コンパッソ税理士法人のブログ

プロフィール

最新記事

カレンダー

バックナンバー

カテゴリー

 「色彩戦略」という言葉をご存知ですか?
これは、ビジネスや政治活動などの場面で、色の効果やイメージを利用して、優位に持って行く方法です。
私達の周りにはたくさんの色があふれ、私達にいろいろな影響を与えています。色はそれぞれのイメージを持っています。例えば黒は、高級感や重厚感など格調高いイメージです。注意喚起や必要なことを赤や黄のデザインで目立たせることもできます。必要な店舗や商品パッケージは色の効果を使って、消費者に向けて視覚的アピールや、商品の特徴を伝える役割があります。更に、ブランドカラーも重要です。色でブランドのイメージを固定します。商品を探すときの目印にもなるため、パッケージのデザインは変えてもイメージカラーは固定のまま、ということがよくあります。
 
 特に、競合商品との品質に差がほとんどない現在では、商品のイメージや、いかに人目につくかが重要になります。マーケティングの世界では「4大販売色」といわれる色があります。それは、赤・青・白・黒の4色。この4色は、自然と人の目を引く色で、大ヒット商品には必ずといっていいほど、これらの色のどれかが使われています。この4色がパッケージに使われていると、注目度が高くなり、売れる確率が上がるのです。商品のカラーバリエーションも、この4色から広がっていきます。

 4大販売色の中で疲れているときに効く色、青の特性をご紹介します。
仕事が忙しいとき、落ち着いたブルー系の色に惹かれるなどという経験はありませんか?
人は、青色を見ると、セロトニンというホルモンが分泌されてリラックス効果が得られます。そして、眠気を誘う色です。セロトニンは、眠りに導くメラトニンというホルモンが作られる材料になります。そのため寝具は、淡い青を中心とした色にすると快適な睡眠が期待できるそうです。しかし、青には体感温度を下げる作用もありますので冷えやすい体質の人には、身体を暖める作用のある、淡いピンクなどの暖色系の寝具がおすすめです。
また、青は犯罪を防止したり、自殺を防いだりする効果があるといいます。
事例として、英・スコットランドの首都グラスゴーでは街の明かりをオレンジから青に変えたところ、犯罪が激減し、世界中から注目されました。そこで、日本でも2005年に奈良県警が主体となり、市内の一部の街頭を青い光に変えてみたら、犯罪率が減ったという結果が得られ、この結果が報道されると全国の自治体に青い光の防犯灯が広まったそうです。
 さらに、青い光には人の精神を落ち着かせる働きがあるということで、自殺を減らしたいと考えていた京浜急行では、2008年に横浜の弘明寺駅ホーム端のライトを青に変えたところ、自殺件数が減りました。そこで2009年から山の手線のホームでも端のライトを青に変えて自殺を防ごうとしているそうです。
逆に、海外のデータですが、青い車は交通事故率がトップという報告があります。赤い車に比べて、3倍も事故に巻き込まれやすいそうです。青い車は、実際の位置よりも離れて見えるため、近くに見える赤い車より、他の車にぶつけられたり、飛び出し事故につながりやすいと考えられています。

 色について調べていくうちに、多くの事を知りました。例えば日本では江戸時代に他の色にグレーを混ぜたグレイッシュのバリエーション(利休鼠等)が100色以上誕生し、その微妙な雰囲気の違いが「粋」だとされたそうです。利休鼠なんて名前を考えた私達のご先祖様達はユーモアがあったのですね。

 参考図書:人生が豊かになる色彩心理 ナツメ社 宮田 久美子


千葉流山事務所 吉田和美


 読み終わったらクリックをお願いします
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )