dangermen Sessions Vol.1』、結構いいアルバムだと思うけどなぁ。欲をいえばスカ・クラシックスの「John Jones」や、キンクスのカバーでレゲエ/スカ以外のルーツを見せてくれた「Lola」あたりをこのアルバムからやってほしかった。

 

(本当に4部構成になってしまった…まだまだ続く)

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4 コメント

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Unknown (Cloud9)
2006-08-24 16:09:26
マッドネスへの熱い思いが伝わる檄文でございますな~(笑)まだまだ続くとありますが、これ以上の檄文になるのでしょうか~(苦笑)
Unknown (ミカ・ラウド)
2006-08-24 19:44:11
いやいや、二回に収まらなくなっただけですんでw
Unknown (J Harrison)
2007-08-17 17:26:48
「明日は明日の風が吹く」
この明らかに捏造された訳詞を掲載するとはどういうつもりなのか。
バンドにもブログにも格がある。
心に刻むべきではないか。
Unknown (お詫び)
2007-08-21 00:14:52
このたびはマッドネス様の歌詞に関し、誤った解釈の訳を記者の独断で載せてしまい、関係者一人に多大なるご迷惑をおかけしてしまった事を心から謝罪申し上げます。
今後はこのようなことがないように云々かんぬん ふんてこわ

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