風の旅人 西村一広 Sailing Diary

海とセーリングだけの人生で考えたこと、悩んだこと、感動したこと、学んだこと、あれやこれや。

Surfing by Sailing その後。

2013年06月11日 08時42分45秒 | 西村一広風日記
先日のブログで紹介した
ハワイの人たちの激走セーリング。
その後の写真が、カゥアイ島のアツシさんから送られてきた。



マストステップが真っ二つに。

ここまで激しく艇をプッシュしながらも、
カヌーを転覆させない人たち。

同じ太平洋に住む民族の一人として
負けないように頑張ろうっと。

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6月9日、相模湾

2013年06月10日 06時23分15秒 | CompassCourse業務日報



逗子のMオーナー艇でセーリング・コーチ。




稲村ケ崎の沖で
かつての逗子の強豪レースチームG'NETが
この日はアンカリングして釣りの技を磨いていたので
マーク回航の練習に使わせてもらう。
ありがとう。




この日のMオーナーのステアリングの練習テーマは
ジェネカーでのジャイブの、丁寧かつ正確な操船と、
ジャイブ後の素早い加速。
この日一日の練習で、
Mオーナー、この技もほぼゲット。

この日クルーに志願してきたのは、
大学ヨット部の後輩に当たる、大学院1年生のS君、24歳。



ワタクシと同じく、福岡県出身。
ワタクシが学生時代を過ごした東京下町の学生寮で暮らしている。



高校・大学でFJ、470、スナイプに乗ってきたS君にとっても、
ジェネカーは初体験。




ワタクシとコンビを組みながら、
ジェネカーのホイストとテイクダウン、
トリムのコツ、ジャイビングを覚える。
次々とテンポ良く質問してくれて、
それに対する答えを注意深く聞きながら
ぐいぐいと知識と技を吸収していく。
嬉しい。


前日、同じく福岡県出身で、
このゴールデンウイークに海で命を落とした先輩を
「偲ぶ会」があった。
会が始まったばかりのところで電話で急用が入って
そのまま退席してしまったが、
この先輩には、社会人になったばかりの頃から
大変にお世話になった。

ワタクシのごく個人的な分析では、
安全装備に落ち度がなかった先輩が
ハーネスで艇と繋がったまま
溺れ死ななければならなかった遠い原因は、
途中の説明を端折るが、
日本の若者の海離れ、セーリング離れだ。

いろんな艇のオーナーの協力をいただきながら
日本の若者たちを、再び海に、セーリングに、
引っ張り出したいと願う。

自分が乗る艇の上で、
逞しい日本の若者たちがキビキビと動き、
艇がスムーズに、スピーディーに走るのを、
目を細めて見ていられるような、
そんな日が来ることを願う。



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低気圧接近中

2013年06月07日 03時07分10秒 | 西村一広風日記
夕方、歩いて逗子のプールへ。
低気圧接近を前にして、穏やかに凪ぎた海。



木造和船。江の島。富士山。

「和」だなあ。



着いてみたら、プールは清掃休館。
そうだった。忘れてた。

来た道を引き返す。
いい散歩だったと思うことにした。


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Surfing by Sailing

2013年06月06日 06時40分48秒 | 西村一広風日記
ハワイの人たちの、
カヌーによるセーリングレース。
パドリングだけでなく、セーリングの腕もピカイチ。
今年のアメリカズカップで使われるカタマランも、
元をたどっていけば、この人たちの祖先が発明したもの。
同じ太平洋に住む人間として
この人たちのことを誇りに思う。

動画でどうぞ。



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LAGOON 400 S2 とAmerica's Cup

2013年05月31日 08時42分21秒 | CompassCourse業務日報
いきなりだけど、トイレから。


photo by Yuji Futami / KAZI


そしてユーティリティー・ルーム。


photo by Yuji Futami / KAZI


ステップを上がって、メインサルーンへ。


photo by Yuji Futami / KAZI


メインサルーン&ダイニング。


photo by Yuji Futami / KAZI


メインサルーンの上に、ドジャーで囲われた操縦席。


photo by Yuji Futami / KAZI


先日浦賀のマリーナ・ヴェラシス沖の東京湾で試乗した
LAGOON400S2。
Kazi誌8月号(7月5日発売)に試乗記掲載予定。



photo by Yuji Futami / KAZI

デッキでセーリングを楽しんでいる約2名と、
メインサルーンから続くサンルームで、四方山話にふける約3名。
同じ船の上にいながら、それぞれが快適そうに
まったく異なる2種類の時間を過ごす5人の人たち。



