神を馬鹿にし
神の創ったものを馬鹿にするのなら
おまえは神の世界から
出てゆかねばならぬ
神の創ったもののない
あふれるほど馬鹿ばかりがある世界で
おまえは
神の修行をせねばならない
痛ましいぞ
人間の修行をせず
一っ跳びに
神の修行をせねばならないのだ
神は常に
みなの幸福を考える
みなの幸福のために
あらゆることをやる
惜しまずに愛を注ぐ
自分のことなどほとんど考えない
馬鹿なやつにも
低級な奴にも
下僕より額を低くして
尽くさねばならぬ
阿呆みたいな女の
尻を拭いてやらねばならぬ
猿みたいな男の
口を吸ってやらねばならぬ
汚いものを
すべて食うてやらねばならぬ
阿呆よ
阿呆よ
まごうことなき阿呆よ
おまえはその
神の修行をせねばならぬ
神を馬鹿にして
神をおろそかにして
神の世界をすべて奪おうとして
神になろうとしたからだ
やんごとない人間のように
人に敬われることは
二度とあるまい
神というものは
敬われるものではない
霞の向こうにいて
常に煙たがられているものだ
それでもすべてを愛さねばならない
阿呆よ
まごうことなき阿呆よ
神の真似をせねばならない
おまえはもう
すぐに神にならなければならない
阿呆よ
