ISOな日々の合間に

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「ローマは一日にして成らず」その2 その頃の日本

2006年02月23日 | お楽しみ
17:00、都内の某機械装置メーカーの審査が終了。昨夜は審査準備に十分時間をかけたので、日本代表とインドとのサッカー対戦のTV中継を観るチャンスが無かった。大好きなMF小野伸二(浦和)選手が大活躍したらしい。彼のプレーを観られなくてとても残念。怪我から復帰して漸く復調してきたようで、今後の活躍がおおいに期待できる。

帰宅するとコンサル顧客から今日の受審結果のFAXが入っていた。そちらの会社も今日別の審査機関の審査を受けたので、その結果を知らせてきた。本来なら、その審査に当方が立ち会ってあげるところでしたが、生憎、当方も審査に従事しなければならず、立ち会ってあげられなかった。軽微な不適合が数件あったが、何とか自分たちで対応できるといっている。自力が付いてきた証拠です。コンサルとしても嬉しい発言です。

さて、今日「ローマは一日にして成らず」(上)を読了。
前753年、一人の若者ロムルスと彼に従う3千人のラテン人によりローマは建国された。7代続く王政の下で国家としての形態をローマは整えてゆくが、前509年、共和政へ移行。その後、成文法制定のために先進国ギリシアへ視察団を派遣する。
「ローマは一日にして成らず」(上)の帯から

一方、ギリシアは紀元前二千年前後にクレタ島に始まり、前1250年前後にはテッサリア王アキレスがトロイを破る。紀元前800年前後にはポリスと総称される都市国家の時代に入り、前776年には第1回のオリンピア競技会が開かれる。そして前336年から323年の間にアケドニア王アレキサンドロスが大遠征を敢行。

この時期は、ほぼ日本における弥生時代前期(紀元前8世紀から1世紀)の前半に相当するが、島国ゆえ外敵からの軋轢に晒されること無く、反面、外部に影響力を及ぼすことも無く、文明の進化も緩やかだった。勿論、都市国家なども形成されていなかったのでは。

但し、神話上では様子が異なる。日本の神話上の初代天皇は神武天皇であり、紀元前660年 - 紀元前585年まで76年間在位したとされる。

この頃まだ文字をもていなかったので、結局のところ、定かなことは分からないままである。

ギリシアにしろローマにしろ、繰り返される侵略、戦争、内紛、政争そしてそれに伴う多くの犠牲を出しながら国家体制を整え、確立してゆく様に興味が尽きない。
第2巻へ。