photo by Yuji Futami / KAZI


セーリング性能も、侮れない。
姿形からは想像しにくいほどのスピードで走る。
ある程度以上の風があると、セーリングそのものも楽しい。


photo by Yuji Futami / KAZI


それも、ある意味当然ではある。
このLAGOON400S2のデザイナーは、
今年のアメリカズカップ防衛の重責を担う、こんな艇も設計しているのだから。


photo by Oracle TeamUSA



photo by America's Cup Even Authority / Gilles Martin-Raget


そろそろレポートを書き始めないと、
来月もまた担当編集者に迷惑をかけちゃうな。
どの艇も、セーリングはえっらく楽しいんだけど、
原稿書きとなると、えっらく苦手なんだよなあ。


photo by Yuji Futami / KAZI
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2013年度最初の体験セーリング@お台場 TeamNishimuraProject

2013年05月29日 09時05分35秒 | 西村一広風日記


毎月第4日曜日の、
恒例になってきたTeam Nishimura Projectの
『親子で体験セーリング@お台場』
(協賛 : 株式会社ゴールドウイン & HELLY HANSEN)

今回集まってくれたインストラクターは、12名。



いつもありがとう!

そして参加者の皆さんも、
いつも素敵な笑顔をありがとう!







セーリング中の皆さんの笑顔を見ると、
このイベントを続けるための苦労も吹き飛ぶ思いです。











この日は、
サバニ『かぎろひ』での沖縄・座間味遠征を
一ヶ月後に控えたメンバーは、
セーリングの合間を縫って、
慣れないパドリングも練習。





3月に沖縄から持ち帰ったエーク(サバニ用パドル)を持参して、





漕ぎまくり。











帽子が飛んじゃうくらいのスピードも出せた。




スタッフのみんな、いつもありがとう。
来月もよろしく!






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Laser SB20

2013年05月11日 09時21分26秒 | CompassCourse業務日報
昨日は、Laser SB20での練習。
前の艇の時代から、うるさいわ厳しいわ毒舌だわのワタクシのコーチに耐えて下さっているMオーナー、



お世辞ではなく、ここにきて急激に、大変上達しました。
素晴らしいです。嬉しいです。感激です。
ティラーの持ち方がカッコ良くなった。膝のそろえ方がカッコ良くなった。
まずはヨットはカッコ良く乗らなきゃ、ですね。



この日は、ジェネカー艇初体験の18歳の青年K君も、クルーワークの練習。



数時間休みなしに練習したので、最後は疲れて呆然としていたけど、



上がった後は、「楽しかったです。また乗せて下さい!」
とMオーナーにお願いしていました。
めでたし。



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Elan 210

2013年05月09日 04時35分00秒 | CompassCourse業務日報
今週月曜日に乗った帆走艇はElan 210。


photo by Katsuhiko Miyazaki / Kazi


全長は6.34mとコンパクトながら、大変ゴキゲンな艇でした。


photo by Katsuhiko Miyazaki / Kazi


オーナーとご家族ご友人とのコンビネーションも最高で、
相模湾に吹き込んできた強めの南南西風の中、
文句のつけようのない、楽しいセーリングだった。


photo by Katsuhiko Miyazaki / Kazi


コクピットはこんな感じ。
オプションで張ったチークがいい感じ。


photo by Katsuhiko Miyazaki / Kazi


船外機はコクピット床下に収納されていて、


photo by Katsuhiko Miyazaki / Kazi


セットも簡単。


photo by Katsuhiko Miyazaki / Kazi


コンパクトなこの艇の中には、
1週間程度のクルージングにも必要十分な容積と装備のインテリアもあり、


photo by Katsuhiko Miyazaki / Kazi


それぞれのバースの長さも充分。


photo by Katsuhiko Miyazaki / Kazi


ツインラダーのおかげもあって、
波さばきのステアリングにも、クイ、クイ、と可愛く反応する。
艇がチビッこいこともあって、「愛おしい」、なんても思っちゃう。


photo by Katsuhiko Miyazaki / Kazi


photo by Katsuhiko Miyazaki / Kazi


来月6月5日発売のKazi誌で
もう少し詳しくレポートさせていただく予定です。



photo by Katsuhiko Miyazaki / Kazi


photo by Katsuhiko Miyazaki / Kazi


明日は、Laser SB20 でセーリング・トレーニング予定。
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嘉永7年 寅

