月の岩戸

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アラドファル・2

2017-07-14 04:14:24 | 詩集・瑠璃の籠

勇気とはこうやればよい
自分を消して
自分をイシツブテのようなものにし
燃え盛る火の地獄に
放り込むのです

このできる自分というものを
崇高な神の道具とし
何も考えずに
ぶつかってゆくのです

あとがどうなるかということは
ほとんど考えなくともよい
何かが起こって来れば
自分で何とかすればよいのです

大事なことは
全身が愛に染まっていることだ
自分というものが
まるごと叫びになっているほど
愛に燃えていることだ

何も考えなくてよい
すべては神がおやりになるだろう
わたしは
死ねばよいのだ

あらゆることをなし
時代を切り開き
深更を越えて
朝を迎えたとしても
誇ってはならない
すべては神がおやりになったこと

勇気は奮い起こすものではない
自分を
神の中に
捨てることです




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