2013年05月07日 15時53分41秒 | 西村一広風日記
セールナンバーJPN6630、
かぎろひという名のこの艇のセットアップと、艤装のために





ここのところシーボニア通いが続いているのだけれど、
昼休みに、ひなびた漁村の小網代の海辺に腰を降ろし
のんびりと弁当を食べ、コーヒーをゆるりと飲むのが
その作業の合間のちょいとした楽しみ。



天気のいいある日。
食後の散歩に小網代湾の奥まで足を運んだついでに
白鬚神社に参拝。



小網代には、ここに係留していた社会人チームの艇に乗せてもらいに
学生時代からよく通ったけれど、
この神社の鳥居をくぐるのは初めてのこと。



かなり年期の入っていそうな狛犬に目を奪われ、近寄る。



製作時の年号の刻印が薄く残っている。



嘉永7年 寅 九月吉日
と読める。

嘉永7年9月。
どれくらい前のことなのか分からないので調べてみると、
嘉永7年は、西暦で言えば1854年。
1854年と言えば、アメリカズカップの歴史が始まった1851年の3年後。
今から159年前!
えーっと、ちょっと関係ないし、ちょっと記憶が不鮮明だけど、
1854年はルイ・ヴィトンさんがパリでかばん屋さんを開業した年でもなかったかな?

そして、小網代のすぐ近くの浦賀に、ペリー率いる黒船がやってきたのは、
その前年の嘉永6年。

小網代湾の奥に、人知れず存在する白鬚神社は、
そのような古い時代から存在する神社だったわけですね。

さてと、仕事に戻りましょう。











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3月末日 横浜港大黒埠頭

2013年03月31日 14時06分49秒 | 西村一広風日記


3日間、まだ桜の咲かぬ山に籠って
ここのところ脳細胞を煩わせている煩悩にサヨナラしたあと、
クルマを飛ばして横浜港、大黒埠頭へ。



待つこと数時間。
日が落ちた埠頭に、ニュージーランドからの船が着岸。

その日、深夜の荷役には立ち会えなかったので
翌日、対面。



無事で何より。



長い船旅、お疲れさま。



昨年4月第1週の建造開始から丸1年。
船主さま、おめでとうございます。


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3月28日 

2013年03月29日 02時15分53秒 | CompassCourse業務日報


夜明け前から書類を作り、
午前中は役所を回り、



午後は親しくもない人たちと電話で交渉ごとを何件も。

言葉の使い方は変かもしれないけど
『のれんに腕押し』『糠に釘』、のような
自分には馴染まない、中身の薄い、スカスカした一日。

なので、バランスを取り戻しに海岸へ。



コーヒーを飲むつもりで座ったテラス席から
透明度の高い海を見おろしたとたん
口が勝手にワインを注文。



海外旅行中のお隣のNさんに代わって、
夕陽の定点観測。



漁船が一隻帰りを急ぐ。



相模湾、2013年3月28日のおしまい。



どちらさんも、お疲れさま。



あれ? さっきの漁船はまだ操業中の様子。
航海灯は点けなくていいのかな。



ま、いいかそんなこと。








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空の散歩日乗

2013年03月13日 00時49分30秒 | 西村一広風日記


孤独な、深夜バージョンの仕事を始める前に、
ついさっきまでの昨日の日乗を記録。

2年前の震災の日ことを思いながら過ごした翌日の
昨日3月12日は
なんだか少ーし、達成感の薄ーい一日だったけど、
ま、こういう日もあります。

関西まで、飛行機に乗って、
評判のラーメンを食べに行った、
と思えば、さ、多少はしゃれにもなるやろか。
かつての戦友のような、懐かしい人たちにも会えたし、な。

ここはポジティブに、美しいニッポンの国土の一部を
2013年3月12日に空から見てみました、という
写真記録を残すことにしよう。
これから先、ニッポン上空の空気まで汚され始めたら、
次世代が見ることができなくなる貴重な光景にもなるかもしれないし。

羽田から飛び立ったANA141便は、空港上空で左旋回してまずは南下開始。
電子機器スイッチオンの許しが出たので、早速パチリ



さっきクルマで通ったばかりのベイブリッジと、翼の下に富士山。
あれれ、今日はなんだかいつもより南へ下がるぞ。
三浦半島の住人へのサービスかな。



三浦海岸が見えてもまだ南下。
三浦半島南端部の、劔埼(手前)と向こう側に城ヶ島。



三浦半島南端を回り込むようにして、やっと西に針路を向けはじめる。



西方向に向かう飛行機の右側の窓から、三浦半島全景を見るのは初めてかも。



7時47分。三浦半島付け根の葉山町では、
こどもたちがぞろぞろと小学校に向かって歩いている時分。



いつもは窓枠の下ギリギリに見える江ノ島が、あんなに遠い。



箱根駅伝の芦ノ湖と富士山。



こうして見ると、
芦ノ湖から、大湧谷、強羅、宮ノ下くらいまでを含む部分は、
外輪山のような箱根の山々に囲まれた噴火口部分だったみたいだな。



この火山の全体像は、活動全盛時は富士山よりも大きかったように見える。



お、沼津と駿河湾。



富士山の右に見えるのは、山中湖、かな?



ハワイからの乗り継ぎらしい外国人のおばさんが
富士山を見たそうにしていたので、ここでしばらく窓をゆずる。



三保の松原の清水と富士山のツーショットで、朝の富士山にお別れ。

和歌山県と大阪府の県境の向こうに、
大阪湾に浮かぶ空港島が見えて、
1時間の朝の空散歩、無事終了。



いつもは到着予定時間より
ほぼ必ずと言っていいくらい遅れるANA141便だけど、
この日は定刻よりも5分早く着陸。パチパチ。
偏西風が弱かったのかな?

午後の帰り便は、
ANAと共同運行のスターフライヤー。



経営に北九州市が加わるこの会社の飛行機に乗ると、
故郷小倉の情報満載の機内誌や、
透視能力がある男・トビーのドキドキビデオドラマか、
コウケンテツさんの料理ビデオが見られるので、
とても楽しみだったんだけど、



機内誌に北九州の記事なし。
コウケンテツさん料理番組は終了してしまっている模様。
しかも、ビデオプログラム、機械の不調で動かず。



ま、ANA便では不味いインスタントのことが多いコーヒーが
スターフライヤーではタリーズのコーヒーが、
しかも美味しいチョコ付きで飲めるので、オッケー♡

堺市上空。



仁徳天皇陵が見える。
チームニシムラプロジェクトの初期の活動に
すごくお力添えを下さったチャーリー高橋さんのお墓があるのは、どのあたりかな。

緑深い紀伊半島の山を越え、
伊勢湾から、



三河湾へ。
遥か遠くにうずくまるように、木曽の御岳山。



おー、蒲郡。
おー、大島。
おー、竹島。
市会議員のゴリー、仕事してるかぁ?
頑張れよー!



おー、先週セーリングした、出光マリンズ三河御津マリーナ沖。



おー、青春時代に小型艇の修行を積んだ浜名湖。



おー、再び三保の松原(見えないけど)と
富士山のツーショット。



田子ノ浦(あたり)と富士山。





飛行機は伊豆半島にさしかかり、



半島を越えて、相模湾上空へ。



ここまでの海は凪ぎていたのに、相模湾は南風が吹いてるぞ。
葉山はきっと砂が飛んでるなあ。
昨日、家の砂掃除やったばっかりなのになぁ。

伊豆大島上空で洲崎に向かって針路を変えながら、



飛行機が一気に降下を始めると、
富士山が急に立体的になってきて



地平線よりも高くなる。



手前、房総半島、向こうに三浦半島、遠くに伊豆半島と富士山。



ニッポン、だなあ。

ついでにちょっと、水墨画風にして見てみる。



ふーん。自分たちが暮らしているのは
こんなにきれいなところなんだな。
次世代のためにも、大切にしなければなりませんね。

アナウンスに従って電子機器のスイッチを切って、
飛行機は無事着陸。

駐機場までの道々、ぼんやり飛行場の景色を見ていたら
いままで気が付かなかったけど、
まるで人目に触れるのを恐れるかのように
ターミナルから遠く離れた駐機場に、
ボーイング787が何機も並んでいる。

ちょっと前まではあんなにもてはやされて、
人気絶頂だったのにねえ。
今は、こんなに冷遇されちゃって。
自分の責任じゃないのにね。

人生、何があるか分からんね。
でもこれで終わりじゃないさ。
復活の日を待ってるぜ。

























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2013年03月12日 04時04分28秒 | 西村一広風日記
遠くに富士山。
ただいま、本州島。



沖縄から羽田を目指すANA便は、
まずは本州の御前崎にとっついてから
石廊崎、三原山、洲崎を結ぶルートに乗った。



御前崎。
遠州灘の御前崎沖だけが吹いていて、駿河湾の中は凪ぎ。

昔々、サムタイムワールドカップという
ウインドサーフィンの世界大会のレース運営を請け負っていたとき。
レース運営艇として雇った漁船に乗って
べた凪の中を沖で風待ちをしていた時に、
御前崎の漁師さんが言った言葉。

「あと1時間すると潮が変わって上げ潮になるから、
今日南西が入るとしたら、その時間になってからだな」



そうして、その時間になると、
上げてくる潮に乗るようにして
沖から20ノットオーバーがどかんと来た。

気象学を学んだ商船学士を気取っていた自分は
気圧傾度や温度差だけからは風は正確に予想できないことを知って、愕然とした。



べた凪の駿河湾から相模湾に入ると
こちらは結構な風が吹いている。
同じ気圧配置の中にあっても、
半島をひとつ越えると風の吹き具合も変わる。
なんでかなあ。

そうして、お隣の東京湾に入ると、
この風が吹いてないことも、よくあることなんだよね。

天気図や温度差からしか風を予想していないお天気サイトが
海に吹く風の予報を外しまくるのは、ある意味当然のことなんだと思う。

本日はこれからANAの朝一便に乗って関西。

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沖縄 糸満うみんちゅ工房

2013年03月09日 06時48分03秒 | CompassCourse業務日報


写真で見たり、話に聞いていたりしたけど、
サバニの舷側板(ナカングア)を曲げて行く作業を
初めて目の当たりにした。



沖縄独特の鍋、しんめいなーびに水を入れ、
サバニの材料になった飫肥杉の端材をくべて
大量に湧かして沸騰した直後のお湯を掛けながら、



ジワジワと、ジワジワと曲げて行く。
この作業を急ぐと、板が割れる。



前の日に、生まれて初めてサバニに触れ、乗ったばかりの、



東京で生まれ育った18歳のリョウタが、



その作業を食い入るように見ている。
プラスチックでできたヨットには子どものころから乗っているが、
木でできた船に乗ったのは昨日が初めてだし、
木が船に姿を変えていくのを見るのも、
この日が初めてだ。



サバニレース強豪チーム源丸キャプテンの
大城敏も、お湯を掛ける。



半日掛かけて、ジワジワ、ジワジワと



船大工・大城清さんが
彼の頭の中にある図面通りに
宮崎県から運ばれてきた飫肥杉をサバニの形に変えていく。




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沖縄 3

2013年03月06日 09時04分07秒 | 西村一広風日記
夜明けを待って、座間味島の尼真漁港に行き、



船底の水漏れ個所をチェック。



前日に比べるとだいぶ良くなっているみたいだけど。



このサバニくんを作った船大工さんに、
修理の方法を聞く必要ありかも。

自分たちで埋め木ができる箇所は、
自分たちでコーキングする。



北風が強く、このメンバーで沖に出ると
遭難しそうだったので、



漕ぎのイメージトレーニングを
港の中で。



みごとに、バラッ、バラ。



練習を繰り返すうちに、きっと


全員のタイミングが合うようになって
エークの動きが揃うようになる。



そうなったら、
みんなで力を合わせてサバ二を漕ぐことが



すごく楽しくなり、感動さえ覚えるようになる。
仲間のことを尊敬するようになる。

自分がこのチームにいることに
誇りを覚えるようになる。



それが何年先のことになるか分からないけど、
そうなるまでの過程を楽しみたい。




サバニ練習の休憩がてら、
クジラが見えないか、
みんなで見晴し台まで上ってみる。



この日は外洋は時化ていて、
白波の中の、どれがクジラの潮吹きなのか、
分からず。



古座間味浜まで行って、
サバニレースのスタートの様子を
みんなにイメージしてもらったあと、



高速船で那覇に戻り、
プロのシーカヤックガイドの大城敏さんに案内してもらって、
糸満のうみんちゅ工房へ。



糸満の船大工・大城清さんが造っているサバ二が、
この日は側板の曲げ工程に入る予定。

(続きます)
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